ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

ちいチャン物語177「自然がオモチャ」

2020年01月28日 19時29分49秒 | 日記
ちいチャンの町の子供たちは、
ほとんどオモチャを持っていません。
お手玉や、おはじき、メンコ、コマはありますが、
おもちゃ屋さんで売っているようなオモチャは、
ほとんど持っていません。
それでも、子供たちにたいくつな時間はありません。
目の前に海があり、後には山があります。
海や山は、毎日姿を変えるので、
いつも、新しい発見があります。
川も、狭くなったり広くなったりと姿を変え、
季節によって、生き物が変わって来ます。
山は、子供たちの探検の場所であり、
食材の収穫の場でもあります。
クルミ、栗、アケビ、木の芽。
そして、道端の草や小枝は遊びの工作の材料になります。
葉っぱの小舟を作ったり、小枝のパチンコを作ったり。
女の子たちは雑草で、おままごとのご飯を作り、小枝が箸になりました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ちいチャン物語176「雨漏り」 | トップ | ちいチャン物語178「ビン... »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事