ちいチャン物語

きまぐれブログ。
絵のない絵本のような、小さい物語です。

ちいチャン物語219「メンコ遊び」

2020年03月13日 19時29分16秒 | 日記

子供たちの間で、「メンコ」が流行っていました。
お店で売っている、10円玉ぐらいの大きさのメンコは、
何枚かがひとかたまりになっていて、
周りにロウが塗ってあります。
それを、一枚づつ剥がして勝負に使います。
周りがロウなので、一枚づつ剥がすのは簡単です。
ちいチャンは、学校の休み時間に、
お友達と、メンコ遊びをします。
机の端に、メンコを置いて、
手のひらで叩き出し、机の端まで飛ばすゲームです。
メンコを、一番遠くまで飛ばせた子が勝ちです。
メンコは、勢いを付け過ぎると飛び過ぎて、
机から落ちてしまいます。
弱い力で押すと、ほんの少ししか飛びません。
メンコを机の端に置く時にも、ちょっとコツがあるのです。
メンコを叩き出した時に、机の端ぎりぎりで止まるメンコの出し方です。
なるべく机より外側にはみ出させると、ピューっと遠くまで飛びます。
遠くまで飛び過ぎると、机から落ちてしまうので、
それを恐れて、少しだけはみ出させて押し出すと、余り遠くに飛びません。
手のひらの、どの部分で叩き出すかにもコツがあります。
指先近くを使うか、手首近くを使うか、です。
一番遠くまで、飛ばせた子が勝ちで、
対戦相手の駒をもらえます。
ゲームに強い子は、メンコ用の箱を持っていて、
中には、たくさんのメンコが入っていました。
コメント
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