GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

運営推進会議

2006年05月28日 22時10分03秒 | 介護のお仕事
4月に介護保険法が改正され、グループホームは地域密着型となりました。
そこで2ヶ月に1回、入居者や入居者の家族、地域住民の代表者(自治会長や民生委員)、市町村の役員、地域を管轄する地域包括支援センターの職員、事業所の職員で集まり、『運営推進会議』を実施するようにと厚生労働省からの通知がありました。

本日は記念すべき第1回。
3組の家族と3名の民生委員、そしてホーム長&フロア長×2+本社のSVが参加しました。

民生委員が『周りから見ると元気でしっかりしていて、何処が不自由なんだかピンと来ない。』と印象を述べると、家族が今までの苦労を切々と語る。

『認知症の母を家に一人にすることで、近所の人々、遠くの親戚とあらゆる人に迷惑をかけてきた。特別養護老人ホームは何年も待たないと入れないし、グループホームが出来たことで、母も私も救われた。』

『認知症の親と生活するために、仕事を辞め、自分の人生を犠牲にすることも考えた。一緒に死のうと考えたこともある。』

家族の苦労は本当に深刻なんだと思いました。

地域と密着し交流のある生活を送るには自治会などに加入し、“グループホームが地域にどれだけ貢献出来るのか。”(震災などが起きた場合、ベッドを何床提供出来る等、具体的に条件を提示する必要がある。)が求められると言うことです。

地域住民と入居者、そして家族にはまだ大きな意識の違いがあるので、すぐに上手く行くとは思いませんが、運営推進会議を有意義に実施して行く事で、入居者が本当に安心して生活出来る環境を作って行けるのではないでしょうか。

昨夜は徹夜で会議や展示物の準備をしました。(今日の昼までかかったなぁ・・・)
このような仕事をさせて貰えるのも貴重な経験ですね。
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