「丸亀製麺」を運営するトリドールが躍進している。
トリドールの名前の通り、もともとは焼き鳥店だった。
焼き鳥店を全国に広げて上場を目指していたが、
2005年度の鳥インフルエンザと道路交通法改正による飲酒運転厳罰化で、
焼き鳥路線を修正した。
そこで目をつけたのが讃岐うどんだったという。
お客様の見えるところに製麺機を設置し、
作りたての麺をゆで上げてセルフ方式で提供する。
「ぶっかけ」は280円。
あっという間に人気に火がついた。
トリドールは、この5年間で焼き鳥チェーンから讃岐うどんの最大手に大変身。
鳥インフルエンザという災いを逆手に取る決断の早さ、大胆さが
快進撃に結びついた。
何かアクシデントやトラブルがあったときにこそ経営者の真価が表れる。