古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

田水張り 百の畦道 あらはるる 健一句 (朝焼け棚田)(初の兄弟合作)

2016-06-20 06:33:53 | 絵と書


田水張り 百の畦道 あらはるる  健一句

弟の句です。

俳句をこよなく愛し、地元(郷里)の新聞に投稿、ちょこちょこ掲載させていただいているようです。

本作はその弟の句を絵にしたもので、初めての兄弟合作であります。

先日、妹からFAXが届き、弟の俳句が郷里の佐賀新聞(読者文芸・俳句)に選ばれた、との知らせ。

撰者先生の総評も添えてありました。

“田植えの忙しい時期を迎え、耕したあと、田に水を張ると景が一変する。

水田の外は畦だけが浮いたように見える。「百の畦道」がいいですネ”と。

郷里の佐賀は、棚田の景勝地が多く、県のHPによると、日本棚田100選のうち6地区が認定されているとのことです。

この句を絵にするにあたり、まず決めたのは、朝焼けの棚田に。

夕方でもいいけど“あらはるる”の句意からすれば、朝の方がベターかなと。

また棚田は南向きが一般的でしょうから、東西南北くるくるやると、結果、絵のような構図になった次第です。

絵として最も悩んだのは、明け方の、明暗の微妙な加減。

主題の情景はもとより、書も考慮に入れねばならず、その按配がむずかしいところでした。

いずれ、弟の俳句に、妹の書と、そして自分の絵という三人合作が出来ればと、ひそかに願っています。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紫陽花など(教室にて) | トップ | 額アジサイ(教室にて) »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mori)
2016-06-20 06:56:21
兄弟仲良くお元気なご様子は本当に羨ましいですね。仰る通り田植え後は情景が一変しますよね。それを畔で表現したのは上手いですね。それを受けてお兄さんが朝焼けを田んぼにも映してのどかな棚田の風景を良く表現されていると思います。私も3人合作を楽しみにしています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

絵と書」カテゴリの最新記事