古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

模写:フェルメール「手紙を読む青衣の女」

2020-08-31 07:00:06 | 人物
 17世紀のオランダの画家フェルメールの「手紙を読む青衣の女」を模写しました。画集「フェルメール」の解説によると、当時のオランダでは、通信網の整備によってできた手紙というツールは、今のインターネットの登場にも匹敵する出来事だったようです。彼はその「手紙」をテーマにした絵を6点ほど描いているようですが、私はこの絵が大好きで前々から模写してみたいと思っていました。自分なりの絵の解釈ですが、身重の(とお . . . 本文を読む
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白鳥はかなしからずや・・・(若山牧水短歌)(羊毛筆の練習)

2020-08-24 07:00:21 | 書道
白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ(若山牧水短歌)(半切大)羊毛筆(中筆)を使っての練習です。今回は漢字よりも仮名が多い歌を選びました。それも原歌の漢字と普通の仮名(万葉仮名などではない)をそのまま使いました。長くて柔らかい羊毛筆で仮名を書くのは、曲線部分が多いなど、なかなか思うようにはいきません。でも、ふくよかさとか味わいある掠(かす)れを求めてこれからも練習を重ねたいと思いま . . . 本文を読む
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啼き渡る 蝉一声や 薄月夜(芥川龍之介句)(羊毛筆の練習)

2020-08-17 06:59:37 | 書道
啼き渡る 蝉一声や 薄月夜(龍之介句)(半切1/2大)ぎこちないながらも、羊毛筆(中筆)の練習を続けております。この句を選んだのは、“芥川龍之介の句が好きだから”なんて言いたいところですが、句心も全くない自分には、そんな調子のいいことをいう資格はありません。ただただ書道上のことで、半切1/2大に2行で書くとして、羊毛筆の練習になりそうな字が入っており、左右の行の字が対称(縦 . . . 本文を読む
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暑中お見舞い申し上げます(せめて 花火大会でも)

2020-08-10 06:59:05 | 風景(全体)
やっと梅雨が明けたと、カレンダーを見たら早や8月、しかもすでに中旬。6月、7月の存在感の無さに驚きました。教室もすべて中止、家に籠った毎日のため、季節感がなくなってしまったのでしょう。せめて絵の世界だけでもと花火を描きました。ウォーターフォードという水彩紙に、今回も墨を多用しての一枚です。左上の大きな輪は、柴崎春通先生のyoutubeから教わりました。まず水彩紙上に、中心から白(抜き)、黄、青、ピ . . . 本文を読む
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残り梅雨 ブルーサルビア 散らし書き

2020-08-03 07:00:02 | 風景(花)
当地も梅雨明けになりました。。先週まだ梅雨が残る中、外に出る機会があり、そこで見かけたブルーサルビアです。細長い茎に花をつけるのは同じでも、その一本々々に持ち味があるようです。茎としての長短、太細などのほか、自分としては、自然がつくるその曲線が魅力的で、これを絵に活かそうと描き始めました。途中ふっと、「仮名書道」における「散らし書き」を想い起し、それに仕立ててみたくなりました。ただ、仮名の散らし書 . . . 本文を読む
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