我が家の近くで、秋になると、その色が、何とも味わい深くなる、ある紅葉があった。
以前から気にはなっていたが、その木の名前すら私は知らない。
深い緑に、黄、茶、紫、そして赤みも入った色。
何か、インドの民族衣装でも見るような、含み色一杯で、いろんな色を包み込んだ、暖かい感じの色合い。
その紅葉を描いてみたいと思い、近くを一人で散策した。
その気になって探せば、我が家の周辺にはところどころに。
その . . . 本文を読む
前回ブログの、下塗りの絵を仕上げてみました。
下塗りでの透明感や、青系、緑系の色合を、微妙に残しつつ、
主に、このブドウの基本色である、赤系の、
クレムソン・レーキという色を置き、
一粒一粒を仕上げてみました。
でも、下塗りの方が柔らかい雰囲気なのに比べ、
仕上げの方はテカテカしたものになってしまいました。
もうすこし、下塗りを残すべきだったようです。
この教本で例示されていた過程を通じ、
上 . . . 本文を読む
今回はブドウの“下塗り”段階の練習です。今回も柴崎春通先生の「透明水彩 色・いろ」(グラフィック社)という教本からの勉強です。該当するページを開くと、まず“三つの色”を使った“下塗り”段階の絵が目にとまりました。正直、こんな透明感の出し方ってあるんだ!、という衝撃を受けました。ブドウが透明、これっておかしいと思われる方もいらっ . . . 本文を読む
今日は敬老の日。
歳に負けぬよう、あえてダイナミックな絵とまいりましょう。
前回に引き続き鳴門海峡、渦が逆巻くさまです。
その荒々しさを出すため、久しぶりに“アルシュの荒目”という水彩紙を使いました。
1年以上も前に描いて以来、あまりのむずかしさに、使用していなかった紙です。(5.20付 拙ブログ)
今回は、波の白さを表現するのに、空白や白の絵具などのほか“カッターナイフ”を使ってみまし . . . 本文を読む
淡路島出身の友達が、この夏、故郷へ帰省。
当地でお一人暮らしをなされているお母さんと、
久々に、親子水入らずのご生活を送られているとの知らせ。
お母さん90歳、お二人でのご生活は実に46年ぶりとのこと。
そのお二人にとっては温もり一杯の、大事な大事なお時間。
にも拘わらず、このバカ、厚かましくも、前から描きたかった鳴門の渦潮の写真を、とお願いした。
すると彼は、大鳴門橋にある「渦の道」という、ス . . . 本文を読む
ワンパック2個入りの桃を買ってきて、
上下それぞれを描いてみました。
単純そのものの構図。
一応、桃の色合いや質感がテーマ。
ところで、こういう果物の上とか下とかは、どちらをどういうのだろう。
この桃は、樹になっているときは、蔕(へた)がある方が上だが、
店頭に並んでいるときはこちらが下になっている。
そういえば、リンゴは樹になっているときも店頭でも蔕部分が上だなあ。
そもそも、果物に上とか下 . . . 本文を読む
我が家のブーゲンビリア、この花(正式には“苞”と呼ばれる包葉)、
購入以来十年ぐらいになりますが、今まで色をつけたことがなかったのが、
今年はこの暑さの故か、淡いピンクの色をつけました。
これを何とか絵にしたく、いろいろ試してみましたが、
このピンク色を活かすバックが定まらず、なかなか絵にならないまま、
ひと夏を終わろうとしておりました。
昨晩のこと、ちびりちびりと酒を飲みながら、
ベランダにお . . . 本文を読む
甲斐の国、昇仙峡の仙娥滝と呼ばれているところです。
ここ昇仙峡は、09年読売新聞社が実施した“平成百景”においても、
富士山に次いで第2位に選ばれている名勝の地です。
3年前の夏のまっ盛り、それこそ汗びっしょりになりながら甲斐路を旅しました。
その時の暑さを思い出し、この夏、この絵を描いてみました。
この滝の前に立った時には、ひんやり感はもちろん、
何か、姿勢を正さねばという、一種の“神々しさ . . . 本文を読む
今年は9月に入ってからも、残暑の厳しい日々が続きます。
マンションの窓から空を眺めれば、下の方にはモクモクとした雲。
そして上空にいけば、流れ雲になったり、うろこ状の雲になったり・・・。
強烈な夏の暑さを残しながらも、秋の気配をも感じさせる雲模様です。
特別暑かった9月初旬の、この残暑の記念に。 . . . 本文を読む