９年目の命日？

９年前の今日、ダイビング事故でしばらくの間死んでいた私。。。

こんなに月日が経つと、体の感覚も忘れて記憶も薄れてきた。
でも、じっと思い出すと何となくよみがえってくる。

一寸先は闇とはよく言ったもんで、ダイビングの前日までは仕事で疲れていて慌てて夜に準備した。その時なんかまさか明日、死ぬような目に遭うなんてこれっぽっちも思っていないし考えもつかなかった。

でも、この事故に遭遇しなかったら今の音楽療法士の仕事もしていなかった。

この事故に遭ったのも偶然ではなくて必然だったのだ。

大学のころから音楽療法という仕事があるのは知っていて興味はあったけど、まだ日本ではメジャーではなく、勉強をする場所も行っている所も殆どなかった。

「こんな風な仕事が出来たらいいなあ」とは何となく思っていたもののそのまま頭の片隅で眠っていた。

それがこの事故によって頭の片隅からいきなり回路がつながり、ライフワークとなった。

今でこそ、こんなことが心の余裕を持って言えるけど、その時は本当に大変で辛く苦しかった。

かなり、色んな葛藤があったけど自分の内なる心に正直に向かい合ったから今があるのだと思う。

あのころからするとあまり色んなことにぶれなくなった（年を取ったせいもあるかもしれませんが・・・笑）。

イヤなことや辛そうなことがあっても、あの深い４２メートルの深海から這い上がったんだ！と思うと「こんなことはへのかっぱだ」なんて思うようになった自分がおります。


後遺症もなく元気に毎日を送れていることに感謝します。

助けてくれた皆様、ずっと助かることを祈っていてくれた皆様、ありがとうございます。

これからも”この命”大事に致します。