本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

検察審査会&飛田東映。

2010-05-20 10:44:12 | 


1.尻啖え(しりくらえ)孫市

 司馬遼太郎の原作に沿って、紀州雑賀衆の頭領鈴木孫市の活躍を描いている。
 錦之介の孫市は主演なのでいいも悪いもないが、勝新太郎の信長は威風堂々としたごく普通の偉そうな殿様という感じで、ちょっと場違いで不釣合いな印象を受けた。
 一方錦之介の弟・中村賀津雄(嘉葎雄)の藤吉郎は他にあまり類例を見ないなかなかの演技で新機軸があったように思う。
 しかし司馬遼太郎作品にはよくあることだが史実とはかけ離れた脚色があって、例えば映画では二人はお友達になって終わるが、本能寺以降第二次紀州討伐で雑賀衆を殲滅したのは他ならぬ秀吉なのである。

cf.雑賀衆

尻啖え孫市(1969) - goo 映画尻啖え孫市(1969) - goo 映画

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2.極道記者2 馬券転生篇

 背景に東西のヤクザ2大組織の手打ちという問題があって、第一作と比べて話としては巨大化しているが、実際に描かれるのは松崎と謎の馬券師(かつ大富豪の)徳大寺の絡みが中心になったストーリーで、女、競馬、室内賭博、金融、性同一性障害・・etc.の話題が次々に提供されるのである。
 とりわけ、なんと言っても佐藤慶演じる徳大寺は秀逸で、これは彼の映画だったと言っても過言ではないと私は思う。

goo映画によると: ↓ ↓

スポーツ新聞「東京レース」の記者・松崎は、競馬場で暴力団とも通じている大富豪の徳大寺と知り合う。松崎の何者をも顧みない、いさぎよい賭けっぷりに惚れ込んだ徳大寺は、「畜生道に落ちた孫の面倒をみてくれないか」と松崎に頼む。徳大寺の孫・芙蓉はニューハーフだったのだ。芙蓉は、松崎が居候している恋人・紀子の隣室に住むことになる。紀子を深く愛する一方で、いつしか芙蓉とも心を通わせていく松崎。徳大寺は今度は、関東と関西の暴力団の抗争を止めさせるため自分が指をつめることで仲裁をすると言い出し、松崎にその立ち会い人になって欲しいと依頼、松崎は何とかその任を果たす。そして松崎は徳大寺が指をつめて手にした大金を使い馬券を購入、一世一代の大勝負に出てみごと勝利する。ますます松崎に惚れ込んだ徳大寺は、芙蓉が性転換手術をして完全な女性になることも認めた。

・・ということである。

極道記者2 馬券転生篇(1994) - goo 映画極道記者2 馬券転生篇(1994) - goo 映画

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3.博奕打ち一匹竜

 これは鶴田浩二主演の彫り師の物語である。
 最後は『我慢競べ』の席上、鶴田浩二演ずる彫り師=相生宇之吉が大半の親分衆の支持を取り付けて悪の頭目=鬼若(天津敏)と対(さし)で渡り合う。
 ここに『我慢』というのは刺青の別名で、どの彫り師の刺青が一番優れているかを競う『我慢競べ(品評会)』の席にクライマックスが置かれている。優勝するのは無論鶴田が背中に背負った「一匹竜」であって、彫ったのは彼が師と仰ぐ今は零落した老人彫安である。いずれにせよ普通のヤクザ映画とは少し異なった筋立てになっている映画だ。

博奕打ち 一匹竜(1967) - goo 映画博奕打ち 一匹竜(1967) - goo 映画

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【普天間報道を疑え】「抑止力で沖縄に基地が必要」という真っ赤なウソ
【政治・経済】
2010年5月19日 『日刊ゲンダイ』掲載

グアムに移るのになぜ大規模な代替施設が必要なのか
 日本国内の在日米軍施設の総面積は310平方キロ。その4分の3が沖縄に集中している。あまりに不公平な話だが、移転話が浮上すると、必ず出てくるのが「抑止力」なる言葉である。
 沖縄に米軍基地が集中していることこそが、戦略的に重要で、台湾海峡や朝鮮半島の緊張に対する抑止力になっている、という理屈である。
 軍事専門家は沖縄を「太平洋の要石」などと言う。だから、沖縄の基地は容易に動かせないと言う。大マスコミもこうした論法をうのみにして垂れ流す。最近は鳩山首相までが誰にオルグされたのか、「抑止力を学んだ」などと言い出している。
 しかし、この抑止力がくせものなのだ。民主党の川内博史議員が言う。
「日米両政府が沖縄海兵隊のグアム移転に合意した『グアム協定』に何が書かれているか、ご存じでしょうか。『グアムは海兵隊の前方(最前線)での駐留に重要で』『(グアムに駐留することは)この地域における抑止力を強化するものである』と明記されているのです」
 この「グアム協定」とは正式には「第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定」という。ここに書かれているのは「グアム移転は地域の抑止力強化につながるので、日本はカネを出し、米国は移転に必要な措置をとる」という約束事だ。
 つまり、東アジアの抑止力強化の観点から、海兵隊の沖縄からグアムへの移転が決まったのである。
 だとすると、沖縄の抑止力とは何なのか。新たな大規模代替施設が必要なのか。グアム移転後、残った部隊の駐留施設やローテーションの訓練施設だけで十分ではないか。なぜ、海を埋め立て、軍港まで整備するのか。議論の前提が大きく崩れてくるのである。
 驚くのは、それでは沖縄からグアムにどれだけの部隊が移動し、残るのがどれくらいの規模であるのかが皆目、わからないことだ。
「これまで日本政府は、在沖縄海兵隊1万8000人のうち、約8000人がグアムに行き、約1万人が沖縄に残ると説明してきました。しかし、沖縄県の調査では沖縄にいる海兵隊は1万2400人という数字もある。これだと、3000~4000人が残るだけです。グアムに行く8000人のうち、航空戦闘部隊は2000人弱。米国側の文書などからすると、普天間の主力ヘリ部隊2000人がごっそり移ると考えられる。だとしたら、ますます、代替施設の必要性はなくなりますが、役人が資料を提示しないので、ハッキリしないのです」(地元のマスコミ関係者)
 前出の川内議員は「グアムにどの部隊が何人行って、日本にはどういう部隊が残り、どういう装備でどういう訓練をするのか。一年中いるのか一時的な滞在なのか。それを誰も知らないのです。設計図もなしに家を建てることはできない。大は小を兼ねるという論法で広大な基地を造らされて、納税者は納得するでしょうか」
 だから、見直しなのである。何もわからないまま、「5月末まで決着をつけろ」なんて、暴論の極みだ。米国につかみ金を渡すようなものである。
(取材協力・横田一)

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2010年5月20日 02時34分 毎日JP
<普天間移設>徳之島受け入れ7条件「すべてのむ」官房長官

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に絡み、平野博文官房長官が16日に鹿児島県・徳之島の移設賛成派の住民と鹿児島市で会談した際、徳之島3町の借金(公債)の棒引きなど、住民側が示した移設受け入れの7条件にすべて応じる意向を示したことが19日、明らかになった。米海兵隊ヘリ部隊の一部か訓練の移転先に徳之島を検討する政府に対し、地元3町長は交渉を拒否している。大胆な地域振興策で事態の打開を図るのが狙いとみられるが、「カネ」と引き換えに米軍の受け入れを迫る交渉手法に批判も出そうだ。

 16日朝、鹿児島市内のホテルのスイートルーム。平野氏は移設賛成派の住民14人と会談し、移設受け入れに向けた7項目の要望を記した紙を受け取った。一通り目を通した平野氏は「移設と振興策は別だが、7項目はすべてのむ」と言い切った。

 ペーパーに記された7項目は(1)徳之島3町合計で約250億円の借金(公債)棒引き(2)航路・航空運賃を沖縄並みに抑制(3)燃料価格を沖縄・本土並みに引き下げ(4)沖縄県が対象の黒糖製造工場への交付金を鹿児島県にも適用(5)医療・福祉・経済特区の新設(健康保険税の免除)(6)奄美群島振興開発特別措置法の所管省庁を国土交通省から内閣府へ移す(7)看護学校、専門学校の設置--だった。

 平野氏は会談で、奄美群島向けの10年度政府予算(奄美群島振興開発事業予算)が前年度比29%の大幅減となったことを謝罪、来年度予算編成での対応を約束した。徳之島へのドクターヘリ配備にも言及し、今後、徳之島の地元3町長や伊藤祐一郎県知事と振興策を詰める意向も示したという。

 なりふり構わぬ平野氏の姿勢には、徳之島にこだわる政府側の焦りがにじむ。普天間移設を巡り、政府側は基地機能や訓練の一部を全国の自衛隊基地に移転することを検討。しかし、沖縄から日帰りできる県外の訓練候補地は、徳之島以外にない。海兵隊を沖縄に常駐させながら訓練ができる徳之島の受け入れなしに、政府案は成り立たないのだ。

 会談の最後、平野氏は会談内容について出席者に固く口止めし、住民側は記者団に平野氏から振興策の話はなかったと口をそろえた。一方、出席者の一人は会談後、平野氏の「丸のみ」発言を徳之島の町長らに伝達。「微妙な変化が島にも出てきた」と賛成論の広がりに期待するが、3町長が交渉のテーブルに着く見通しは立っていない。【横田愛】

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小沢事件の検察審査会 2度目の議決がひっくり返る可能性
【政治・経済】
2010年5月18日 『日刊ゲンダイ』掲載

担当弁護士交代か
 検察審査会(検審)の2度目の判断がひっくり返る可能性が出てきた――。民主党の小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が先週末の小沢に続き、17日、元秘書の衆院議員・石川知裕被告(36)を任意聴取した。
 小沢、石川ともに「共謀関係」を否定していることから、検察は月内にも、小沢を再び「不起訴」とする見通し。メディアの予想では、その後、検審が2度目の「起訴議決」を判断、東京地裁の指定弁護士による「強制起訴」というシナリオだ。しかし、ちょっと風向きが変わってきた。カギになるのが検審の補助弁護士の存在だ。
「小沢事件を扱う検審の審査員11人の半数が入れ替わったことに加え、審査員に法律解釈や事実関係の説明をする補助弁護士が前回と代わるかもしれないのです」(司法記者)
 この補助弁護士のアドバイスが審査員の判断に影響を与えるのは言うまでもない。1度目の「起訴相当」の議決文作成を手伝ったのは、ヤメ検・ヤメ判弁護士の米澤敏雄氏(73)。米澤氏が再任されるのか、新たな弁護士が就くのかによって、審査員の判断が大きく変わる可能性があるのだ。
 肝心の米澤氏は4月下旬の議決以降、都内の事務所に一度も姿を見せず“行方知れず”のまま。「忙しい方なので、いつ来るのか予定は分かりません」(事務所)と繰り返すばかりである。引き続き補助弁護士を引き受けるのかどうかは不透明なのだ。
「小沢氏を『絶対権力者』などと感情を前面に出した議決文を作成した。これには法曹界からも異論が出ています」(前出の司法記者)
 そんな声を気にして、米澤弁護士が降りて新しい弁護士に代われば、「微罪の容疑からいって起訴議決にならずに終わるんじゃないか」とみられているのだ。

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 小沢があの手この手を使ってわけのわからない連中を束ねているのは事実だが『絶対権力者』呼ばわりするのは意図的誤報であり笑止千万である。第一そんな強権発動を繰返していたんでは誰も近寄って来ない。そんなこともわからない耄碌爺ィにいいように操られている連中が「小沢をやれ」とノタマッテいるのである。

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cf.ウィキペディア検察審査会

cf.検察審査会制度をご存じですか?←ここは体験談を語っているページで、最後が面白かった。

cf.ご存知ですか?検察審査会制度を!!

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やっぱり国民資産を叩き売ろうとしていた!
【政治・経済】
2010年5月20日 『日刊ゲンダイ』掲載

日本郵政 検証報告が断罪 なぜ検察は捜査しない
●「自らの利害と譲渡先の利害を重視」
 刑事事件の「起訴状」のような内容だった。日本郵政の旧経営陣らによる企業統治(ガバナンス)を検証した、総務省の最終報告書のことだ。鳩山叩きに忙しい大マスコミは詳しく報じていないが、読めば読むほど西川善文前社長らの経営手法がデタラメだったことが分かる。

●西川善文執行部のデタラメ次々発覚
「業務の公正さ、手続きの適正さに問題がある」――。報告書は、西川らの責任を断罪する文言のオンパレード。中でも「かんぽの宿」の売却や、土地処分に関する「不動産事業」について厳しく批判している。
「日本郵政が保有していた不動産は当時、土地と建物で計約2.8兆円。これは大手不動産をはるかに上回る規模で、郵政民営化の成否は、この不動産事業をいかに活用するかにかかっていました。しかし、旧経営陣は、アドバイザーの外資系証券の忠告を無視して安売りに奔走。『かんぽの宿』は07年8月、3社の不動産鑑定評価会社が約221億円(70施設)と評価したのに、日本郵政側が『買い手が付くのか』とゴネたため、1週間後に約125億円と再評価。それでも日本郵政が納得せず、結局、3回目に当初の半値以下の約97億円と評価しています。売り手が自ら資産価値を下げるなんて、通常の企業活動ではあり得ない話です。会計検査院も今年3月、こうした評価額に対し『本来の価格より相当低く算定され、資産価値を適切に反映していない可能性もある』と指摘しています」(総務省担当記者)
 上場企業なら間違いなく株主訴訟が起きる。経営者は背任罪で逮捕されてもおかしくない。一体なぜ、こんなメチャクチャをやったのか。
「『かんぽの宿』の売却を主導した宿泊部の関係者の多くが売却後、売却先に移籍する計画だったことが背景にあるでしょう。最終報告書でも『宿泊部の者は、処分方法、譲渡先の選定について、日本郵政の利益よりも自らの利害、譲渡先の利害を重視してもおかしくない立場にあった』と指摘している。その証拠に『かんぽの宿』の譲渡に関わる新会社の副社長には、宿泊部長の起用方針が示されていました」(経済ジャーナリスト)
 検証委員会委員のひとりで、前衆院議員の保坂展人氏がこう言う。
「不動産事業は民営化のハイライトだったにもかかわらず、どのような経営判断に基づいて行われたのかが全く分からない。資料は残っておらず、関わったとみられる社員が一斉に退社しているからです。この抜け落ちた部分を明らかにしなければ郵政問題は終わりません」
 西川は検証委の再三の聴取要請にも全く応じず、ダンマリを決め込んだ。しかし、すでに与党の国会議員から「特別背任未遂」などの容疑で告発されている身だ。検察は一刻も早く捜査するべきだ。

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<傷害容疑>女装して女湯、ばれて暴力 防衛省技官を逮捕
5月20日13時16分配信 毎日新聞

 女装して銭湯の女湯に侵入し、逃走の際に男性経営者に重傷を負わせたとして、警視庁代々木署が防衛省技術研究本部の防衛技官、寺本康博容疑者(42)=東京都立川市=を建造物侵入と傷害容疑で現行犯逮捕していたことが分かった。同署によると、寺本容疑者は容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、17日午前0時すぎ、渋谷区の銭湯の女湯脱衣所にカツラと化粧で女装して侵入。発覚して逃走しようとした際に30代の男性経営者を突き飛ばし、足に3カ月の重傷を負わせたとしている。寺本容疑者は約30メートル逃げたところで通行人の男性(30)に取り押さえられた。

 防衛省広報課は「誠に遺憾。なお一層の指導・教育を徹底し、再発防止に万全を期す」とコメントした。【内橋寿明】

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 馬鹿じゃねえか?笑。

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