本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

飛田東映上映中。

2010-05-18 09:23:14 | 
1.極道の墓場 フリージア

 組の命令で対立組織をたった一人で殲滅した男が十年後に娑婆に戻って見ると・・というよくあるシチュエーションの映画である。
 伝説の殺し屋榊原健三を三浦友和が、彼を慕いつつ命を狙う弟分テツを哀川翔が、それぞれ好演している。
 他に初瀬かおる(伊藤早紀)、奥田智彦(ピー)、螢雪次朗(丹沢刑事)なども出ている。
 途中三浦らがそれぞれの思惑を胸に三人で「海」を目指すくだりなどは70年代の青春映画を髣髴とさせる雰囲気があって、私には楽しい映画だった。

フリージア 極道の墓場(1998) - goo 映画フリージア 極道の墓場(1998) - goo 映画

============

2.制覇

 中島貞夫監督作品である。
 これは「制覇」というよりも「制覇後」の大組織の崩壊の過程を描いた映画である。当たったのかどうか記憶にないが、出演陣が超豪華な映画だった。

制覇(1982) - goo 映画制覇(1982) - goo 映画

============

3.男はつらいよ(第26作)寅次郎かもめ歌

 goo映画によると(ネタばれ注意): ↓ ↓

あらすじ

北海道は江差の町、寒風が吹きつける中で、寅は顔なじみのテキ屋仲間と威勢のいいバイをしている。その時、寅は仲間から常連の常が病死したことを知らされる。遊び人の末路にたとえようのない索漠さを感じた寅は、墓まいりに常の故郷、奥尻島へ渡った。そこで、イカ工場で働く常の一人娘すみれと会った。寂しそうなその娘は、東京へ出て働きながら勉強したいと言う。心配性でめんどう見のいい寅は放っておけない。数日後、若い娘を連れて現われた寅に“とらや"の一同はビックリ。そして、寅の熱心な説得で、さくらをはじめ、皆がすみれを手助けすることになった。社長の口ききで近所のスーパーに勤め口が決まった。そして、夜間高校の試験も見事に突破する。一方、寅も試験のときから、すみれと一緒に学校へ通い、忙しそうだ。充実した暮しに、すみれはだんだん明るくなっていく。ところがある日、すみれは夜になっても帰ってこなかった。寅はイライラ、とらやの連中はあっちこっちに電話をした。朝になってすみれは帰って来た。すみれには貞男という恋人がいたがある事情で行き違いになっていた。その貞男がすみれを迎えに北海道からやって来たのだ。二人は一緒に暮すと言う。すみれの告白に寅はムッとする。「世間知らずの若い娘がこれから先うまくやっていけるのか」と旅仕度をする寅。そんな寅に「お兄ちゃん、あの娘をみんなで信じてあげましょう。間違いないわ」とさくらがやさしく言った。そして、店を出て行こうとする寅にすみれが大声で叫んだ「寅さん、怒らないで、お願い」すみれは寅の胸にしがみつくと大粒の涙をこぼしていた。「幸せにならなかったら承知しねえぞ」と寅はやさしくすみれに言うと、とらやを後にするのだった。

・・ということである。

 実は今回私は寅さんを殆ど見ていない。「飛田東映」も「トビタシネマ」も入替えはなく営業時間中(受付で名前さえ告げれば)館外への出入りは自由だということは以前書いた。大阪で盛んな囲碁・将棋の道場・クラブも同様なシステムなのでそれに合わせているのかも知れない。
 が、今回私は「男はつらいよ」の2回の上映中遺憾ながら殆どずっと寝ていたので夜間高校のシーンなどは全然見ていないのである。他の映画ではこういうこともままあるのだが、「男はつらいよ」に限っては初めての経験である。

キャスト(役名)

* 渥美清 アツミキヨシ (車寅次郎)
* 倍賞千恵子 バイショウチエコ (さくら)
* 伊藤蘭 イトウラン (すみれ)・・キャンディーズの蘭ちゃんと言っても最早伝説のスターかも知れないが、キャンディーズでは彼女が一番人気があったように思う。解散してからはミキちゃんは結婚して芸能界を引退、スーちゃんは役者として大成した。
* 下絛正巳 シモジョウマサミ (竜造)
* 三崎千恵子 ミサキチエコ (つね)
* 前田吟 マエダギン (博)
* 太宰久雄 タザイヒサオ (社長)
* 佐藤蛾次郎 サトウガジロウ (源公)
* 中村はやと ナカムラハヤト (満男)・・初代の満男くんである。どういう事情で吉岡くんと交代になったのか知らないが、この彼の満男くんもいい味があった。
* 笠智衆 リュウチシュウ (御前様)
* 村田雄浩 ムラタタケヒロ (菊地貞夫)・・すみれの恋人役だったが二人は身長差が大きくて彼が蘭ちゃんを抱きしめると彼女は全然足が地面につかなくなるのである。
* 松村達雄 マツムラタツオ (林先生)・・彼も常連で後にはとらやのおいちゃん役もやる。
* 米倉斉加年 ヨネクラマサカネ (青山巡査)・・この人も常連。
* あき竹城 アキタケジョウ (スルメ工場のおばさん)・・この人も?
* 関敬六 セキケイロク (テキ屋の忠さん)・・後に準レギュラーとなった「ポンシュー」役ではない。寅が彼を始めとしたテキヤ仲間と絡む北国の漁港のシーンは如何にも寒々としている。
* 杉山とく子 スギヤマトクコ (国勢調査のおばさん)・・この役者さんも(数えたことはないが)このシリーズにいろいろな役で何回も出ている。
* 林家珍平 ハヤシヤチンペイ (隣家の主人)
* 梅津栄 ウメヅサカエ (中年の生徒)
* 伊藤敏孝 イトウトシタカ (若い先生)
* 光石研 ミツイシケン (生徒)
* 吉田義夫 ヨシダヨシオ (代官)・・時代劇の悪役として私には懐かしい顔である。冒頭恒例の寅が旅先で見る「夢」でやはり悪役として出演している。

男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980) - goo 映画男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980) - goo 映画

============

cf.口蹄疫

============


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。