本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

サイボーグといえば009?!

2006-04-25 11:18:49 | web・メディア
『立花隆のメディア・ソシオ・ポリティックス』の第69回がいつまでも書かれないので行かないでいたら、もう既に4/14にアップされていた。こういうときRSSとかがセットしてあれば便利ということだろうけど、でもあちこち巡るのを自分で義務化するのも煩瑣で嫌なので私はどこかを訪問するときは常に手動式です。w
 
 で、立花さんだけど、もうホリエモンや永田問題はネタに新鮮味がないからか軽くパスしていて、今度はサイボーグの話だった。ホリや永田方面の話は今回連載を大幅に加筆訂正した(←そりゃそうだ、じゃなきゃ売れないよ。)という新刊本『滅びゆく国家~日本はどこへ向かうか』¥2,200+税を買って読めということだろうか?

 この人の本はそのときどきの時流には乗るのだが惜しむらくは悉く垂れ流し気味で尻切れトンボだから、半年もすれば古本屋の店頭ワゴンに載ってしまう類のものばかりだ。ま、今の本はみんなそうだから、立花先生に文句つけても仕方ないけどね。w
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/060414_cyborg/index.html

*あと、私は知らなかったのですが、東大教養学部の『立花隆ゼミ』=《サイ》のHPはここです→。
http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/sci/

*サイボーグと言えば石ノ森章太郎(1938-1998)の『サイボーグ009』しか思い浮かばない。w
  永井豪や竹宮恵子も彼のアシスタントをしていたのか・・。
 思えば手塚治虫のところには凄い連中が集まったんだよね。

 『手塚治虫@ワールド』はここです。→http://ja-f.tezuka.co.jp/home.html
 『手塚治虫のすべて』はここです。→http://www.phoenix.to/

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 *以下は69回『ソシオ・・』の末尾に近い部分の引用です。

・・・・・・これまでの「キュリオ」(←註:ソニーの人型ロボットのこと)は、プログラムを徹底的に作りこんだ全自動人形(要するに、江戸時代のお茶くみ人形の延長)でしかなかったが、今度のキュリオには、高度の学習能力が持たせてあって、それを人間がつきっきりで徹底的に学習させることで、その頭脳に環境変化(多数のセンサーから入ってくる各種入力情報の変化)に対する対応能力を身につけさせ、プログラムされた行動ではなく、一種の自律行動を身につけさせたのである。

・・・・・・ロボット開発の一つの目標地点は、自律行動ができる自律ロボット(プログラム以上のことが自律的にできる)を作ることにあったが、それがある程度できるようになったのである。

 といっても、ロボットに可能なのは、完全に自由な自律行動ではなくて、一つのシェーマ(図式)内の行動でしかなく、そのシェーマもまだほんのかぞえるほどでしかないが、これからシェーマをどんどん増やしていって、万をもってかぞえるくらいのレベルに早くもっていきたいのだという。シェーマがそれくらいにふえたら、ロボットの行動は質的な変化を起こして、本当の自律行動に近いものになっていくだろうという。

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 以上引用終わり。
 要は現代科学は懐具合と相談しながら莫大な予算を消費して、人型ロボットを限りなく人間に近づけて行こうとしているということだろうか?
 その場合個々の人間の持つ愚かさまでは踏襲しないのであれば、事態はますます手塚的(アトム的)である。我らの鉄腕アトムは毎回悪人達と遭遇して苦しめられていた。アトムが幾ら頑張っても悪人はいなくならなかった。この辺は黄門様も暴れん坊将軍も一緒だ。・・。

 『良い人間を作る』のは問題があるから(?)せめて人間に似せた『良いロボットを作る』ことに腐心しようというところだろうか。『良い人間』どころか『人間を作る(生む)』こと自体、この国では次第に困難になって来ているらしいし・・。



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