本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

名古屋往復(5)。

2010-05-16 16:56:40 | 
『そこまで言って委員会』でメディア論スペシャルをやっていた。いつものメンバーがああだこうだ言うのであるから議論が白熱する筈もなく、所詮はメディアという狭い業界の我田引水的おためごかしに過ぎない。ゲストの田原の爺さんは『何かを引き出す』ことを大義名分に、自民だろうと公明だろうと矢鱈褒めちぎる手法を取った自分の番組のことは棚に上げて①『記者クラブ』は談合組織である。②一列横並びの彼らは『特オチ』を恐れて他社と違うことは言わない。自分のところだけ『仲間外れ』になるのが一番怖い。③そうなる原因を作ったのは『コンプライアンス』が強調されるようになったからで、管理職はそれを口実に突出を禁止するのである云々と言っていた。*他には『最近テレビがつまらなくなった』のかそれとも『もともとつまらなかった』のかという議論もあった。私は最近つまらなくなったと思っている人間だが、テレビにせよ漫画雑誌にせよ昔と今とでは情報の絶対量に大差があるから、比較には厳密な時代考証と分析が伴わなければならない。番組内の常連だけの与太話でああだこうだ言ってみても始まらないし殆ど無意味である。*田原は東京のテレビ局は正社員千人のところへ下請け・非正規雇用が三千人という『格差社会』であると言い、番組側は「関西はそこまでマーケットが大きくないから」そういう事実はないと反論した。新世界や梅田陸橋での街頭取材を見ていてもスタッフは小汚い格好をした3人もいればいい方で、これに音声やらタイムキーパーやらが加わった大所帯のクルーなどはまず見掛けない。メディアだの『記者クラブ』だのは体のいい『閉鎖社会』に過ぎず、驚くべきことにそこにたまたま所属した出来の悪い少人数が恣意的気まぐれで作った『ニュース』が、日夜世間を席捲しているのである。*あと内閣機密費に話が及んだとき、みんな評論家やジャーナリストに金が渡っていることは間違いないとしながらも、誰がその毒饅頭を食ったかについては容易に実名を出せないでいた。金女史などは「官邸で二回会食はしたが金は貰っていない」などと言い出した。笑。いったいその原資はどこから出ているんだ!?人間なんて単純なもので篭絡するには「飲ます、抱かせる、摑ませる」でいいのだ。朝日の三反園は「**首相夫人の手料理は旨かった」などとかつての自らの番記者時代を自慢げに回顧していた。奴らは畢竟みんなこれなのである。 . . . 本文を読む