5/28の『日刊ゲンダイ』はトップでメディアの腐敗を論じていた。①記者クラブは大マスコミの談合組織である。衆議院は「政権交代」したが霞ヶ関と大メディアは「旧政権」のままである。②小泉構造改革に盲目的に心酔していた連中が今は大メディアの幹部クラスに成り上がっている。③彼らは強者優先の小泉路線を踏襲しこれのアンチたる民主党政権を本気で潰しにかかっている。・・といった内容である。報道各社の論説委員やデスクには今ろくな者がいないということは私がいつも指摘している通りである。TBSは特にお粗末で馬鹿揃いである。例えば「朝ズバ」はどうか。キャスターのみのもんたはポチ時代の武部幹事長を「友達だ」と誇らしげに公言していた完璧に自民支持の会社社長だし、コメンテーターでは吉川美代子、与良正男、杉尾秀哉と(いちいち論証しないが)腐臭ふんぷんたるにやけた連中が幅をきかしている。私見では、ここはオームの一家殺人に(結果的にとは言え)「協力」して以来壊れ切っているのである。故人を悪し様に言うのは心苦しいが、故筑紫哲也がやれ「公正中立だ」「真の報道人だ」とときに褒め讃えられるのは他のキャスター・コメンテーターらの悉くが雪崩を打って右傾化した結果に過ぎず、私に言わせれば彼などは昔の『朝日ジャーナル』が右旋回を切った最初の編集長であって、良くてもその辺のリベラリスト止まりの人間に過ぎないのである。だから駄目だと言っているわけではない。利権と談合しか頭にない大方の連中に比べれば月とスッポンである。 . . . 本文を読む