本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

祝政権交代10♪

2009-09-13 03:54:46 | 政治
麻生が選ばれた総裁選ではあれだけはしゃぎ回っていた石破なり、石原なり、小池・与謝野なりが、今回はああだこうだ理屈を捏ねくり一向に手を上げない。理由は簡単、前回は300議席の大与党だったが今は119議席の少数党に転落してしまったからである。見たところまともなことを言っているのは河野太郎くらいのもので、あとの連中は結局は自己保身の原則に立って自分を如何に飾り立てようかのみに腐心しているに過ぎない。衆院で300議席あったとき必要とされた20人の推薦人など、100議席となった今は7人~10人でいい計算だが、このハードルを下げないのだから結果として誰が利するかと言えば従来型の派閥均衡・派閥先行の政治を続行しようという連中であり、その親分たちである。これに異を唱えた太郎を支持する者らは少数派であり、「若手だ、世代交代だ」と騒ぐ割に彼らの意識と行動は従前通りである。これでは「第3極の形成」を云々する以前に、自民党の第2極形成さえもが危うい現況であり、ならば非自民・非民主の第3極を言っていた連中を引き込めるかと言えば、その代表格「みんなの党」は元々「官僚政治の打破は自民党では出来ない」と言って自民党を飛び出した渡辺嘉美が中心だから、糾合しようにもろくなものしか集まらないだろう。となると、当面の政局は(とりあえずは民主党を除いての)「多党化」時代の幕開けということになるのかも知れないが、何も「二大政党制」だけが民主主義の本来あるべき姿だということでは更々ないから、それはそれで一向に構わないのである。新政権の課題はここへ来て俄然綻びを見せ始めた「政・財・官」の相互依存を徹底的に解消すべく、その癒着構造の一つ一つを丹念に解きほぐして行くことである。今新政権の打ち出す政策になんたらかんたらイチャモンを付けているのは全部が全部、旧体制を復旧・保持しようと画策するこのアンシャン・レジュームの連中だからである。彼ら有象無象は選挙に負ける前と後とで全く主張を変えていない反省無き徒党なのである。と、今度は古賀派・谷垣が「捨石出馬」で推薦人をこれから集めるというのだが数ならあるし、第一捨石って何さ?!「ドンキホーテが必要だ」って、はあ!?旧体制の幻影にしがみつく時代錯誤のナルシストが今必要だと言うのなら「この人、変なんです」と言われそうだな。w . . . 本文を読む