本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

祝政権交代3♪勝因・敗因。

2009-09-03 14:17:50 | 政治
民主党政権にとっての最初の試練の一つである「八ツ場ダム」について原則的なことを言えば、年次を跨いで膨大な予算が必要とされる道路・ダム・箱物建設等は本来極力避けなければならないということである。要は今は反古同然となったいわゆる「予算の単年度主義」の原則を守れということである。『xxx5ヶ年計画』などは元々社会主義の採るべき政策であって、常時政権交代を前提とする社会にあってはこれを事実上極めて困難にしてしまう多年度に亘る施策は望ましくない。なぜなら前の政権からのやり残しに捕われていたのでは新政権の自由度は極端に限定されてしまうからだ。吉本隆明大先生の言う「現在の資本主義は失敗した社会主義だ」という議論が成立する所以である。これとは離れても、今回自民党の描いたマニフェストは、他党への対抗上少なくとも外見上は社会主義の色彩が極めて濃い救貧的諸方策を混ぜ込まざるを得なかった。麻生は党員には今回の敗北を謝罪したが、自らの失政については我々一般国民に謝罪するどころか、この期に及んでいまだ「予算を四回組んだ」「私の政策がこの国を不況から脱出させた」云々と自画自賛を繰返している。麻生が今回仕組んだ「消費者庁繰上げ発足」などは自分が政権の座から追われるであろうことを予め察知した上での「鼬の最後っ屁」的確信犯の疑いが濃く、のちのち「消費者庁は俺が作ったんだぞ♪」と帝国ホテルのラウンジあたりで吹聴するための愚かな布石なのではないか。所詮はこの程度の政治家だったからこそ、最後の最後になるまで「泥舟・自民」の総裁の椅子が回って来なかったわけである。いずれにせよ尋常なら麻生が再び脚光を浴びることは永遠にないだろうから、暇になったら豪邸の書斎に籠ってゆっくり我田引水の自伝でも書いたらいいだろう。ごくろうさん。w . . . 本文を読む