本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

世界同時不況だというのに・・。

2008-12-20 04:03:55 | 政治
『パクス・アメリカーナ=米の覇権』が壊れつつある時代である。メディアには「かかる世界同時の金融不安を惹起したアメリカの責任を問わなければならない」という論調も散見されるが、そんなのは三百代言に過ぎず「てめえらよく言うよ」という感じしかしない。アメリカという国はそれにしても、よくもまあこんな事態になるまで「自由の国」「世界の盟主」として頑張って来たものである。アメ車産業がここまで疲弊し尽くしたのは日本車や韓国車のせいだ。朝鮮特需といいヴェトナム特需といい、戦後の我々は一種寄生虫となって復興して来たのである。BIG3は一時期「徹底した合理化の下、トコロテン式に売れた分しか作らない」という『トヨタ生産方式』を学ぶ姿勢を見せていたこともあったが、「結局北極南極からコマーシャル♪」(←昔そんなふうなエアコンのCMがあった)あれはアジア・モンスーン型の集約農業の蓄積がないと実現不可能なシステムということか「フシュウ」出来なかったようだ。ぶっちゃけた話、ECも日本も中国も、AA諸国も他の新興諸国も、結局のところアメリカに「おんぶにだっこ」でアメリカの破天荒な消費バブルに寄生し切って(!)これまでやり過ごして来たというだけのことであって「親亀こけたらみなこけた」というのが我が世界の偽らざる現況ではないのか。それにつけてもつい先日までトヨタ以下我が国のトップ企業が軒並み「史上空前の黒字幅」を誇っていたのが嘘みたいな変わり様である。素人考えでは「みんな困っているのだから、これまでの儲けの一部でも吐き出して少しでも社会に貢献したら良さそうなものだ」と言いたくなるかも知れないが、どっこい所謂『資本の自己増殖の論理』というものは「そんなに甘いもんやおまへんにゃ~♪」(←昔『帰って来たヨッパライ』という歌が流行った)なのである。人の社会の只中から派生しながら人の上に立ちあまつさえ人倫全般を差配してもって人間の『自己疎外』を完遂する『非・人格』こそ即ち『資本』でありしいては『貨幣』そのものなのでアル。かかる『左傾的』見解にご不審・ご不満の向きは『資本論』でも『初期マルクス』でも『ユートピア社会主義』でもなんでもいいからテキトーに読み散らかして研鑽に励んでみて頂戴♪「目から鱗」状態に陥るかもね。ぁそ。なんなら(私は全然信用してないけど!)今トレンドの(?)日本共産党にでも入党してみたら如何かな? . . . 本文を読む