本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

現代とは利潤追求と雇用創出が両立しない時代か。

2008-12-29 05:41:23 | 社会
またもや『青春18切符』のシーズン到来で、この切符のシーズンに集中的に使われる一方普段は閑古鳥が鳴いているという東京ー大垣間の『ムーンライトながら』が季節の臨時列車に格下げされ、更には今年度末で廃止されるのではないかと予想されており、その関連記事として(確か『日経BP』だったと思うが)『秘境駅』の取材を続けている某作家の長文が掲載されていた。長過ぎるので引用出来ないから(!)あとでまた行けばいいと思っていたら、戻れなくなってしまった。PCの履歴を辿っても駄目だった。汗。私はJR最長距離普通列車を誇っていた「大垣行」の時代には何回も利用していたが「ながら」になってからは乗ったことがない。で、時刻表を見てみたら「ながら」の東京駅発はpm11:10で「大垣行き」と比べてかなり早く、18切符の愛用者の目から見ればこれはふざけた話である。昔だったら日付を跨ぐまで確か戸塚までの切符を買えば良かったのだが(←つまり新しい日付にならないと18切符を使うのはもったいないからだが)今は小田原まで買わなければならなくなっている。それで出発が早くなって利用者に何か利便性があるかと言えばそれは皆無と言ってよく、早く着いた豊橋ではなんと53分間も停車するのである。こんなことは昔はなかった。私の記憶では確か6時頃名古屋に到着し、大垣着が7:14でそこから「西明石行き」の快速に乗り換えるのである。乗換え時間は3分程しかなかったが、電車がお客さんの移動を待っていてくれたから今のように『大垣ダッシュ』で走りまくる必要はなかった。このように以前と比べて不便で割高となった「ながら」だが、それでもこれと18切符を併用すれば僅か四千数百円で東京から熊本まで行けるらしい。*JR各社の前身=『国鉄』は戦後復員兵らの雇用を創出して我が国の戦後復興に大きな役割を果たしたけれど、今時代は大きく変わって民間会社となったJRは悪鬼のように遮二無二「利潤追求」と「合理化(人減らし)」にひた奔っている。全席自由席だった(?)「大垣行き」が一転全席指定の「ながら」になり、その「ながら」もまた臨時列車から更には廃止までもが検討されているというのも、これ偏に金儲けのためであるが、営利のためには能う限り人員を削減し「新幹線に乗れないような貧乏人はJRを利用してくれなくても結構」と言わんばかりのJR各社の態度はまさに本末転倒である。 . . . 本文を読む