『なんでおめえはテレ朝のことばかり書くのか?!』と先日知り合いに言われたが、別に私は専属モニターでもないし報酬を貰っているわけでもないが他の局は見ていない(正確には聞いていない)から仕方ないのである。テレビがあればザッピングは得意だから他局でもいいけど、安物ラジオではいちいちチューニングするのが大変てか事実上無理だ。それに他局ったって『読売』はナベツネだし『毎日』はオウム以来不信感一杯、『産経』なんて靖国『参詣』新聞(←ビル・ゲイツのアホ!)だしね、どこもパッとしないのだ。じゃ、あれがいいかな?『テレビ東京』。あそこは『日経』だもんね。というわけで、『朝日新聞』には定期的に『msf(国境無き医師団)』の広告記事が掲載されているということなので、それだけでもあの『菊のタブー』の新聞にも幾ばくかの存在価値はあるというものだ。そこでまたテレ朝の話になるんだけど、先日の『スーパー・モーニング』における鳥越さんの愛媛県警取材は出色だった。仙波さんという「万年平社員」(巡査止まり)の人の内部告発に県警が組織的に報復していたという話である。彼は「犯罪を犯すのは嫌だ」という一点で領収書偽造を30年間に亘って拒否し続けて来たわけで、偽造を断る度に「お前は組織防衛に協力しないのか」と配転された。新しく出来た庁舎の一室に古机一式と共に放り込まれて、与えられた仕事は2週間に8行のワープロ打ちだけということもあったとか。職員食堂へ行けば他の者らは一斉に固まってしまって談笑するどころの話ではない。彼と話したりしたら自分が署内で村八分になるというのである。上司が行く先々で彼に命じたという領収書偽造は、電話帳から任意に抽出した事業所とかの架空の領収書を作成し、浮いた金で身内の栄転や退職の祝い金を捻出しようというもので、これって犯罪そのもの、どこが「組織防衛」か。しかも部内の者は皆そんなことは先刻承知というのだから開いた口が塞がらない。公文書偽造、公金横領、詐欺、警職法違反・・貰った祝い金で家を建てた退職警官には当然申告漏れ脱税疑惑もある。鳥越さんはまだ他にも犯罪を指摘していたが何分数が多過ぎて私は覚え切れなかった。あちゃ。愛媛県警って犯罪醸成所か?そういうわけで、鳥越さんも『たまちゃんにこにこモーニング・ワイド』的テイストには染まらずもっと頑張って貰わないといけない。他にいないんだから。ったく。 . . . 本文を読む