本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

『絆通信135号』から(4)&猟銃乱射。

2007-12-18 13:57:52 | 社会
佐世保の事件だが、ここへ来て殺害された26歳の女性インストラクターへの一方的な「横恋慕」説が浮上している。「ストーカー」という言葉も使われ出した。二人を射殺した後教会の裏で自殺した彼は、プールで泳ぐ彼女をガラス越しに熟視していたところを目撃されている。被害者が他の男性と二人でいるところを彼がじっと見つめている場面も目撃されている。彼が新たに就職した警備会社では、彼女の水泳教室のある金曜日に休みを希望していた。スポーツクラブには6月に入会し、最近は毎日のように通っていた。無職でありながら、親父の退職金で木の船を買った。(釣りが趣味ということである)←だけどこれ自体は別に問題はないだろう。親のすねを齧りながら遊び呆けることが犯罪なら金持ちや芸能人の子弟は全員検挙しなければならなくなる。自由に処分出来る金なら誰がどう使おうと勝手だ。「どう生きても大した人生にはならない」と友人に述懐したという馬込容疑者は、自殺を決意した後「死への道連れ」のために友達を呼んだという説も出ている。殺傷力の強い弾丸他法で定められた以上の弾丸を大量に所持して裏山を徘徊している姿も目撃されている。銃を抱えて道端でポカンとしている虚脱状態の姿も目撃された。或る家には深夜3時にトイレを借りに来たが、流石に異様な気配を察知して、その家の人は中へ入れなかったという。近隣の或る人は警察に銃の所持許可取り消しを訴えたが無視された。一旦許可が下りると免許更改は三年ごとにほぼ自動的に行れるようだ。・・とまあ「出て来るわ出て来るわ」で、テレビ音声を聞いているだけの私にもざっと以上のような情報が届いているわけである。『銃社会』ではない筈の日本でもアメリカ並みの凶行・惨劇が充分発生し得ることがわかって報道は故意にか無意識にか、殆どパニック状態である。『犯罪の予防』という件に関しては警察にやる気があり過ぎてもなさ過ぎても困るというデリケートな問題がある。この事件とはやや状況が異なるが、先日見た『消えた天使』という映画では予防拘禁や保安処分を彷彿とさせるようなアメリカ社会の実情が描かれていた。アメリカでは性犯罪者の再犯性を危惧して犯罪歴のある人らを公的に監視する制度がある。日本でも仮釈放の受刑者等には『保護観察処分』が付されるが、その実効性となるといったいどの程度の効果が出ているのか甚だ疑問である。再犯率が高過ぎるのである。 . . . 本文を読む