これも30年ほど前の話になるが私はある知人たちとの雑談の中でふと『小説より映画、映画より芝居・・』と呟いたことがあった。相手側は即座に割って入って『言語過程だから同じだ』云々と小学生みたいなことを抜かすので私はその先を続ける気をなくしたのだが、私がその後に続けようと思っていた言葉は『芝居よりも生の現実の方が衝迫力・訴求力がある』といった類の言葉だった。生身の人間の生の言葉や仕草に私たちが何の感銘も受け得ないのだとしたら、いったい何のための人生だろうか? . . . 本文を読む
『拠らしむべし、知らしむべからず』と、これが圧制者の基本政策というものだ。曰く、下層民どもに下手な知恵をつけるんじゃないぞ。いいことは一つもないからな。官僚だってそうだ。事あるごとに奴らは情報開示を怠る。一般大衆の眼から自らの悪事・不祥事を遠ざけ隠そうとする。こういうことが何故起こるかというと、要するに奴らは自分達のしていることにまるっきし自信がないからである。事実が白日の下に明らかになったのでは奴らは社会保険庁の役人どものように放逐されかねないからだ。かくして、昨日も今日もそして恐らくは明日も、夜陰に乗じて良からぬ奴ばらの陰謀が列島中に振り撒かれる。たぁさん(はあ?)お気をつけあそばせ! . . . 本文を読む