フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

能力があるのに働かない人

2015-01-30 21:26:53 | フィクション
工場勤務の時に感じたことだけど、
パートさんで、能力ある人がいて、
でも責任者になってほしいと言うと
嫌がる。
仲間のなかで頭ひとつ出たくないらしい。

本社で、以前作業を効率よく進め、
先を読み、リーダーとしてやっていける
と感じさせるパートさんがいた。
わたしは彼女に『社員ならない?』と
声をかけた。
事務も作業も両方出来るだろうと思ったから。
でも彼女は『今子どもの部活で忙しいから』
と断った。
違うパートさんで、お喋りの中に理路整然と話を
組み立て相手に分かりやすく説明
出来る人がいる。
『ブログ書こうよ』と言うと、
『パソコンは駄目なの。スマホもメールするくらい』
と言う。

例えその人に能力があったとしても、
その人にその仕事をしようという覚悟が
なければ、その仕事にはたどり着かない。
○○だから…、○○は使えないから…、
そんなこと仕事をしているうちに乗り越え
られるのに。
もったいないと思う。
でもそうやって仕事に出会えないのも
その人の定めなのかもしれない。