フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

素直になるが勝ち

2015-01-28 20:47:27 | フィクション
ちまたには『負けるが勝ち』と言う概念がある。
文句や口出しに対して、
にっこり笑って『はいっ、そうですね!』
と言える人が本当に羨ましい。
あたしはそういうところが駄目なのだ。
『…』むくれるだけ。マジで可愛くない。
営業スマイルでいいのよ~。
その方が上司の受けも良いし、
実は自分にとってもいいんです。

上司の出してきたアイデアを素直に受け取り
それをどう料理するかはあたしの自由なわけです。

ホントにこれで客食い付くの?
疑う前にまずやりなさいよ。

社長、婿さんに叱られないんですか?
こんな呑気なことやっていて。

わたしはこの商品が、実は好きではない。
だから気が乗らないと言うことはある。
社長は、あたしがこれ嫌いだと知っていて、
販促やらせているんですよ、
おかしくないだろうか?

だけど、これがあたしの仕事なら、
きちんと向き合わなくちゃいけないな、
と気が付いた。
好きになるよう努力します。
コメント
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