今心にさみしさを抱えて毎日をせいいっぱい生きているオババにとって、
温かそうな明りの色こそが心の支えです。
近所の団地や家から漏れるだいだい色の光。
温かそうだね。
幸せそうだね。
最近は白熱灯でなくて、ＬＥＤでも調光タイプのものが使えるけど、
だいだい色っていいよね。
お風呂場で蛍光灯の白い光を使ってごらん。
隅々まで冷え切って温かいはずのお風呂がプールになってしまうよ。
だからお風呂場は絶対に白熱灯です。
それからトイレも。
トイレが寒々しいのがいやなので。
あ、それからお酒飲む時も白熱灯がいいよね。
目の前の人の表情に陰影が出て、素敵に見えるよね。
蛍光灯だと、悪いところまではっきりくっきり映し出されて幻滅するかも。
しかしこの白熱灯、短所は、電気代がかかること。
だからね、白熱灯使っていそうなお宅を見ては、
「ああ、お金があるんだね」とひっそりと『うらやましいね』と言う意味の笑みを浮かべるのでした。
