フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

オババ失態す

2020-10-27 23:25:39 | 美しく生きるという事

今日も仕事が終わったで~。

という感じでぼーっと駅の改札に向かい歩いていた。

電光掲示板の発車時刻を見ながら、あれに間に合うな、と歩き続けた。

と、私の行く手を遮るものがある。

左右からバーが出てきて私を阻む。

何だ~?

おお!

定期券をかざすのを忘れていた!

慌てて引き返し、最初からやり直し。

ありゃりゃ、こりゃ初めてだ。

駅員さん、わたしゃ、ちゃんと定期券持ってるよ。

強行突破じゃないですよ。

そしてそのときひらめいた。

人間版ETC。

定期券を持っているだけで改札をスルー出来る。

これぞまさしく顔パス。

顔認証でも良いけど、たくさんの顔を登録するのは大変だろうから、

定期券で良いんじゃない?

おお、ピッすらもしなくて良いんだ。

こりゃ画期的だ。

機械が必要になるかもしれないけど、

高速の料金所と同じように、

定期券ETCと、ピッとかざすところとレーンが分かれるだろうか。

あと、切符?

さて、どうなることでしょう☺

コメント (1)
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