フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

オババ、若い人から頼られる

2018-05-07 21:37:05 | 美しく生きるという事

歳だけは食っているオババですので、

上の人に言いづらいことを私に聞いてくる若い人います。

言いづらいんだってさ。

私だって聞きづらいんですけどね。

私ならなんでも言えると思っているのか!?

そんなことはありません。

うちの職場は複雑な組織体系で、ベテランの職人には頭が上がりません。

でも反対意見を持つ人もいるわけで、

『一体どっちなの?』と感じているんですね。

こういうとき、臨機応変と言うしかないのが本当につらいです。

すごくあいまいな言葉ですよね。

逃げているだけだろう?と文句を言いたくなるのですが、

でもその通りで、その臨機を嗅ぎ取りうまく対応してほしいのですが、

『きちんと決まったことなら出来るけど、考えながらはやだ!』と言われちゃうんですよね。

ベテランさんは神の手を持っているのでやっぱり彼らに太刀打ちできなくて文句言わないんです。

私に出来るのは、ベテランさんに何か言われたら、

『あ、そうですね!』と明るく受けてその通りに実行しない、事でしょう。

もちろん、グッドアイディアはどんどん取り込みます。

それと神の手は褒めます。

 

表題に頼られると書きましたが、

本当は頼られているのではなくて単に利用されているだけ、と感じられた方多いと思います。

その通り!

いいんじゃない?私もやってきましたもの。みんな通った道だもの。