フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

遺すもの

2016-12-31 10:50:32 | 美しく生きるという事

家の周りを掃除していたら、

これを見つけました。

まだあったんだ……。

この殻から出てきたセミはもうこの世にはいません。

7年間土の中にいて、

地上に現れ、殻を脱いだセミ。

それからはたった7日の命。

セミはどうやって死んだでしょうか?

人に踏まれて粉々に砕け散ったでしょうか?

セミの命は散ったのに、

抜け殻はこうして残っています。

それは私に何を伝えたいのでしょうか?

『私が生きたということを覚えていて下さい』

 

また新しい年がやって来ます。

新しい命も誕生することでしょう。

どうか、平和な一年でありますように。

願うのはそれだけです。

 

今年もあとわずか。

人並みに生きたくて頑張るけど、

どこか抜けていて、憎めないオババは、

果たして大晦日の仕事をこなせるのでしょうか?

誰か私を頑張らせてくださいな(笑)

コメント (1)
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