フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

オチョコ傘

2016-05-27 10:34:51 | 日記

近くに大学があるので、家の前は人通りがあります。

さっき車を出そうとエンジンかけたら、

風にあおられさしてる傘がオチョコに

なってしまい、顔をしかめた男性が目に入りました。

いったんたたんでまたさしたのですが、 

ふたたびあおられ、角を曲がり見えなくなる頃には、

どうやらさすのを諦めたようです。

雨は降ってますから、かわいそうに、

濡れてしまうことでしょう。

赤の他人の表情というものは、

普段はほとんど気にかけていないものですが、

ふとした拍子で目に入ってしまった人のことは、

何となくほほえましく思います。

それも一つの出会いかもしれません。

でも、向こうは私が見ていたことなど知りもしないし、

私だって次に会ったとしてもその人かどうかなど

覚えていることはないでしょう。

毎日の風景のひとつです。

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする