近くに大学があるので、家の前は人通りがあります。
さっき車を出そうとエンジンかけたら、
風にあおられさしてる傘がオチョコに
なってしまい、顔をしかめた男性が目に入りました。
いったんたたんでまたさしたのですが、
ふたたびあおられ、角を曲がり見えなくなる頃には、
どうやらさすのを諦めたようです。
雨は降ってますから、かわいそうに、
濡れてしまうことでしょう。
赤の他人の表情というものは、
普段はほとんど気にかけていないものですが、
ふとした拍子で目に入ってしまった人のことは、
何となくほほえましく思います。
それも一つの出会いかもしれません。
でも、向こうは私が見ていたことなど知りもしないし、
私だって次に会ったとしてもその人かどうかなど
覚えていることはないでしょう。
毎日の風景のひとつです。