「日本一きれいなお堀に!」小田原城で
ダイバーが清掃活動 底からごみ回収
4/17(水) カナロコ
小田原城の堀の清掃活動を
するダイバーら
=17日、小田原市城内
小田原城の堀で17日、地域のダイバー
らによる水中の清掃活動が行われた。
深さ2メートルほどの堀の底には泥や
観光客らの捨てたごみがたまり、濁っ
て見えなくなっている。清掃活動は
2015年から県西部を中心とした西
神奈川ダイビング事業者安全協議会が
行っており、今年で5回目。今年は馬出
門土橋周辺の二の丸東堀を18人のダイ
バーたちが潜った。
【写真】堀の底から回収されたごみ
1時間ほどの作業で瓶や缶、泥まみれの
子ども用の靴も回収。同協議会の滝田叔
歳さん(54)は「水中で地域にお手伝
いできるのはダイバーだけ。日本一きれ
いなお堀にしたい」と意気込んでいた。
オフィス家具大手のオカムラ、
7・3%の賃金改定 大卒
初任給は25万円に
4/17(水) カナロコ
(資料写真)
オフィス家具大手のオカムラ(横浜市
西区)は16日、組合員約3500人
を対象にベースアップ(ベア)1万2千
円と定期昇給で計5・68%の賃上げを
実施すると発表した。新卒の初任給引き
上げに伴い、2年目以降の組合員の増額
補正も実施。ベア、定期昇給と合わせて
7・3%の賃金改定となる。4月給与分
から適用される。
ベアは昨年に続く実施。大学院卒・大卒・
高卒の初任給を約10%引き上げ、大卒
初任給は25万円となる。初任給の改定
により賃金逆転が生じないよう、基本給
増額分を組合員1人当たり5300円相
当(1・62%)引き上げる。
「神奈川版ライドシェア」三浦でスタート
12月まで実証実験、課題を検証
4/17(水) カナロコ
大勢の関係者に見守られながら、乗客を
乗せて「うらり」を出発するライドシェ
アの自家用車=17日午後7時10分ごろ、
三浦市三崎5丁目
夜間のタクシー不足が深刻な神奈川県三浦市
内で17日夜、一般ドライバーが自家用車を
使い有償で客を運ぶ「ライドシェア」の実証
実験が始まった。12月16日までの8カ月
間実施して課題を検証し、タクシー会社によ
る本格導入の可能性を探る。
【写真】三浦のライドシェア、
小泉議員も視察
既に東京都内や横浜市などの県内では今月
からタクシー会社が運行管理を担う「日本版
ライドシェア」が始動している。今回の「神
奈川版ライドシェア」は三浦市が実施主体と
なり、県・市合わせて3500万円を投入。
運行管理や車両の整備管理は市内のタクシー
会社2社に委託する。
採用された12人のドライバーは交代で1日
5台程度、午後7時~翌日午前1時の時間帯
で運行する。出発地は三浦市内に限るが、到
着地は市外でも可能で、配車や料金決済は全
てアプリで対応する。
この日、同市三崎の産直センター「うらり」
で行われた出発式には、黒岩祐治知事や吉田
英男市長、地元の飲食店関係者、市議ら約
100人が出席。黒岩知事は「利用者目線の
ライドシェアで夜の飲食店がにぎわう流れを
つくりたい」、吉田市長も「安全運行を第一
に、実証実験で課題を解決して本格導入につ
なげたい」と期待を寄せた。
横浜で「ハマフェスY165」5月開催
地元ゆかりのクレイジーケンバンド
横山剣さんがテーマ曲
4/18(木) カナロコ
ハマフェスの記者発表会に登場した
横山剣さん(左から2番目)、
クリスタル・ケイさん(同3番目)
ら=東京都港区
横浜開港の記念日に合わせて、臨海部を食
や音楽など多様な催しで彩る「ハマフェス
Y165」の来月開催を前に、記者発表会
が17日、東京都内で開かれた。横浜ゆか
りの「クレイジーケンバンド」を率いる歌
手の横山剣さんは「テーマ曲を作曲した」
と明かし、「ソウルフルな祭典にする」と
約束した。
イベントは5月25、26の両日、横浜市
中区の山下公園を主会場に、馬車道、関内、
山下公園通り、横浜中華街、元町・山手の
5地区で繰り広げられる。地元商店街、団
体などでつくる実行委員会の主催。「Y
165」は開港からの年数を示し、200
周年までの継続を目指す。
実行委の宝田博士委員長(協同組合元町SS
会理事長)は「それぞれの街の魅力を発揮し
たい」と決意表明。共催する横浜市の山中竹
春市長は「横浜を探索してほしい」と呼びか
けた。
横山さんは、同公園の特設ステージで野外ラ
イブに臨む。テーマ曲は「かなりエキサイテ
ィング」で、初披露に向け「猛練習している」
と話し、会場を沸かせた。同じくステージに
登場する歌手のクリスタル・ケイさんは「心
一つになるライブにしたい」と語った。
同公園には地域の飲食店が出店するほか、近
くの象の鼻パークではスケートボーダー15
人を招いた競技会も開催する。各商店街の
イベントなど、詳細は公式ホームページで。
横浜市内最大級、華やか大花壇
旭区で「春の里山ガーデンフェスタ」
4/18(木) カナロコ
色とりどりの花が咲き誇る大花壇
=17日、横浜市旭区
青やピンク、紫など色とりどりの花が咲き
誇る「春の里山ガーデンフェスタ」が横浜
市旭区の里山ガーデンで開かれ、「華やぎ
の丘」をテーマとした大花壇が来場者を出
迎えている。5月6日まで。入場無料。
【写真】パステルカラーを基調と
した市内最大級の大花壇
市と市緑の協会の主催で、約1万平方メート
ルの大花壇は市内最大級。パンジーやチュー
リップなど約110品種25万本の植物が楽
しめ、印象派の芸術作品をほうふつとさせる
ようなパステルカラーを基調とした華やかさ
をイメージしたという。
母と訪れた会社員の宮山心さん(23)=
同市瀬谷区在住=は「ネモフィラが見られ
るなんて思わなかった」と満喫した様子だ
った。
開場時間は午前9時半~午後4時。
ビキニ事件70年「当時誰一人、核実験
に巻き込まれるとは思っていなかった」
漁港の町・三浦で被害伝える資料展示
4/18(木) カナロコ
三崎のビキニ事件を伝
える展示=三浦市三崎
1954年、米国が太平洋・マーシャル
諸島ビキニ環礁で行った水爆実験に島民
や日本の漁船員らが巻き込まれた「ビキ
ニ事件」を伝える展示が、神奈川県三浦
市三崎の複合施設「うらり」で開かれて
いる。マグロの水揚げ基地として栄えて
いた旧三崎町が魚価低迷や魚の廃棄に見
舞われた記憶をつなぐため、写真やパネ
ル、新聞記事など約80点を紹介。27
日には同じ会場で事件70年の集会が開
かれる予定で、関心の輪を広げようと、
市民有志らが“ラストスパート”をかけ
ている。
【写真】展示物について話し
合う市民有志ら
展示会場には、事件の象徴として知られ
る静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」
の被ばくや世界の核実験被害に加え、三崎
で行われたマグロの放射能検査の様子を捉
えた写真、補償と原爆禁止を訴えた町民大
会の決議文、被害を受けた船舶、子どもた
ちが書き残した作文などが並ぶ。
事件に詳しいライターで、実行委員長を務
める森田喜一さん(89)=三浦市=は
「当時、三崎では誰一人、核実験に巻き
込まれるとは思っていなかった」と解説。
ウクライナを侵攻したロシアによる「核の
脅し」などを念頭に「遠い国の話とは言っ
ていられない」と強調する。
くしくも3月の米アカデミー賞では、原爆
開発を主導し「原爆の父」と呼ばれた物理
学者の伝記映画「オッペンハイマー」が7
部門を受賞。10年ぶりとなる集会への参
加も呼びかける森田さんは「核兵器を巡る
世界の情勢を理解するヒントにもなれば。
特に若い人に足を運んでもらいたい」と
願う。
展示は27日までの午前10時~午後5時
(土日は午前9時から)。マーシャル諸島
の学校と交流を続けてきた神奈川学園中学
・高校(横浜市神奈川区)の生徒らがまと
めたパネルも掲示されている。
集会は午後1時からで、参加券500円
(大学生まで無料)。米国本土の核実験被
害や大陸汚染を追ったドキュメンタリー映
画「サイレント・フォールアウト」を上映
し、監督の伊東英朗さんからも話を聞く。
かもめ児童合唱団や三崎ゴスペルサークル
などによる合唱も披露される。展示・集会
に関する問い合わせは、三浦市職員労働組
合電話046(882)3467。
大磯町
150カ所の庭巡り
オープンガーデン開催
ポスターにも使われている
大磯高麗エリアの庭
大磯町内の個人宅や店舗が手入れをして
きた庭や花壇を新緑と花の季節に開放・
公開する「大磯オープンガーデン2024」
が、4月19日(金)〜21日(日)と、5月
10日(金)〜12日(日)に開催される。
午前10時〜午後4時。大磯オープンガー
デン実行委員会主催。
オープンガーデンは今年で18回目。今回
は150カ所の個人宅や店舗などが参加
する。
期間中は毎年好評のオープンガーデンツ
アー(4月19日・20日、5月10日・11日、
参加費500円)のほか、小学生から参加
できるキッズガーデンウォーク(4月21日、
参加費大人500円・小中学生無料)が開
催される。ツアーは大磯ガイド協会ホーム
ページから申し込む。
5年ぶり「ヌン活」
今年は5年ぶりに、町内のカフェによる
「大磯アフタヌーンティー」も復活。庭の
景色を楽しみながら、スイーツで一息つけ
る。
詳細は大磯オープンガーデン公式ホーム
ページ。問い合わせは大磯町観光協会
【電話】0463・61・3300。
平塚市
剪定で桜並木守る
今年は田村を整備
タウンニュース
剪定後の満開に近い
桜並木(田村16号線沿い)
「2月ごろに業者が剪定をしたので、
今年は見た目の華やかさが例年より劣る。
なぜ花が咲く直前に実施したのか」と
地元住民が疑問を抱いたのは、田村16
号線沿いの桜並木だ。
そこで本紙は、理由を探るべく、道路
や街路樹の損傷箇所の補修工事を担当
する平塚市道路管理課に取材した。
負担軽減のため冬季に実施
桜に限らず、樹木の剪定は病害虫を予防
するために重要な作業だ。一方で同課に
よると、「桜の木はデリケートなので、
剪定をすると木を弱らせてしまう可能性
がある。気温が低い冬に行うと負担が少
ないので、今年は2月ごろに実施した」
と話す。また、「花見シーズンの直前に
桜の花が少なくなると市民が落胆してし
まうので、ある程度枝を残した」と同課。
今年より小規模だったものの、前回、同
桜並木の剪定が行われたのは約6年前。
同課は「桜を守るため頻繁に剪定ができ
ない。市内を見回る際に目視で確認し、
必要な場合に実施する」と話す。市内の
道路上にある他の桜並木も、適切な時期
を迎えると剪定されることになるという。
平塚市
「緑化まつり」に約40団体
4月27日・28日 総合公園
タウンニュース
昨年の植木市の様子
(平塚市提供)
花と緑の祭典「平塚市緑化まつり」が
4月27日(土)と28日(日)の2日間、
総合公園(大原1の1)で開催される。
時間は午前9時〜午後4時(28日は3時)。
今年で48回目を数える同まつりは、第49
回緑化標語コンクール最優秀賞に選ばれ
た金田小学校(2023年度)の寺中花
夏さんの作品「育てよう 緑を守る
やさしい心」をキャッチフレーズに、緑
化意識の高揚を図るきっかけの場となる
ことを目的としている。
園路と平塚のはらっぱ2つのゾーンでイ
ベントを開催、約40団体が出展する。植
木市や花市など市内団体による展示販売
を行う園路ゾーンでは、よりどりみどり
市とスポットイベントも実施。
震度7の揺れが体験できる地震体験(27日
/9時〜正午)や、平塚市防犯協会による
春の地域安全活動(27日/10時〜11時)、
日本赤十字社と平塚ライオンズクラブによ
る献血活動(28日/9時〜15時)等が行わ
れる。
平塚のはらっぱゾーンでは、公的機関や
スポーツ団体のPRや展示、体験ブース
などが設けられ、各団体への理解と交流
を図る。
はらっぱ北側では、フラワーセラピー研究
会によるワイルドフラワーの作品作り(両日
/終日)や、女性防災クラブ平塚パワーズ
が身近なもので作れる防災グッズをレクチ
ャー(27日/終日)。
はらっぱ西側では、湘南ベルマーレがフッ
トダーツブースを開設(両日/終日)する
ほか、園芸協会花き部会に花の販売や育て
方をアドバイスしてもらえる催し(同)も
ある。
はらっぱ南側では、子ども用釣り形式ゲー
ムでごみの分別を学べるブース(27日/終日)
や、平塚建設業協会による住宅に関するよろ
ず相談所(同)も開設される。
問い合わせは市みどり公園・水辺課【電話】
0463・21・9852。
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