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秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

いよいよ最終回です。かいつまんだインドは、

2006-01-16 | 旅・インド
日本では、駅で電車を待ってると、携帯電話の画面を見ている若者がほとんどであることに、いつもすごいもんやなぁと感心しています。

インドでは、皆楽しそうにおしゃべりしていました。
デリーの官庁街のランチタイムは、外で円陣を組んでひなたぼっこ。
夜の田舎の道端では、焚き火を囲んでにぎやかなことでした。
他にすることがないからかもしれないけれど。

人間は人の間で暮らすから人間なんだし、
昨今のゲームなどに没頭しすぎて、引きこもる青少年が多いことに心が痛みます。

不易流行という言葉がありますね。
変わってはいけないことが大元にあって、その上で時代時代の流行があるということだと理解しています。

たぶん6000年同じ暮らしをしてるんじゃぁないかと思われるほどの暮らしぶりでした。
でも皆平和に暮らしているように見えました。
ストリートチルドレンだってそれなりに。

犯罪史上まれに見る事件が次々起こり、基幹産業の根本で信じられなくなった日本社会は、ほんとにインドより進んでいるのでしょうか?

たしかに清潔になれた日本人にはびっくりすることも多かったけれど、生きとし生けるものが皆、この地球上で共生するということは、自分だけが快適に暮らすということではないはず。

この地球で人間としてどう生きるか、という根元の哲学的な思想が広くあまねくいきわたっていて、ほんとは日本よりもっと先を行ってるんじゃぁなかろうかとも思われました。

食料自給率、日本は40%だけれど、インドは100%です。

牛を食べないのは狂牛病のことを昔から知ってた?
ベジタリアンが多いのは、肉食を避けて体内をきれいにすることが、生活習慣病から逃れる術だとわかってた?
スパイスを組みあわせたインド料理は、薬膳料理でもあって未病を防ぐ?

ガンジス川、汚いイメージを持ってたけど、水に浮かんでいたのは、ヒンドゥの神様にお供えする花々だけだった。
空き缶もビニール袋も、ごみもなかった。
死体は火葬にして灰になってからガンジスに流すんです。
聖なるガンジスを汚すはずがなく、水で清めることを大事にしているんだから。

土に返る素焼きのカップでチャイを飲む、街角の人たち。
リサイクルということをどこの国よりも実践してたんだ。

喉もと過ぎれば熱さ忘れる、まさにその通り。
帰国して5日過ぎ、今はいいことばかり思い出されます。

結論「不思議の国インドは底知れない魅力あふれる国です」