聖書から人生を考えよう

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★キリストの復活に対する反論に答える

2007-03-27 | 「キリストの復活」


 
 前回の記事で、「キリストの復活」が事実であったことを書かせていただきました。過去にも幾人かの方から、復活に対する疑問と反論を聞いたり、問い合わせがありましたが、これは、あくまでも信仰の問題であり、人間の理解を超えた超科学的なことであり、信じるか信じないかは、個人の自由であると言えましょう。しかし、聖書に書かれているキリストの復活を否定してしまえば、全聖書を否定するくらい重大な問題であり、キリストを信じるクリスチャンには、未来に対して何の希望もない哀れな存在ということになり、真のクリスチャンは、これを堅く信じているのです。これから、反論のいくつかを取り上げて、聖書に基づいてその検証をしてみたいと思います。
 
【1】キリストは墓に葬られた時に、仮死状態ではなかったのか。
 「イエス・キリストは、十字架で死んだように思われているが、仮死状態ではなかったのではありませんか?」と疑問を投げかける方がおられます。これは、ごもっともなご質問だと思います。しかし、聖書を詳細に読めばお分かりいただけると思いますが、主イエス様の死を確認したのは、味方ではなく、敵であるローマの兵士であったのです。

●「その日は備え日であったため、ユダヤ人たちは安息日に(その安息日は大いなる日であったので)、死体を十字架の上に残しておかないように、すねを折ってそれを取りのける処置をピラトに願った。それで、兵士たちが来て、イエスといっしょに十字架につけられた第一の者と、もうひとりの者とのすねを折った。しかし、イエスのところに来ると、イエスがすでに死んでおられるのを認めたので、そのすねを折らなかった。しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。」(ヨハネの福音書19:31~34)。

 ローマの兵士たちは、十字架上の他の二人の強盗の死を早めるために足のすねを折ったのですが、イエス様に対してはその必要はなかったのです。すでに息を引き取っていたからです。6時間もの長い間、十字架に釘付けにされ、脇腹を槍で刺され、血が流されたのに、三日目に墓にの中から起き出して、大きな石を転がし、這い出して来ることが果たしてできるでしょうか。理性的に考えるならば、どうしても、それは不可能であるとお気づきになると思いますが、いかがでしょうか。これは、明らかにあり得ないことです。

【2】キリストの弟子たちがイエス様の死体を持ち出したのではないか。
 イエス様が逮捕された時、「すると、みながイエスを見捨てて、逃げてしまった。」(マルコの福音書14:50)との記述がありますように、弟子たちはみな逃げ出してしまったのです。そんな臆病な弟子たちが、そのような大胆なことが果たしてできるでしょうか。どう考えても、あり得ないことです。仮に、ローマの兵士たちが墓の番をしながら居眠りをしている時に、運よく盗んで運び出すことが出来たと仮定したとしても、その後ろめたさを抱きながら、死や迫害を恐れずに、殉教するまでにキリストの復活を宣べ伝えることなど、決してあり得ないことではないでしょうか。

【3】ローマの兵士たちがイエス様の遺体を持ち出したのではないか。
 これも、実におかしなことではないでしょうか。全くあり得ない話です。自分たちに不利になることをわざわざでっちあげることは、到底考えられないことです。もし、そうだと仮定してみても、それなら、兵士たちは何のために墓の番をしていたのでしょうか。もちろん、ローマ兵が番兵をしていたのは、弟子たちが来てイエス様のご遺体を盗み出して、「キリストはよみがえった!」というウソの噂を流したりしたら困るからという理由からだったのです。自分たちのメンツをつぶして、自分たちが罰を受けるためにそんなことをするはずがありません。そのようなことは、あまりにも矛盾があり過ぎて、私には想像することもできません。

【4】キリストは実際に復活したのではなく、人々はキリストの幻を見たのではないか。
 キリストが復活して現れた(顕現)のを見たのは、一人や二人ではないのです。500人以上のクリスチャン(兄弟)たちが同時に、よみがえって現れたキリストを目撃しているのです(Ⅰコリント15章を参照して下さい)。もし、それが幻であったとすれば、あまりにも多すぎる目撃者だと思われないでしょうか。そして、キリストの墓が空っぽであった事実をどのように説明されるでしょうか。また、復活されたキリストに弟子たちは手で触れることもできましたし、会話もすることができ、また食べることもできたのです(ルカの福音24:36参照)。幻であれば、こんなことはできるはずがありません。

【5】弟子たちがウソをでっちあげたのではないか。
 これも、普通の人に考えつきそうなことですが、実際には、復活などなかったのに弟子たちが「キリストはよみがえった!」と言ってウソをでっち上げげたのではないかというそのような反論です。しかし、よくよく考えてみれば、自分たちの不名誉や迫害や死をこうむるような結果になるウソを、わざわざでっちあげることなど、絶対に考えられないことではないでしょうか。

 そして聖書の記録をよく調べればお分かりになると存じますが、弟子たちはイエス様のご在世当時、ご自身の復活のことを何度も(少なくとも三度以上)イエス様から聞かされていながら、そのことを覚えてさえいなかったのです。もし、本当に信じていたのなら、三日目(日曜日)の朝、誰よりも先に墓に急いだはずです。しかし、事実は、女たちからイエス様のご遺体がなくなっていることを聞かされても、弟子たちの中でだれひとり、主の復活を信じようとはしなっかたのです。ですから、明らかに、キリストの復活を信じてもいなかった弟子たちがウソをでっち上げることは、どう考えてもあり得ないことです。

 その他、イエス様は実は双生児の一人であって、一人は十字架につけられて死んだけれども、もう一人のイエス(?)が、「私が復活したキリストだ!」と言って現れたのだという実におかしな反論もあります。もし、そうだとしたら、双子のうちの一人は、33年間、誰にも気づかれないで、どこに隠れていたのでしょうか。しかも、その明らかなウソをでっち上げるためにです。よく、こんなことまで考えられるものだと関心してしまいますが、キリストの復活を認めたくない人は、何とかしてその事実を覆(くつがえ)そうと、いろいろな仮説を立てるようですが、あまりにも滑稽で、何の根拠もないこれらの質問に答える必要はないと思います。

 このように、いろいろな反論や仮説と疑問に対して、一つ一つ検証してみても、それらの反論のすべてに対して、聖書は「NO!」と言って否定しているのです。これらのキリストの復活の証拠は、あなたの死後の永遠のことまで決定するほど重大な事実(真理)なのです。なぜなら、聖書の中心の主題は、キリストによる人類の贖いのみわざであり、キリストの中心は十字架と復活であり、キリストの復活は、人類の救いに欠かすことの出来ない真理なのです。あなたも、この事実を真剣に受け止め、このようなキリストの尊い救いをなおざりになさいませんように心からお勧めいたします。

●「主イエスは、私たちの罪のために死に渡され、私たちが義(正しい者)と認められるために、よもがえられました。」(ローマ人への手紙4:25)。

●「あなたがた(クリスチャン)は、死者の中からこのキリストをよみがえらせて、彼に栄光を与えられた神をキリストによって信じる人々です。」(Ⅰペテロ1:21)。


 死んだ人間が、どんなことがあっても、自分自身を死人の中からよみがえらせることは不可能です。また、いかなる人も三日間も死んだ状態であった人を生き返らせることはできません。どうしても、人間より偉大な何者かが、キリストをよみがえらせたと考える以外に説明がつかないのです。勿論、その何者かというのは、人間に命を与えることのできる神(創造者)以外にはあり得ないのです。

 どのような偉大な宗教家も自らの復活について語った人はおりませんし、また当然ながら、復活について実証した人物もいません。しかし、ただ、イエス・キリストだけは、例外です。キリストは、生前中に何度もご自分の十字架の死と復活について予告されたのです。そして、そのことば通りに、十字架で死なれ、三日目によみがえられたのです。

●「わたしは、自分からいのちを捨てるのです。わたしには、それを捨てる権威があり、それをもう一度得る権威があります。」(ヨハネの福音書10:17~18)。

●「そして言われた。『人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。』」(ルカの福音書9:22)。

●「その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。」(マタイの福音書16:21)。

●「『さあ、これから、わたしたちはエルサレムに向かって行きます。人の子は、祭司長、律法学者たちに引き渡されるのです。彼らは人の子を死刑に定めます。そして、あざけり、むち打ち、十字架につけるため、異邦人に引き渡します。しかし、人の子(キリスト)は三日目によみがえります。』 」(マタイの福音書20:18)。


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