聖書から人生を考えよう

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聖書から「人生」について真剣に考えてみませんか?

★平安の中に死を迎える備え

2007-04-09 | 「人の死とその備え」




 大正時代にあったことですが、群馬の山間の貧しい村に、おみつさんという少女が住んでいました。おみつさんは、肺病を患い、床に伏していたのですが、悲しそうな顔をすることもなく、その顔はいつも明るく喜んでいるので、家族や近所の人たちは気持ちが悪くなって「キツネにつかれたのだ・・・!。」と言って離れの小屋に移し、キツネを追い出そうとしていぶしをかけました。しかし、おみつさんの喜びに満ちた顔は少しも変わりませんでした。そして、ついにおみつさんは平安に満ちた顔をして、死の時を迎え、息を引き取ったのでした。そして、おみつさんが死んだあと、敷いていたせんべい布団の中から一冊の「聖書」が出て来たのです。そして、家族も近所の人たちも、彼女の喜びと安らぎが「聖書」から来たことを知ったのです。

 私たち人間が、この世に生まれて来る出産の模様は、大体同じです。約280日間母親の胎内で成長を続けた胎児は陣痛と共に娩出され、産声を上げて、この世の仲間入りをします。仮死状態で生まれる場合やその他の例外を除いて、正常分娩の場合の赤ちゃんの生まれ方は大体同じです。------しかし、それに比べて人間の死に方は何と千差万別のことでしょうか・・・・。安らかに大往生を遂げる人もあれば、七転八到の苦しみの後に死を迎える方もおられます。また、交通事故のように急に、突然、何の心の準備もなく死に至る場合もあります。また、癌のように徐々に死に至る場合もあります。

 また、その人の死ぬ年齢によっても、本人にとっても家族にとってもかなりの差を生じるのではないでしょうか。90歳の老人が老衰のために死ぬのと、働き盛りの一家の大黒柱ともいうべき主人が癌で死ぬのとでは、家族に与える影響はかなり差があるように思います。また、幼い子供が病気や事故で死んだ場合の両親や家族の悲しみは計り知れないものがあります。その幼児の親は、悲しみが癒されるまでに何年もかかると言われています。また、昔に比べて最近は死に方も、益々複雑多様化しているように思われます。歩道を歩いていても、一瞬にして車に跳ねられたり、偶然通り魔に会って、瞬時にいのちを失う場合もあります。

 しかし、どのように死を迎えるかより、もっと大切な問題があります。それは、人間は死んですべてが終わりということではないのです。人間の霊魂は不滅であり、死後においても永遠に存在することを聖書は教えています。人間は自分自身の行動に対して責任を持っている高度な存在であることは、誰でも認めていることであると思います。しかし、同時に、その行動と存在の責任を70年か80年の短い人生において、すべて取ることは不可能なのです。これに対して、聖書は人間は単なる高度な霊的存在であるばかりではなく、永遠の存在でもあるがゆえに、その責任を永遠の世界において取らなければならないと明確に教えています。

●「そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっている」(ヘブル人への手紙9:27)。

 しかし、神は正義のお方であり、聖なる神ですが、同時に愛と恵みに満ちた神でもあるのです。それで、神は罪深い人類の救いのために神ご自身のひとり子、イエス・キリストをこの世にお送りくださり、この御方が十字架にかかって、私たちの身代わりに死んでくださり、また三日目によみがえってくださいました。これは、人知をはるかに超えた偉大なる神の愛であり、驚くべき愛です。この尊い主イエス・キリストをすべての人が自分の個人的な救い主として信じて、永遠の滅びから救われるように神様は望んでおられるのです。 
  
●「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」(ローマ人への手紙6:23)。

●「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。 」(ヨハネの福音書3:16)。

●「わたし(キリスト)は道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもと(天国)に来ることはありません。」(ヨハネ14:6)。

●「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」 (ヨハネの福音書14:27)。

●「今から後、主にあって死ぬ死者は幸いである。‥‥しかり。彼らはその労苦から解き放たれて休むことができる。‥‥」(ヨハネの黙示録14:13)。  

◆Eメール: goo1639@mail.goo.ne.jp 管理人:「北国のこひつじ」


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