goo blog サービス終了のお知らせ 

大人に負けるな!

弱者のままで、世界を変えることはできない

壮絶K.O.シーン特集

2009-12-10 22:20:38 | 武学
■対戦カード
K-1 GRAND PRIX’93
<1993/04/30> ブランコ・シカティック vs チャンプア・ゲッソンリット

K-1 GRAND PRIX’95 Final
<1995/05/04> アンディ・フグ vs ピーター・クレイマー

K-1 BRAVES’97
<1997/04/29> ジェロム・レ・バンナ vs レイ・セフォー

K-1 DREAM’97
<1997/07/20> ブランコ・シカティック vs サム・グレコ

K-1 DREAM’97
<1997/07/20> フランシスコ・フィリォ vs アンディ・フグ

K-1 GRAND PRIX’99 決勝戦
<1999/12/05> アーネスト・ホースト vs ジェロム・レ・バンナ

K-1 THE MILLENNIUM
<2000/04/23> ジェロム・レ・バンナ vs フランシスコ・フィリォ

K-1 WORLD GP 2001 FINAL
<2001/12/08> ニコラス・ペタス vs アレクセイ・イグナショフ

K-1 WORLD MAX 2002 ~世界一決定戦~
<2002/05/11> アルバート・クラウス vs ガオラン・カウイチット

K-1 WORLD GP 2003 in SAITAMA
<2003/03/30> ピーター・アーツ vs ステファン’ブリッツ’レコ

K-1 WORLD GP 2003 in LAS VEGASII
<2003/08/15> レミー・ボンヤスキー vs バーノン・タイガー・ホワイト




壮絶K.O.シーン特集
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホンマン勝っちゃったよ!?(@_@)

2006-06-04 02:00:50 | 武学
今夜、K-1ソウル大会の放送がありましたが、キャリア2年に満たないチェ・ホンマンが、僅差ながら、シュルトに判定勝ちしてしまいました!

このブログでは、

「セームに劣らない体格を持った選手が、テクニックを身につければ、この無敗王者に勝てる可能性がある。その最右翼は若いチェ・ホンマンだろう」

以前にそう書いていますが、これほど早く結果が出るとは……


確かに、セームにとって相性の悪い相手だったことは確かです。

30キロの体重差はもとより、打たれ強さと巨漢に似合わぬスタミナ。フィジカルでは、セームをはるかに上回るものを持っています。
それが、テクニックとキャリアの差をカバーしました。


しかし、ホンマンが今年のトーナメントを勝ち抜けるかというと、まだ課題は残っています。

セームのように直線的なファイターならともかく、まだまだ、スピードのあるタイプを捉えきれないからです。

昨年のトーナメントみたいに、逃げまわられるとどうにもなりません(>_<)

首相撲も禁止になりましたから、つかまえてヒザ、というパターンも使えない……

しかしながら、真っ向勝負では、文句ナシにホンマンが最強といえそうですね。

今後も、大きな怪我をしないことを祈ります。



人気ランキングをチェック☆





Oisix(おいしっくす)/Okasix(おかしっくす)



「管理栄養士に相談できる健康サイト」ニチレイフーズダイレクト



MIZUNO SHOP ミズノ公式オンラインショップ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

K-1史上最強王者誕生!

2005-11-20 00:16:16 | 武学
2005年度K-1GP王者は、ダントツブッチギリの強さでセーム・シュルトに決まりました!

ちなみにセームは、K-1ルールではいまだ負けナシ。
今日も、前王者レミーに何もさせず一蹴しましたが、実は以前に神様ホーストとも対戦し、やはり完封しています。

普通、巨漢に対抗するには、1回戦でレミーがホンマンに見せたように、ローで足下から崩していくのがセオリーなんですけど、セームはローの間合いを与える前に、あの重くて鋭い前蹴りを放ってきますから、相手は文字通り、手も足も出ません。
実は、非常にクレバーで科学的な闘い方のできる選手です。
加えて、空手で磨いた打撃の破壊力は凄まじい。中国武術でいうところの硬気功を、かなり高いレベルで身につけています。


K-1ファイターはもちろんのこと、歴代のキックボクサーを比較しても、おそらくセームが最強ではないでしょうか? 
パリ大会の仕上がりはイマイチでしたが、今日の仕上がりを見る限り(10キロ減量してGPに臨んだ)は、全盛期のピーター・アーツでも勝てる気がしません(>_<)
「絶対暴君」の誕生です。


セームは、「数ある空手の中でも最も合理的」として専門家の評価が高い芦原空手(石井館長も芦原空手出身)に入門、その巨体を活かす術に開眼し、大道塾(組み打ちを認める空手の流派)の世界王者になります。
その後、プロに転向し、パンクラスの無差別級王者に。PRIDEでもノゲイラの王座に挑戦しています。
ずっと総合の道を歩んできたセームですが、空手家だけに打撃戦の強さは別格で、「打撃系競技に専念すれば、容易に世界一になれるのではないか」という見方は、当初から根強くありました。

今日の決勝では、極真のグラウベを膝で1ラウンド失神KOに沈めました。
今、セームが極真の世界大会に出れば、そのまま優勝しちゃうかもしれません。

僕は、K-1ルール2戦目でホーストを圧倒するセームを見て仰天し、
「こいつはK-1に専念するべきだ」
ずっとそう思っていましたが、正直のところ、これほど強くなるとは思いませんでした(@_@)

北斗旗、パンクラス、そしてK-1GP。
セームはこれで、3つのメジャー格闘技の頂点を極めたことになります。1人のアスリートとして、永遠に歴史に残る壮挙でしょう。

それにしても、あんなにダントツで強いと、マッチメイクに困ります(>_<)
何しろ、あの傍若無人な強者レイ・セフォーでさえ、セームと向き合えば、イジメられているようにしか見えないのだから(T_T)
下手に試合を組めば、みんなセームに壊されてしまうでしょう。
アレクセイ・イグナショフが本調子を取り戻して、ようやく試合になるかどうかというところです。


ともかく、「打撃系では手足の長い選手が圧倒的に有利」だという現実が、これで明確になったといえるでしょう。
ですから、チェ・ホンマンやモンターニャ・シウバといったセーム以上の巨漢選手が、セームのスタイルをコピーし、減量してスピードを増すことで、絶対暴君となったセームを脅かす存在になる可能性もあります(何年もかかるでしょうが)。特にホンマンは若いですから、長い目で応援したいものです。


ひょっとしたら、セームは早々に敵のいないKのリングから去り、再び総合に復帰するかもしれません。
より強い相手を求めるのが、闘う男の本能なのだから。


王者の原点 芦原空手



人気ブログランキングにジャンプ






MIZUNO SHOP ミズノ公式オンラインショップ



サプリメント一覧



サントリー健康食品オンラインショップ

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒョードル防衛 シウバ負けた!

2005-08-30 22:34:43 | 武学
ご存じの通り、たった今PRIDEGPの放送がありました。

ヘビー級はヒョードルが判定で防衛に成功、ミドル級トーナメントはシウバが準決勝で敗れるも、同門のショーグンがブッチギリの強さで優勝、シュートボクセの独裁政権を死守しています。



映像で見る限り、ミルコははじめから疲れが顔に出ていました。肌はカサカサで、まるで老人のよう。おそらく、オーバーワークでコンディションを崩していたのでしょう。

1ラウンドでは打撃でヒョードルを圧倒する場面を見せましたが、下になると一気にスタミナを失い、試合はそのままヒョードルのペースに。

もっとも、下になったミルコもヒョードルに有効打は与えません。勝者ヒョードルも、試合後は精魂尽き果てた表情を見せていました。
2人の間にそれほど大きな実力差がないことを、満天下に示してしまった格好です。

ヒョードルは、もともとコマンドサンボの世界王者です。総合ルールでの闘いにおいては、超エリート。キックから最近転向してきたミルコに、負けるわけにはいきません。何とか結果だけは残しました。

しかし、総合のキャリアで自分よりはるかに劣り、ライバルのノゲイラに1本負けしているミルコに、判定で逃げ切ることしかできなかったのは、王者として屈辱的な内容だったかもしれません。1本勝ちで、格の違いを見せつけたいところでした。

3強の実力は本当に差がないのです。現行ルールであれば、ヒョードルが有利ですが、1ラウンド3分でもっとブレイクが早ければ、ミルコの勝率が高まりますし、初期アルティメットのように、時間無制限でブレイク無しだったらノゲイラが有利です。


PRIDEヘビー級には、3本のベルトが必要でしょう。


個人的には、ミルコは今年中にハリトーノフとやってほしいと思います。勝者が、大晦日にヒョードルに挑むというプランはどうでしょう。

もちろん、ヒョードルがその前にノゲイラの挑戦を受けてもいい。ヒョードルはちょっと試合ペース開きすぎです。ノゲイラに丸一年チャンスが与えられないというのも、不公平な気がします。



そしてミドル級では、絶対暴君ヴァンダレイが、ついに失脚!

映像を見る限り、最大の敗因は、「筋肉のつけすぎ」だと思います。

サクがどうしてもシウバに勝てなかった最大の原因は、パワーの違い、ハッキリ言えばサクがナチュラルにこだわっているからです。

ブラジルでは、薬物の規制がさほど厳しくなく、容易に入手することができます。

それをどこまで利用するかは、プロとしての自己責任に委ねられています。

特に、打撃を認める格闘技の場合、ステロイドで傷の回復を早めることはやむを得ない面があります。
武蔵選手も、薬物で増量したことを認めています。
日本人でさえそうなのだから、外国人では言うまでもありません。

ヒクソンが「薬をやっているファイターとは闘わない」と宣言しているのも、ナチュラルでは絶対不利だからです。

ブラジルは、決して豊かな国ではない。健康上のリスクを背負ってでも、家族を養うために稼ぎたいという選手を、一概に責めることはできません。

今回のシウバは、ヘビー級転向の準備を始めているからでしょうか、目に見えて身体の厚みが増していました。

しかし、たとえウエイトが変わっていないとしても、筋肉のバランスが崩れれば、神経系はすぐに適応できません。

アローナのローでバランスを崩して転倒する場面もありましたが、いつものシウバでは考えられないことです。このコンディションでは、サクにも吉田にも勝てないでしょう。

もちろん、アローナも巧い選手ですが、同じトップチームなら、ホジェリオの方が実力的に上だと思います。

要するに、シウバはスランプに入っています。もちろん、ドーピングの副作用には注意が必要ですけど、厚みを増した筋肉の使い方を体が覚えれば、また恐ろしいシウバが戻ってきます。


そして、優勝はダントツの強さでマウリシオ・ショーグン! 

寝技世界一のアローナを逆にオモプラッタで追い詰め、1ラウンドであっさりKO勝ち。全く強さの底が見えません。一応、僕は開幕時に優勝をショーグンと予想していたので、何とか恥をかかずに済みました(^_^;)

驚いたのは、ショーグンが決勝でも驚くほどリラックスしていた点です。あれでは、アローナが何もできないのも、無理はありません。

当分は、誰がチャレンジしても、ショーグンには勝てないでしょう。それくらい突き抜けたセンスを持っています。準決勝で当たったアリスターなんか苦手なタイプだと思いますが、それでも1ラウンドでKOしてしまう。ボブチャンチンでも無理っぽいですね。

初防衛戦は、ホジェリオと再戦するならいい勝負になると思います。



ランキングで今日の最新ニュースをチェック!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒョードルvsミルコ、本日ゴング!

2005-08-28 00:46:13 | 武学
いよいよ、待ちに待った対決が始まります。


すでに格闘技ファンの枠を超えた注目を集めるこの一戦。生放送がないのは、実に残念なところ。

勝率で言ったら、総合ルールのキャリアで上回るヒョードル有利ですが、ミルコの一発が入れば、さすがのヒョードルもKOされる可能性は十分にあります。

ノゲイラも言うように、やってみなければ分からない一戦です。



また、今日はミドル級GPにも、注目です。

決勝は、おそらくヴァンダレイvsショーグンになると思いますが、リザーバーのボブチャンチンにもチャンスはあります。

優勝は、おそらくショーグンだと、僕は思います。すでにそれだけの実力はあります。



あとはただ、ゴングを待つばかり!



ランキングで最新ニュースをチェック!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュートボクシング、MAXを征服

2005-07-22 13:36:22 | 武学
今週は忙しくて、ほぼ一週間更新できませんでした。

その中のビッグニュースといったら、なんと言っても中国人民元の変動相場制移行と、ロンドンでの再びのテロです。

それはそれとして、うちのブログでは、K-1MAXに注目したいと思います。



今年のMAXを制したのは、シュートボクシングのエース、アンディ・サワーでした。参戦当初から、この階級で最強の評価を受けていただけに、ようやく実力通りの結果が出たといえそうです。

シュートボクシングとは、1985年、シーザー武志によって創立された新興格闘技です。打撃だけでなく、スタンドでの投げ、関節技を認めているのが大きな特徴です。UWFスタイルの成立にも大きな影響を与えています。
ちなみに、ブラジルのシュートボクセ・アカデミーとは、関係ありません。

個人的には、『バキ』のモデルとなった平直行選手が印象深いですが、SBは他にも多くの名選手を輩出しています。
世界ホーク級王者にもなったマンソン・ギブソンは、K-2GPにおいて、あのアーネスト・ホーストからダウンを奪っています。
現在は大阪プロレスに所属している村浜武洋選手も、もともとはSB出身でした。

投げ技どころか首相撲さえ認めないK-1ルールにおいて、総合格闘家であるシュートボクサーが頂点に立った事実は、おおいに賞賛されてしかるべきでしょう。



最新ニュースをチェック(ブログランキング)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

橋本真也選手急逝

2005-07-11 18:24:24 | 武学
本日午前、プロレスラーの橋本真也氏(40)が、脳内出血で急死したそうです。謹んでご冥福をお祈りいたします。



僕もプロレス少年だったので、橋本真也といえば、ヒーローでした。20代半ばの橋本選手は、自他共に認める新日本プロレスのエースでした。

しかし、上層部に直言する性格が災いして(現場監督だった長州力との確執は、アングルではなくリアルだったそうです)、徐々にエースの座から遠ざけられていきます。

最終的には、新日本プロレスも退団し、独自の団体を興して「昭和の匂いがするプロレス」を追求していきました。



生前は、

「好きな武将は織田信長。俺も太く短く生きる」

そう宣言していた橋本選手。その豪快なファイトスタイルを、ファンはいつまでも忘れないでしょう。




ランキングで最新ニュースを見る
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MVPは所英男選手!!

2005-07-06 23:46:59 | 武学
まずは速報。2012年の夏季五輪開催地はロンドンに決定しました! 



今夜のHERO’Sは、なんといっても所英男選手に拍手!! 映像で見るのは初めてでしたが、トリッキーで、僕の好きなタイプの選手です。

修斗の王者であるノゲイラと寝技で互角以上に渡り合い、最後はまさかの裏拳でKO! 今回のトーナメントで残念ながら欠場した須藤元気選手と、トリッキー対決を実現してもらいたいところです。須藤選手は、「裏拳は総合だと使えない」とか言ってたし。

今日の動きを見る限り、実力的には、所選手の方が上かもしれません。

少なくとも、優勝候補の一角に名を連ねたと考えていいでしょう。



できれば、ミドル級トーナメント優勝者には、事実上このクラスの世界王者である五味選手に挑戦してもらいたいところです。

五味選手の当て勘は、ちょっと人間離れしたところがあります。しかも、ハートが強くてタフ。彼がいる限り、誰が優勝しようと、世界一を名乗る資格はないでしょう。それは、前田もよく分かっていると思います。

ひょっとしたら、前田と高田の間ですでに話がついているかもしれません。ぜひそうあってもらいたいところです。



レイ・セフォーは、相変わらず絶好調です。傍若無人なまでに強い! 慣れない総合ルールだろうが、相手が銀メダリストだろうが、関係なしです。現時点で、今年のGPに最も近い選手でしょう。

ボブ・サップが負けるのも、仕方ないですよ(>_<)

本当に鍛え抜いたときに、一番強いのは、ブラジリアンでもロシア系でも黒人でもなく、サモア系かもしれません。

陽気でありながら、タフでワイルド。男の理想像ですね。



ブログランキングをチェックする
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜庭の犯した致命的ミス

2005-06-27 22:42:28 | 武学
PRIDEミドル級トーナメント2回戦で、復活を期待されていた桜庭が、ヒカルド・アローナの打撃で両目をふさがれてTKOに敗れました。

僕はこのブログで「サクはアローナなら勝てる」といっていたし、高田も同様に考えてアローナとぶつけたと思われるだけに、残念です(>_<)



しかし、サクにとって、アローナが決して勝てない相手でないことは、間違いありません。

あの試合で、サクは2つの致命的なミスを犯しました。そのために、本来なら判定まで持ち込めた試合なのに、墓穴を掘ってしまったのです。


まず第一に、アローナのプレッシャーを受けたとき、サクは亀になってしまいました。レスラーの本能かもしれませんが、これは絶対やってはいけないことです。素人にも分かります。案の定、アローナに延々と膝をもらい続ける羽目になってしまいました。

そして第二のミスは、打撃のプレッシャーに負けて、タックルを仕掛けてしまったことです。結果として、タックルを切られて目に蹴りを入れられてしまい、これで視界をふさがれました。

アローナは、言わずとしれた寝技世界一の男です。そんな相手に、わざわざ相手の土俵での勝負を仕掛けようとは、最もサクらしからぬ選択肢です。
グレイシーハンターとして輝いていた時代のサクなら、絶対やっていないでしょう。

サクは、アローナ戦が決まった時点で、スタンドでフルタイム戦うゲームプランを立て、打撃特訓を積んでおくべきだったのです。
事実、サクのインローは有効な攻撃でした。5キロ重いアローナの打撃が強力であっても、所詮は付け焼き刃です。打撃、特にキックのキャリアはサクがはるかに上回っているのだから、必要以上にアローナの打撃を恐れず、キックの間合いを保って立ち続けるべきだったのです。
徹底して相手のペースに付き合わない。それが、サクの強さだったはずです。
もちろん、増量せずに勝ち続けようという見通しも、甘すぎでしょう。



しかしながら、寝技世界一のアローナが、5キロも軽いサクを極めきれず、動きを封じるだけで精一杯だったことは、やはり、サクの得体の知れない体さばきが健在だったことを示しています。もしウエイトを合わせてやったら、アローナといえども、サクの術中にはまっていたかもしれません。

ホイス、ホジェリオ、そしてアローナ。これほどの面子を敵にまわして、サクは、一度も極められたことがありません。世界に、サクを極められるグラップラーは、存在しないのでしょうか。



そして、ボブチャンチンが敗れてしまったのも、残念です。手足の長いアリスターが苦手なタイプだったとはいえ、実力的には、勝てない相手ではなかったはずです。まあ、アリスターを誉めるしかないでしょう。大物食いを達成したアリスターは、おおいに自信をつけて準決勝に望んでくるでしょう。

ショーグンの判定勝ちは、このブログの予測通りでした。こうなると、決勝で絶対暴君シウバに対するのは、同門のショーグンになる可能性が濃厚です。同門だからといって手を抜く2人ではないし、決勝では想像を絶するどつき合いが見られそうです。




☆このブログに1票☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイソン、引退か?

2005-06-13 17:51:17 | 武学
約1年ぶりに試合を行ったタイソンがTKOに敗れ、「もう戦えない」と、自ら引退を示唆する発言をしていたことが明らかになりました。

しかしながら、数十億ともいわれる借金は、まだ残っています。

K-1のリングに上がる可能性は、逆に高まったと考えてよさそうです。勝てるかどうかは別として。



全盛期のタイソンほど、左右のウエイトシフトが巧みな選手は、いませんでした。

重心が、瞬間的に反対方向へ移っているのです。歩くときも、常に重心が左右にテレポーテーションし、中途半端な位置でとどまることはありませんでした。

それにともなって、頭部は絶えず動き回り、相手は的を絞りきれないまま、至近距離に飛び込んできたタイソンに打ちのめされる。世界は、何度もそれを目撃してきました。


左右のサイド・センターの無類なる発達が、無敵のタイソンを支えていたわけです。あれほどのサイド・センターの持ち主は、ヘビー級史上空前絶後でしょう。


しかしながら、彼が与えてくれた教訓は、不幸にも、

「どれほど素晴らしい才能の持ち主であっても、致命的な欠点が1つあれば、全てがムダになる」

ということでした。レイプ疑惑については、いまだに謎が残るものの、浪費癖はまぎれもない彼の欠点でした。会話の水準は、小学生レベルだという話さえあります。

ともあれ、彼の第二の人生が、幸多きものであることを祈りたいと思います。




他の人気ブログを見る


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シュルト、無敗記録更新

2005-06-02 20:22:01 | 武学
K-1ヨーロッパ代表決定トーナメントは、元祖大巨人セーム・シュルトが制しました。危なっかしい場面も見られましたが、最終的には3人続けてKOないしTKOに破り、改めて破壊力の差を見せつけた格好です。

シュルトは、もともと芦原空手の出身です。大道塾に転じて世界を制し、パンクラスでも無差別級王者となるなど、エリートコースを歩んできました。

K-1ルールでは、今だ無敗です。神様ホーストとはドローでしたが、内容は明らかにシュルトペースでした。現王者レミーも破っています。長すぎるコンパスから繰り出される、空手仕込みの前蹴りは、これまでのK-1に存在しなかった技術です。

異なるルールの中で、これほどの実績を残し続けられるのは、ミルコと並んで賞賛されるべきでしょう。



決勝でシュルトと当たると見られていたアレクセイ・イグナショフは、膝の故障のために蹴りがまったく出ず、まさかの1回戦敗退。スランプはまだ続いています。

しかし、試合ではセンターの通った素晴らしい立ち方をしていました。復帰後のジョージ・フォアマンを思わせます。これまでの力任せのアレクセイからは、考えられないことです。
アレクセイは、故障から復帰したとき、さらにスケールアップしている可能性があります。そうなったら、誰にも手がつけられません。年齢的にも若いし、まだまだ目が離せない選手です。



ともあれ、今年のヨーロッパ代表はシュルトです。1回戦では、アジアの大巨人チェ・ホンマンと当ててほしいところです。
あるいは、ジャパン枠から出場するであろうボブ・サップとの対戦も、面白そうです。このカードは2年前キャンセルになりましたから、改めて組まれる可能性は決して小さくありません。

この3選手が、今年のGPの目玉になりそうです。





☆人気ランキングに1票☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショーグンvsホジェリオはどうなる?

2005-05-26 23:36:29 | 武学
PRIDEミドル級GP2回線で、マウリシオ・ショーグンとアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラの対戦が決定しました! 桜庭・ヴァンダレイ・ボブチャンチンの準決勝進出はほぼ確定的で、残る1つの椅子を、この2名で争うことになります。



ショーグンとホジェリオは、いずれもPRIDE全勝記録を更新中の超実力者です。まして、ショーグンはランペイジ・ジャクソンの肋骨をへし折り、ホジェリオは実力者ダン・ヘンダーソンに1本勝ちしての2回戦進出とあって、決勝戦さながらの高レベルなバトルが期待できます。

この1戦がどういう結果になるか、予想は困難ですが、実力差はほとんどないと考えられるので、判定までもつれ込む可能性が大きいでしょう。お互い、そう簡単に1本取らせるほど、甘いファイターではありません。強いて言えば、勢いに乗るショーグンがやや有利か? 



ここでは仮にショーグンが勝ち上がったとして、準決勝のカードを予想してみましょう。

高田は、決勝でサクとヴァンダレイを当てたいと考えているだろうし、シュートボクセ同士の同門対決は最後まで後回しにされるだろうから、

「サク×ショーグン」

「ヴァンダレイ×ボブチャンチン」

というカードが、妥当なところでしょう。



この場合、サクが決勝に進むのは、かなり困難だと思います。

むろん、2回戦のヒカルドには、8割方勝てるでしょう。いかにヒカルドが寝技の達人だろうと、ホイスさえ寄せ付けなかったサクを極められるとは思えません。アクシデントがない限り、サクが自分のスタイルで圧倒して大差の判定勝ちだと思われます。

ただ、サクはストライカーとの相性が非常に悪い。極められたことはありませんが、KO負けはけっこうしています。ショーグン相手では、たぶん勝てないでしょう。

それでも僕は、サクが寝技で極められない限り、現役を続けて欲しいと思っています。いまだに、彼が世界一の柔術ハンターであることに変わりはありません。



以前僕は、「ヴァンダレイがイゴールにかなうものは何一つ無い」このブログにそう書きましたが、考えてみると、1つだけヴァンダレイの長所がありました。

それは、「反射速度」です。

ヴァンダレイの反応スピードは、人間離れしています。ヘンダーソンやハントにいいパンチをもらったときも、すぐ体制を立て直し、致命的なダメージを避けています。不利な状態でいる時間が、極めて短いのです。

もちろん、イゴール有利であることに変わりありませんが、なんとかロシアンフックを凌ぎきることができたら、ヴァンダレイにも勝機はあるでしょう。

グラウンドには持ち込まない方がいいと思います。ボブチャンチンのレスリング技術はストライカー離れしていますから、柔術に慣れてしまったヴァンダレイは、上を取られる可能性が大きいでしょう。そうなれば、KOは免れても、そのまま判定に持ち込まれる恐れが極めて大きい。



そんなわけで、現時点のマキトの決勝カード予想は、ショーグン×イゴールです。確率的には1番高いと思います。


追記 ヒョードル×ミルコが、また延期されそうな状況です。ヒョードルの指が、まだ完治していないそうです。まあ、ヒョードルといえども、ミルコ相手ではベストコンディションでないと勝機はありませんから、腰が引けるのも無理ないですが。






 ☆人気ランキングに1票☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合気とは「気」に「合」わせること

2005-05-11 13:53:15 | 武学
 『奇跡の人々』で取り上げた佐川幸義の話を初めて聞いて、素直に信じられる人は、武術の経験者でさえ、少数派だと思う。そもそも、合気なる技の存在を信じている人が、まず少ないだろう。

 合気とは、触れただけで相手の自由を奪う日本武道独特の技法であり、代表的な技である「合気上げ」では、相手に手首をつかませたまま、バランスを崩して投げたりする。当然、

「なんで、バランスを崩す前に手を離さないんだ? インチキじゃないか?」

 そういう疑問が生じて当然だろう。そしてこの疑問こそ、日本武道の秘技・合気の謎を解く、素晴らしい疑問に他ならない。

 単純にいえば、合気とは、人間の神経系の盲点を突く技法なのである。



 僕はもともと柔道をやっていたのだが、その中で、「道着を離したくても離せない」という不思議な局面が、たまに生じることに気がついた。

 これには角度も関係するのだが、一番は、柔道が「相手の道着をつかんで投げる」競技なので、意識が「つかむ」ことに集中してしまっていることが原因になる。つかむことに没頭している状態では、局面が変化しても、正反対の動作である「手を離すこと」が、すぐにはできない。そのタイムラグの間に、崩し、投げてしまえばよい。
 つまり、相手が攻めてくる「気」に「合」わせてかけるから、「合気」と名付けられたのだ。
 中国拳法の「聴勁」「化勁」も、基本的には同じ技法と考えられる。

 これをうまく利用しているのが、現在PRIDEミドル級のトップファイターとして活躍している、クイントン・ランペイジ・ジャクソンだ。
 彼がヒカルド・アローナをKOしたパワーボムは記憶に新しいが、実はこのとき、ランペイジはヒカルドをつかまえていない。ヒカルドが勝手にランペイジの手首にしがみつき、なすすべなくマットに叩き付けられている。
 ヒカルドがすぐ手を離せば、ランペイジが1人で後ろにのけぞるだけで、パワーボムにはならなかったはず。しかし、ヒカルドは最後まで手を離せなかった。まさに、合気上げと同様の状態である。

 もちろん、佐川レベルの合気とは比較にならないが、そのタイミングの取り方については、まさに合気そのものだと定義できる。アマで何の実績もない「素人」ランペイジが、いきなりプロのトップで戦えるのは、このような理由があるからだ。

 ちなみに、桜庭はヒカルドと違い、すぐ手を離して受け身を取っている。反応速度の速い相手に対しては、合気も容易に通用しない。ランペイジがどうしてもヴァンダレイに勝てないのは、ヴァンダレイの反射神経が異常に鋭いためだ。



 1番分かり易い合気の例は、プロレス技のショルダー・スルー。塩田剛三もよく演武で見せていた。自分はタイミングに合わせて身を沈めるだけだが、相手は自分の勢いで勝手に投げ飛ばされる。
 しかし、相手に攻める気がなければ、あるいはいち早く察知されてしまえば成立しない。
 原理としては、合気はこのようなカウンター技を指す。


 要は、合気とは、物理・生理・心理をとことん突き詰めた技術なのだ。コツさえつかめば誰でも基本的な合気はできるのだから、何10年も修業を重ねた達人と呼ばれる人が、触れただけで相手を吹き飛ばせるというのも、おそらく嘘ではないだろうと思う。

 ちなみに、物理的な側面については、運動科学総研の高岡英夫所長がほぼ完全に解明し、発表されている。



佐川幸義「技は必ず理論で説明できる。神秘的な力などない」






月刊 秘伝 2008年 06月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
ビーエービージャパン




佐川幸義の本一覧


合気のDVD一覧




◇参考になった方はこちらをクリック◇
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優勝が読めない! PRIDEミドル級GP

2005-05-09 13:16:54 | 武学
 1回戦の終わったPRIDEミドル級トーナメントですが、果たして誰が優勝するか、全く読めません。強いて有力候補を挙げるとしても、絶対王者シウバ、ランペイジを破壊したショーグン、最強の遺伝子ホジェリオ、そしてヘビー級で頂点を極めたボブチャンチンと、大本命が群雄割拠している状態です。



桜庭はユン・ドンシクをパンチで秒殺しましたが、サクの実力からすると、順当な結果でしょう。

いくらドンシクが寝技のスペシャリストでも、寝技でサクから一本とれるはずがありません。打撃では、とうていかなうはずもない。まるで勝ち目なしです。ある意味、デビュー戦で最悪の相手に当てられたわけです。

ホイスもホジェリオも、サクを極めることはできませんでした。つまり、この階級で、サクを極められる選手は世界に存在しないのです。サクの負けは、全て打撃ないし負傷によるものです。
あの秒殺劇は、決してドンシクが弱かったからではなく、相性が最悪だったでのす。ドンシクの評価を下げる必要はないでしょう。

しかし、このトーナメントをサクが制するとなると、これは難しいでしょう。サクは、グラップラーには天敵のような強さを発揮しますが、ストライカーとの相性が悪すぎます。下手をしたら、アリスター・オーフレイムにも負けかねません。まして、シウバやショーグン、ボブチャンチンと当たってしまうと、厳しいと思われます。

しかし、組み合わせでうまくストライカーを避け続ければ、チャンスはあるでしょう。高田も、できるだけサクを上位に進めたいだろうし。ヒカルドや中村相手なら、難無く勝てるでしょう。吉田と当たっていたら、判定で勝っているはずです。


絶対王者シウバは、年内のヘビー級転向を宣言していますから、このトーナメントは絶対落とせないところです。しかし、今回はかつてない大苦戦になるでしょう。ショーグン、ホジェリオ、ボブチャンチン、誰に敗れてもおかしくありません。



シュートボクセの新鋭マウリシオ・ショーグンは、今回優勝しちゃっても全然おかしくありません。特に、打撃の正確さは、先輩シウバの上をいきます。

ランペイジを1ラウンドでKOしたのは、驚きました。
詳しくは別の機会に触れたいですが、ランペイジは、日本武道でいう「合気」のタイミングと角度をマスターしています。単なる馬鹿力ではありません。だからこそ、アマで何の実績もないケンカ屋ランペイジが、いきなりプロのトップで戦えるわけです。
ところがショーグンは、首相撲でランペイジの合気を完封しています。底知れないセンスを秘めた選手です。

もともとシウバは、グラップラーには強いものの、本格的なストライカーが苦手です。マーク・ハントやダン・ヘンダーソンには、あやうくKOされかけたことがあります。
同門対決が実現したら、ショーグンに軍配が上がっても、全く不思議ではありません。



シウバ打倒の最右翼が、ウエイトを下げてミドル級GPを狙うボブチャンチンでしょう。
寝ても立っても、ボブチャンチンは、何ひとつシウバにひけをとりません。イゴールがどんどん攻めてきたら、シウバはしのぎ切れないでしょう。寝技にもつれ込んでも、レスリング技術に勝るイゴールが上を取ると予想されます。

シウバが優勝するには、イゴールに「当たらない」ことが、最も重要です。

ただ、ショーグンやホジェリオでさえ、イゴールを止められるかは、微妙ですが。



ヘンダーソンを1Rできっちり極めて完勝し、無敗記録を更新したホジェリオも、当然優勝候補です。この階級で、絶対王者シウバを極められるとしたら、ホジェリオしかいません。
スポーツには、なんだかんだいって遺伝的な素質が強く影響します。この点、ホジェリオの素質は、間違いなく随一です。その才能を遺憾なく発揮することさえできれば、GPもさほど困難ではないでしょう。一本負けから最も遠い選手だと思います。





♪楽しめた方はこちらをクリック♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性は防犯ブザーを持ち歩くべき

2005-04-15 14:26:12 | 武学
僕のブログには、性犯罪被害に遭った女性ゲストがよく訪れます。いまだ罰せられていない加害者の告発も、可能な限り行なっています。

しかし、事件後のケアと同時に、今後いかに被害を予防するかも、大切です。



僕は、昨今の治安悪化を見るにつけ、

「もう、女性が丸腰で外出できる時代は終わった」

そんな思いを強くしています。



人類史上において、女性が1人、丸腰で出歩けた時代など、ほとんどありませんでした。

たとえばかんざしなども、いざというときの護身具としていつでも使用できるように、髪に差していたわけです。



最近では、護身術の指導をあちこちで見かけます。それもムダではありませんが、大事なものが抜けています。それは、

「素手で身を守るのは、最後の手段」

という護身の鉄則です。チンパンジーでさえ道具を使うのに、人間が素手にこだわるのは馬鹿げた話です。



護身には、優先順位があります。

1.まず、できるだけ危険な場所を避ける(男と密室に入らない、通勤通学には女性専用車両を使うなど)。

2.危険が迫っているように感じたら、すぐその場を離れる(何かが起きそうな気がしたら、それは起きる)。

3.どうしても危険な場所を避けられないときは、必ず防犯グッズを用意する。また、動きやすい服装を選ぶ。

4.丸腰の場合に限って、素手で反撃を加え、逃げる糸口をつかむ。

5.全然勝ち目がない場合は、下手に抵抗しない。敵が油断するのを待つ。



今の護身マニュアルで見落とされがちなのは、3の「防犯グッズの携帯」です。

男から不意に襲われた場合、腕力に劣る女性が痴漢を素手で返り討ちにできる確率は、極めて低い。当たり前のことです。針1本でもいいから、まず道具を利用するのが大前提だと考えてください。素手で抵抗するより、はるかにマシです。

確かに、スタンガンなどを携帯するのは違法(玄関先などに置いておくのはかまいません)ですが、法に触れない範囲でも、携帯できる防犯用具はたくさんあります。

その中でも、男の目から見て特に「これを持ってる女に悪さできないよな」と思うのは、防犯ブザーです。



防犯ブザーは、全国の小学校で導入され、これによって難を免れている例がいくつもあります。

犯罪者全般の心理として、犯行時には、極力人目につきたくないものです。
よく吠える番犬のいる家は、明らかに空き巣から警戒されます。

息を呑んでうしろめたい行動をとっているときに、突然、予想外の音が鳴り響けば、あわてて犯行を中止する。これが、人間の反射的行動パターンです。

痴漢に遭ったら叫ぼうと思っていたのに、いざとなったらびっくりして声が出なかったなどという話は、よく聞きます。こうしたことを防ぐためにも、満員電車の中などでは、防犯ブザーを「手に持って」、いつでも安全ピンを引き抜けるようにしておくことをお勧めします。

選定のポイントは、もちろん「できるだけ大音量であること」です。



大事なことは、防犯用具を携帯するだけでなく「必ず使用法を練習しておく」ことです。

いざとなったら気が動転してしまいますから、未経験の行動はまずできません。日頃からあらゆるパターンを想定して、迅速に防犯ブザーを鳴らす練習をしておいてください。
そうすれば、バッグなどに入れておいたら、いざというとき何の役にも立たないことが実感できると思います。もしバッグに入れっぱなしだったら、バッグそのものを盾として利用する方がマシです。

そのほかに、痴漢撃退用スプレーなどもありますが、いざとなったら、顔面に向かって正確に吹き付けることは困難でしょう。防犯ブザーなら、ピンを引き抜くだけですから、まだハードルが低いのです。



動きやすい服装で外出することは、言うまでもありません。スカートやハイヒールは、極力避けた方がいいでしょう。
特に、スカートをはかないだけでも、のぞきや逆さ撮りなどの窃視被害は防止できます。

学校や会社は、これだけカメラの小型化、盗撮の悪質化が進んでいる以上、制服にスカートを採用することは、原則として避けるべきだと思います。



警察は、現に窃視被害が後を絶たない以上、スカート着用自粛を呼びかけるべきです。

同時に、超小型カメラの販売や所持に、罰則を設けるべきでしょう。
僕もアキバで盗聴盗撮グッズを見たことがありますが、あんなものが堂々と販売されていること自体がおかしいと思います。

現行法は、今日のテクノロジーを前提に制定されたものではありません。技術が進歩すれば、社会のルールも変えていくべきなのです。



ともあれ、ひとつでも多くの性犯罪が未然に防止されることを願っています。



最新ニュースランキングを見る


コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビジネスおすすめ情報

ダイナミックな人生を生きる方法無料ダウンロードプレゼント 7つの習慣のDVDが登場!期間限定キャンペーン中 ★車椅子の高校中退17歳が1億稼いだ方法★ ライブドア事件の真相・堀江貴文氏(ホリエモン)講演会『逮捕前夜』