「場所」というくくり

2008年12月15日 15時00分43秒 | 自分の意見の陳述
今日は全国紙の休刊日です。英語表現を分析すると一つの注目すべきものが、「場所」の概念です。場所とは基本的には空間的な場所を意味しますが、時間に関する各種表現も場所の概念で整理できます。時間という抽象的概念は体で識別可能な空間的な場所の概念から多くの表現を借用しています。要するに「場所」とは空間的及び時間的な概念です。上下もありますが、一番多いのが前後に関する表現です。

shortly after midnight Thursday
shortly after Wednesday midnight
some 24 hours later
moments after they left the bar
moments before the incident
late Thursday night
a day after S V
somewhere between 21 degrees C and 23 degrees C

文法的に整理すれば、副詞、副詞句、副詞節、などがあります。また名詞を並べるだけで副詞として機能させるやり方、つまり、副詞目的格というのもあります。(
today, that evening,)等です。
文章というのは、登場人物と場所の設定が不可欠です。登場人物がどういう関係かは動詞で表現します。その方向性の中で前置詞が登場したりするし、関係の仕方のメリハリで副詞が出てきます。けれども、それらの事象がどこで起きているのかは極めて重要です。だから場所の表現に注目すべきだと思うのです。簡単な事の言い方がわからないことがあります。その穴を埋めたいと思っているわけです。
located 10 km west of the place where S V 等の表現は最近ようやくかえるようになった気がします。方角を気にしないなら、located 10 km from the palce where S V 。なにがわからなかったかといえば、数字と、方角と 前置詞of の使い方、順番がわからなかったということなのでしょうか。わかってしまえば何でもなく思えることが、意外とわからないものです。要するに使ってないから、読むだけでは、いつまでたっても身につかない。発話する、自分で文章を作ろうと思わないと自分の弱点がわからない。
コメント
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