我が家の前方に外国人所有の大きな別荘があります。ここに、7月中旬から1か月の予定で福島県の郡山市からロングステイしている2家族がいらっしゃいます。
我が家の庭のラベンダーの花がそろそろ枯れてきましたので、この家の少女3人にラベンダー摘みをしませんか?と、誘ってみました。
初めての経験だったらしく、一生懸命花束を作っていました。また、キュウリや、インゲン、さやえんどう、ミニトマトなども収穫して大はしゃぎをしていました。お盆過ぎには帰省されるようで、母親と一緒にニセコ地区の涼しい夏休みを堪能されていました。
「ご主人もしばらくいらっしゃるといいですね!」と言うと、母親から「夫には働いてもらわなければなりません。」という答えが返ってきました。
被災者を支援するこのプログラムは「ニセコ被災者支援サマープログラム」で、ニセコで暮らす外国人の方々の提案から始まり、北海道およびボランティア団体 北海道被災者受け入れ支援ネットワーク、倶知安町、ニセコ町の支援のもと動き始めた、地元の有志によるボランティアプログラムです。
「あたりまえの夏休み-北海道(夏休みの親子受け入れ事業)」に東北全域より申し込まれた約450名程度の被災者をニセコで受け入れ、夏休み期間中の7月中旬から8月下旬までの間で、数日から1カ月程という日程で滞在されます。
今回避難された家族が宿泊するコンドミニアム等はほとんどが外国人の所有となっており、各コンドミニアム管理会社が1件1件海外在住のオーナーの意向を確認して、賛同いただいたオーナーの物件を無料で貸し出しているようで、夏休み期間中に親子で北海道へ避難される方を支援する『あたりまえの夏休み–北海道』のほか被災者支援の事業を進めており、ニセコをはじめとする北海道の各地と連携しながらプロジェクトを推進しているということです。
外国人コンドミニアムオーナーの善意がベースになっていて、彼らの東日本大震災で被災した方々の力になりたいという気持ちに感銘しました。
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