10月26日の15時頃,上の湯温泉旅館の「銀婚湯」に到着しました。落部ICからは14㎞の山々に囲まれ、川沿いに建つ素朴な旅館です。
ここへは5,6年ほど前に日帰り温泉に入りに来たことがありましたが、純和風で日本の秘湯を守る会に加盟しているとてもいい温泉旅館で、秋のシーズンに是非行ってみたいと思っていましたので、今回利用しました。
先代の方が、この温泉を掘り当てた時が、ちょうど大正天皇の銀婚式の日だったことから、宿の名前が「銀婚湯」となずけられ、全国から銀婚式を迎える人たちが訪れると聞いています。(私達は銀婚式はとっくの昔に過ぎてしまい、エメラルド婚になってしまいました。)
到着した時間には雨が降り始めましたが、部屋の窓から見える木々の紅葉がとても鮮やかでした。
ここには館内にある大浴場と露天風呂のほかに、隠し湯めぐりができる貸し切り露天風呂が5個あり、翌朝7時に予約しておいた「トチニの湯」を目指して広い敷地の中の散策路を歩き出しました。
銀婚湯森入り口と書かれた門を入ると、辺りは一面紅葉に包まれて鮮やかな景色の中、遊歩道を歩きます。
しばらく歩くと目の前に長い吊り橋が!二人が歩くとかなり揺れて怖いくらいです。
さらに散策路を横切ってカメラで撮影しながら進んでいくと、一番奥のトチニの湯に到着。
ここは一番人気の露天風呂で、木立の中に杉の木をくり抜いたおんせんと奥に四角な温泉がありました。泉質は弱アルカリ性のNa,Cl、炭酸水素塩の源泉かけ流しで、その心地よさにうっとりするほど・・
落部川向こうの紅葉や湯煙などが見えて湯船から撮影に忙しいほど・・
ここは楓の木が特に多くて色の変化が楽しめました。
吊り橋を歩くのは昔は大好きだったけど、今は怖くてダメです(>_<) 写真の吊り橋もかなり怖そうですね!でも風景として見る分には、好きです。この吊り橋はゆるくカーブしているので、よけい味わいがあります。吊り橋のすぐ下の写真、優しい色合いでいいですね♪