週刊文春は、最新号で都知事候補の鳥越氏に「淫行疑惑」があると報じた。その内容は、当時20歳の女子大生を別荘に呼んで強引にキスしようとしたというものだが、当の女性への取材ではなく間接的に夫から聞いた話だと言う。
仮に記事が本当だとしても、女子大生といえど、20歳なら立派な大人だから「未成年淫行」には当たらないし、“キスに失敗して諦めた”だけでは強姦未遂でもない。老人が若い女性の誘惑に失敗したというだけのつまらないネタだ。
記事の内容には、犯罪性や大きな悪質性は感じられず、裏付けとなる証拠もない。果たして選挙戦が盛り上がっている最中にぶつけるべき記事なのだろうか。たしかに、世間の注目を集める人物のスキャンダルを暴けば週刊誌は売れる。だが、スキャンダル追及の売らんかな主義に走って選挙にまで介入するのは、マスコミの横暴以外の何物でもない。
文春は、これまで多くの記事をヒットさせてきたが、動かぬ証拠を握って書いてきたのではなかったのか。第三者(夫)の話だけでスキャンダラスな記事に仕立てるというやり方は、伝統ある文春の仕事とは思えない。これでは昔の三流週刊誌と同じだ。週刊文春の「売らんかな主義」に猛省を求めたい。
仮に記事が本当だとしても、女子大生といえど、20歳なら立派な大人だから「未成年淫行」には当たらないし、“キスに失敗して諦めた”だけでは強姦未遂でもない。老人が若い女性の誘惑に失敗したというだけのつまらないネタだ。
記事の内容には、犯罪性や大きな悪質性は感じられず、裏付けとなる証拠もない。果たして選挙戦が盛り上がっている最中にぶつけるべき記事なのだろうか。たしかに、世間の注目を集める人物のスキャンダルを暴けば週刊誌は売れる。だが、スキャンダル追及の売らんかな主義に走って選挙にまで介入するのは、マスコミの横暴以外の何物でもない。
文春は、これまで多くの記事をヒットさせてきたが、動かぬ証拠を握って書いてきたのではなかったのか。第三者(夫)の話だけでスキャンダラスな記事に仕立てるというやり方は、伝統ある文春の仕事とは思えない。これでは昔の三流週刊誌と同じだ。週刊文春の「売らんかな主義」に猛省を求めたい。