東京都武蔵村山市議 すどう ひろし(須藤博)のページ

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菅総理誕生!本来の民主党路線へ

2010-06-09 07:22:32 | Weblog
民主党は、小鳩体制ですっかり民主党らしさを失っていたが、菅総理の誕生で、やっと民主党が民主党らしくなってきた。

小鳩体制は、民主党が政権を取るまではうまく機能したが、ツートップの金権疑惑と指導力の問題で自滅した。戦場で有能な猛将が、戦後の治世で失脚することが多いが、政権取りという戦争と現実政治では求められる資質が違うものだ。

鳩山氏は、いわば民主党の「創業家」だから、民主党で初の総理になるのは自然な流れではあった。しかし、鳩山氏を総理に押したであろう小沢氏は、自民党幹事長時代に「総理は軽くて馬鹿がイイ」と記者に言って、当の海部総理に猛反発を受けたと新聞にある。
それが本当であれば、鳩山氏は「軽くて馬鹿」な御しやすい政治家と見られていた訳だが、その見方が正しかったことは、鳩山氏の言動で、はからずも証明されてしまった。

菅総理は、鳩山氏と並ぶ民主党の創業者である。市民派出身であるところが、自民党の田中派出身の鳩山氏と決定的に違う。とはいえ、単に青臭い理想主義者でも、頭の固い原理主義者でもなく、現実を直視して行動できる「政治家」の資質も十分に備えている。理想家肌でありながら、けっこう、したたかな寝業師でもあるとろがすごい。

鳩山・小沢両氏の政権交代までの業績は最大限に評価されなければならないが、菅氏にバトンタッチされた、これからが、まさに民主党の真骨頂である。ただし、菅政権が再び国民を裏切るようなことになれば、もう国民は絶対に民主党を許さないだろう。再生民主党は、言い換えれば「崖っぷち民主党」の側面も併せ持っている。私たち地方議員も、しっかり政権を支えていかねばならないと自戒している。