護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

土曜日 12/11・各社社説

2010年12月11日 13時11分44秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
10年12月11日 土曜日 12/11・各社社説

今日の社説は、
鹿児島の無罪判決が6社全社。平和賞授賞式関連が3社、政治に関わる社説が3社と私が社説をテーマにブログを書きはじめて一番項目が少ない日だった、

庶民判断では鹿児島の無罪判決は、素人の一般庶民に此の様な難しい判決をさすのはどうかと思う気持ちと、ごく普通の庶民だから無罪判決が出せたのではとの感じがある。
しかし、素人の裁判員には酷な話ではないだろうか。

ノーベル平和賞は中国が昔のナチスのような独裁国家だということを証明しているのが今回の平和賞受賞だと感じ、中国は世界でも要注意国家だということを世界に発信したのではないだろうか。



朝日新聞(社説)
その1
鹿児島判決―40日かけ、見つけた無罪(ここからお入り下さい)

 検察側が死刑を求刑した裁判で、無罪が言い渡された。昨年5月に裁判員制度が始まって初のケースだ。裁判官だけで審理していた時代を含めても数えるほどしかない。人々の記憶に刻まれる判決になるだろう。                                                

その2
平和賞と中国―君子の外交を求めたい

 オスロで開かれたノーベル平和賞の授賞式は、主役が不在だった。受賞者である中国の民主活動家、劉暁波氏は投獄されたままだ。妻の劉霞さんも軟禁状態で参加できなかった。
 関係者が誰も出席しないのは、1930年代にナチス・ドイツに出席を阻まれた平和活動家、オシエツキー氏の受賞以来という。



読売新聞(社説)
死刑求刑に無罪 検察の甘い立証を突いた判決(ここからお入り下さい)

被告を犯人と断定するには、証拠が十分ではない。裁判官と裁判員は、こう結論付けた。
 鹿児島地裁は、強盗目的で老夫婦を殺害したとして、強盗殺人罪などに問われた71歳の男性に無罪を言い渡した。
 死刑が求刑された裁判員裁判で、初の無罪判決である。

平和賞授賞式 中国は劉暁波氏を釈放せよ(ここからお入り下さい)

栄えある受賞者の座席は空席で、傍らに本人の写真が飾られた光景は、中国の特異性を改めて世界に示すものだった。
 今年のノーベル平和賞の授賞式が10日、ノルウェーのオスロで開かれた。
 受賞した中国の反体制作家、劉暁波氏は、長年にわたって、非暴力の人権活動を中国内で展開してきた。その実績が認められての栄誉である。
 劉氏は2年前、共産党の独裁体制の廃止などを呼びかけた「08憲章」を公表した。それがもとで国家政権転覆扇動罪に問われ、懲役11年の刑に服している。このため授賞式に出席できなかった。
 劉氏への授賞は、世界第2の経済大国になる中国が、依然として基本的人権を軽視していることへの国際社会の警告でもあった。



毎日新聞(社説)
死刑求刑で無罪 究極に臨んだ裁判員(ここからお入り下さい)

 「死刑か無罪か」という究極の判断を迫られた鹿児島地裁の裁判員裁判で無罪が言い渡された。
 被告は、鹿児島市で高齢夫婦を強盗目的で殺害したとして強盗殺人罪に問われたものの、否認していた。
 判決は「本件程度の状況証拠で被告を犯人と認定することは『疑わしきは被告人の利益に』という刑事裁判の鉄則に照らして許されない」と指摘した。殺人罪に問われた被告について、裁判員裁判で無罪判決が出るのは全国で初めてでもある。

高齢者医療改革 やはり拙速はだめだ(ここからお入り下さい)

 功を焦ったところで財源がなければどこかに矛盾が出てくるものだ。後期高齢者医療制度に代わる新制度の最終案が示された。民主党の社会保障改革の目玉の一つである。「75歳という年齢で医療制度を分けるのは差別だ」という批判に応えるため自営業や無職の高齢者(約1200万人)は国民健康保険に移し財政は都道府県に運営させることが柱だ。



産経新聞(社説)
民主党 個利個略にあきれ果てる(ここからお入り下さい)

民主党は党内を二分する政争にエネルギーを費やしている状況なのか。外交・安全保障政策を立て直し、社会保障制度の確立や成長戦略の構築などに全力であたらねば日本の危機は乗り切れないのに、である。
 国民の利益を実現する政治はそっちのけで、自分たちの生き残りだけしか考えていないのだろう。

鹿児島強殺無罪 厳密な立証求めた裁判員(ここからお入り下さい)

強盗殺人罪に問われ、全面否認していた被告に対し死刑が求刑された裁判員裁判の判決が鹿児島地裁であり、無罪が言い渡された。
 「疑わしきは被告人の利益に」との刑事裁判の大原則に沿った判決といえるが、死刑求刑の裁判員裁判では初めての無罪である。判決の意味を重く受け止めたい。



日経新聞(社説)
やる気あるのか、消費税と社会保障改革(ここからお入り下さい)

政府・与党の社会保障改革検討本部で、菅直人首相は年金・医療制度などの改革案と、消費税率の引き上げを含めた税制改革の工程表を2011年半ばまでにつくるよう関係閣僚に指示した。あわせて、自民党など野党に党派を超えた常設会議への参加を呼びかけると決めた。
 具体案を先送りするのは、年金給付の膨張を抑えたり医療の提供体制を効率化したりする制度改革がさらに遅れることを意味する。

「通常人」が出した無罪判決(ここからお入り下さい)

 昨年6月に鹿児島市の住宅に押し入り高齢夫婦を殺したとして強盗殺人罪に問われた男性に、鹿児島地裁は無罪を言い渡した。被告人が無実を訴え、一方で犯行が凶悪なこの事件では、裁判員が初めて、死刑か無罪かの究極の判断を迫られていた。
 いわゆる難事件で、裁判員が正しく事実を認定できるかどうかは、裁判員制度にまつわる懸念のひとつだ。個々の証拠について検察と弁護側の見方が対立し、しかも検察が状況証拠を積み重ねて立証を目指す裁判で、証拠の評価に熟達していない一般国民が有罪か否かを判断できるのか、との疑問は耳に入りやすい。



東京新聞(社説)
夫婦殺害無罪 裁判員の常識が働いた(ここからお入り下さい)

 鹿児島の夫婦殺害事件の裁判で、無罪判決が出た。死刑求刑された裁判員裁判では初となる。犯行に直接結び付く証拠はなく、冷静で常識ある結論に導いた裁判員の判断だと大いに評価したい。
 「ぬれぎぬだ」と、強盗殺人罪に問われた被告は一貫して主張していた。証拠とされたのは、老夫婦が殺害された隣部屋のタンスなどに付いた被告の指紋と、網戸に付いた細胞片のDNA型鑑定だけだ。極めて証拠が乏しい。

獄中の平和賞 それでも育つ市民の力(ここからお入り下さい)

 ノーベル平和賞が中国の獄中にいる劉暁波氏(54)に贈られた。劉氏は市民の権利を広げ、社会の矛盾を克服しようと呼び掛けた。こうした声を抑圧することは大国の将来を危うくするのではないか。
 劉氏は共産党の一党独裁を批判し「国家政権転覆扇動罪」に問われ懲役十一年の刑で服役した。
 急進的なイメージでとらえられがちだが、二年前の十二月十日に劉氏らが起草しインターネットで発表した「〇八憲章」は過激な内容とは思えない。
 〇八憲章は改革・開放政策が「民衆の生活水準を大幅に高め」、「市民社会の成長を促した」と高く評価する。



土曜日 12/11・朝日朝刊切り抜き(ここからお入り下さい)