ジャックハマー

開店休業

どうせ見られてないんだし 2

2004年10月22日 | ゲーム
『ドラクエ徒然回顧録』第1回は「ホイミンの魅力」についてです。

一口にホイミンといっても、「ドラクエ5」以降に仲間になる、一山いくらのホイミスライムに付けられた名前ではありません。
ここで語るのは「ドラクエ4」第一章で王宮戦士ライアンの仲間になるホイミンのことです。

ホイミンは、力と頑丈さだけが取り柄の、魔法なんて全く使えない生粋の戦士であるライアンを、回復役としてサポートする貴重な戦力です。

彼(?)はAIで動き、指示を与えることはできないのですが、時として無機質なAI制御を感じさせない「犠牲心」を見せることがあります。

それは第一章最終戦でのこと。激戦の果てにライアンのHP35 ホイミンのHP9 くらいになった時です。
敵の攻撃に、ライアンはまだ一発なら耐えられます。しかしホイミンは攻撃を受けた瞬間に死にます。それなのに、一番最初に動けるホイミンは

『ホイミンはホイミをとなえた! ライアンのHPが30かいふくした!
ピサロのつかいのこうげき! ホイミンはしんでしまった!』

その瞬間、僕の頭の中に妄想ストーリーが組み上げられました。

傷つき倒れたホイミンに駆けより、抱き起こすライアン。
「ホイミンっ! な、なぜ俺を回復させたんだ・・・? こうなることは解っていただろ」
「ぼ、僕のことはいいんです。それよりライアンさんの、傷、良くなったでしょ? これで、これでよかった・・・んです」
「馬鹿野郎! 俺はまだ攻撃に耐えられたんだぞ! それなのに、それなのに・・・」
「遅かれ早かれ、僕はやられていたんです。だから、ライアンさんを治さなきゃ。ライアンさんにしか、アイツは倒せないんだから・・・」
「だからって・・・」
「さあ、ライアンさん。僕のことはいいから、アイツを倒して。子供たちを、助けてあげて」
「ホイミン・・・・・・」
「あなたに会えてよかった・・・。こんな怪物の僕といっしょに旅をしてくれて楽しかった、です。ありがとう・・・ライア、ン、さ・・・ん」
「ホイミーーーーーーッン!!」

動かなくなったホイミンの亡骸をそっと床に降ろし、ライアンは仇をにらみつける。
「ホイミンは、最高にいいヤツだった。最高の友達だったんだ・・・」はじゃのつるぎを握った手が震える。
「友達? それはあのホイミスライムのことか? 笑止! 魔獣と人間のあいだにそんなものが生まれるものかっ!」ピサロのつかいはからからと笑った。
「あのホイミスライムは愚かだったのだよ。お前たち人間のような下等生物に媚びを売るとはな。だからロクな死に方をしないのだ」
「なんだと・・・?」
「む!? こ、これはなんだ・・・? あ、あの人間からいままでにない気迫を感じる・・・」ピサロのつかいはうろたえた。
「それはホイミンのことか? ホイミンのことかーーーーッ!!」

まあ、ホイミン10ゴールド払えば生き返るんですけどね。(台無し)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
見ていますけど いいのかな? (10Lココア)
2004-11-23 11:32:32
ゴーバーさん古いなぁ・・・

チャットではぐれメタルのとき聖水を使うなんてFC世代の考えですよ。



今はまじんぎりの時代です。



Ⅳはドラクエの中で1番シビアです。



勇者の村がすぐ焼き払われるのは最初で最後でしょう。



ドラクエ徒然回顧録楽しみにしています。
返信する
見ないで~w はずい~w(使い回し) (ミニ・ゴールドバーグ)
2004-11-24 01:30:30
ココアさん甘いなぁ・・・

ギャンブラーだったらはぐれメタルには「みなごろし」ですよ。



いきりたって襲いかかるのが21世紀的ドラクエライフです。



Ⅳはシビアですね。

エンディングまで行っても村人生き返りませんもん。

勇者のヤツ、シンシアの遺品(はねつきぼうし)はすぐに売り払うし・・・。(←最低)



まだ見られていないと信じこんでいるので、更新はなかなかされませんが、ドラクエ徒然回顧録どうぞお楽しみにw(無責任)
返信する

コメントを投稿