
敬老の日だから、という訳ではないが、妹と一緒に母を連れ出し、母の大好きだった松坂屋へ。
と言っても、中華料理を食べて、赤福を食べて、少し買い物して終わり、というくらい。
前半、母は思ったより歩くことができたが、
後半は、疲れてしまったようだった。
私の母校小学校の体育館で行われる敬老会の案内が来ていた。
両親とも出席できないが、記念品をもらってこないと、家を訪ねてこられ、留守だと配る方が困られるので、申し訳ないが記念品だけもらいに行った。
係りの人は「お元気ですか」とも言われず、機械的に渡されるだけで、こちらは重々勝手だとわかっていても、ちょっと寂しい気もした。
記念品はバームクーヘンだった。
母を施設に送り、今度は父を連れてきて、家で夕飯を食べてもらった。
二人一緒に来て欲しいが、今はそんな自信がなくて、申し訳ないが一人ずつになった。
母は昨日の夜、私の家で食べてもらった。
今日の父は車に乗る時、玄関の階段を数段上る時、靴を脱ぐ時、玄関からリビングの椅子まで歩く時、とても苦労をした。
歩けなくなっているのだな、と思った。
少し前は、もう少し歩けたのに。
ご飯を食べていると、ちょっと顔色が良くなってきた気がした。顔色というより、顔の表情かな。
喜んでくれるなら少しでもやってあげたい、という気持ちはあるが、なかなか難しいところもある。
今日は妹夫婦や夫の手を借りたが、私一人では車から降ろすことも難しかった。
いろいろと実感した一日だった。