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しましまのドレミ・カフェ

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俺についてこい

2018-07-13 21:44:52 | 旅行

今日も職場は暑かった。
水分だけでなく、塩が舐めたくなるくらい。。。
明日の予想は38℃だそうだ。(明日は土曜で休みだけど)

今朝は仕事を遅刻して、父の通院に付き合った。まあ、できることをしているだけです。

さて、本題。
うちは身長差夫婦。まあ芸能人でもスポーツ選手でもない一般人なので、身長差といっても30㎝くらいかな。並ぶと確かに違うけど、一番困るのは歩く時、どんどん置いていかれること。

ローマを旅行中、「あまり離れると、持ってるポータブルWi-Fi繋がらないよ」と言っていたのに、いざ歩き始めると、後ろを見てない。
知らない街で、必死についていき、疲れ切っているのに「あ、遅れてるんだ。ちょっと遅く歩こうかな」てのがない。と思われる。

しかし本人に言ってみると、「いつもよりずっと遅く歩いてる」
後ろ振り向かないのは「付いてきてると思ってる」

「もし、後ろで悪い奴に取り囲まれて、私がカバン取られても気づかないよ」
「後ろで必死に歩いてるだけで、他に何も考えられず、ちっとも楽しくない」
「私は人生を自分らしく生きたいの。私の生き方として、人についていくってのはないのは知ってるでしょう」

とまで言ってみた。

そしたら、私の後ろを歩くことにしたようだった。
まあ私のペースだからそれはいいけど。
でもさ。私は街をたった一人で歩きたいわけではない。
無理してゆっくり歩いて、後ろをついてこられても、私は街で一人ぼっちだ。

「私は並んで歩きたいんだよ」
そう言ったら、ちょっとわかってくれたみたいで、街歩きが楽しくなった。

さっき、生き方の話をしたけど、私は人に強制するオレ様男が大嫌い。
交友関係でも、挨拶くらいはしても、そんな男とはさり気なく距離を置いている。

かなり前だけど、結婚する時のこと。プロポーズで「俺についてこい」って言う男に、私を幸せにすることはできないと思ってた。

夫は「結婚してください」と言ってくれたし、その後「ついてきて欲しい」と言われたことは一度もない。私は何十年もの間、幸せに結婚生活を送っている。

でも、久しぶりの夫婦だけの長期の旅行だったから、歩く速さだけはちょっと不安だった。

歩く速さの話なのに、「私の生き方で、人について行くってのはないでしょう」まで言っちゃった。
というか、ローマの街を歩きながら、そこまで考えちゃった(^_^;)

これも旅のマジックかしら。
旅から帰って以来、多分私は、少しだけ夫に優しくなっている。