イギリス映画「天使の分け前」を観てきた。
イギリス映画にしては?素材も重くもなく、ストーリーも安心して観ていられるヒューマン・コメディ―のケン・ローチ監督作品だ。
街のやんちゃな若者が罪の償いで「社会奉仕」を義務づけられる。
そこで、知り合った同じ境遇の仲間や奉仕活動の指導者とともに、休日にウイスキーの蒸留所へ見学に行く。
そこで彼は自分がウイスキーに対してするどい嗅覚・味覚を持っていることに気付く。
そんな時、とある蒸留所で時価100万ポンドはするというスコッチウイスキーの古樽が発見される。そこで、彼は仲間3人とともにスコットランドのキルトに身を包んで・・・
ウイスキー・ワイン・ブランデーなど製造過程で熟成を必要とするお酒は、熟成させているなかで水分やアルコール分が蒸発してすこしづつ減って行くという。
大体毎年2%前後目減りするらしい。それを「天使の取り分」とか「天使の分け前」と表現する。なかなかおしゃれな表現だ。
で、今回の映画はその「天使の分け前」分を若者たちが天使から少し譲ってもらって幸せになるという映画だ。
最近、ウイスキーにはまっている僕としては是非とも観たかった映画で・・・僕に彼みたいな鋭い嗅覚・味覚があれば???
勝手評価 ☆☆☆☆ ハリウッドの金儲け作品と一味違う