ノアちゃんの病状Ⅶ

今日はノアちゃんの調子がおもわしくない。朝から（僕は出かけていたけど）息遣いが辛そうで動きもいま一だった。

夕方に僕が帰ってきても愛想は振りまくが、いかにもしんどそうであった。夕食の時に薬は飲んだが息遣いは変わらない。ずっと妻の膝でじっとしている。

妻が床へ下ろすと、すぐに横になってしまう。熱もありそうだ。妻がアイスパックを身体につけてやると、少し楽になるのかじっとしている。

元気な時は獣医さんの誤診と違うのかいなと思う事もあるが、今日のような状態を見ていると、間違いなくがん細胞がノアちゃんの身体を侵略しているように感じる。

頑張れよ。ノアちゃん。

地域のコミュ二テイ

今日は地域の運動会だった。競技に出場など到底考えられないけど、町内の役員なので朝から準備に。集まった中で一番若いのが僕だ。地域の行事というものはこんなもんで、年寄が準備して若い人が後から参加する。

我が町内はわずか７０世帯位の町内で、ほとんどの世帯の人員構成まで把握している。「○○さん所の子がもう小学生か」とか「××さん所の娘さんが結婚して大阪にいった」とか。

プライバシーもあったものではない。けれど何かしら温かさを感じる。中国福建省に「客家土楼」という地域の人が集合した円形の家群があるが、元々コミュ二ティというのはこういうものではないやろうかと思う。

予想どおり、しばらくして若い夫婦が子供と一緒にやって来た。

鴨川催し

今日、鴨川では色々なイベントが催されていた。三条大橋辺りでは「日本武道研究会」の大会が行われていた。音楽に合わせて、武術の型を披露されていた。若い子や女性も沢山参加していたのに驚いた。流行っているのかな。

荒神橋辺りでは、太極拳の集いが行われていた。こちらは年配の男女ばかり５０人ほどが理路整然と静々と。吐く呼吸に注意しながら、ゆるりと行動を起こすんやろうけれど、健康にはすごくいいと聞く。

若い子の武術はともかく、鴨川ではその他に年配者のジョギングが四六時中やられているし、年寄はいくらでも元気になって行く。

これでいいのか。これでいいのだ。

判官贔屓

今日は朝から地域の運動会の準備やら何やらで、鴨川に出かけたのが昼からになった。いい天気やったけど暑い鴨川でした。時々、「ピーヒョロロ」という鳶の鳴き声が聞こえる。トンビと言った方が親しみを感じる。

動物園以外で生活の中でカラスか鳩、雀位しか鳥類を見ないからトンビを傍で見ると、その大きさに結構、圧倒される。

「トンビが鷹を生む」とか「トンビが油揚げをさらう」とか、ロクなたとえにしか出て来ないのが何故か不憫に思う。

そういえば、ハイエナもあまりよく思われていない。どちらも大層に言えば、種の保存のために一生懸命生きているわけで、それは他の動植物も変わらないのに。

損な役回りをしている。判官贔屓してしまいたくなる。頑張れよ。トンビもハイエナも。