民平的幸せ体感記3【40代編】

かつて世界一周一人旅をした「みんぺ~」のユルくてどうでもいいブログ。ちょっとハッピーな気持ちになれるとかなれないとか。

児童養護施設職員、壁になる

2019年11月01日 | 児童養護施設の仕事
本日は仕事は休みだったけど、とある児童相談所のケースワーカーさんと中学生Bくんについて話し合ってきた。

進路、家庭復帰、学校生活、施設生活、対人関係、発達特性…

課題は満載である。 

それでも施設にやってきてからの数年間、担当として向き合ってきた。

管理職、そしてリーダーとしてチームをまとめていく立場のボクにとって、最後の担当児童になるかもしれない。

だからこそ、より丁寧に、よりエネルギッシュに関わってきたつもり。

「殺す」「死ね」はないけど「ゴミ」「クズ」はたまに言われる。

でも、そんなコトでへこたれるボクではない。

ボキャブラリーの乏しさからそんな言葉を発するコトでしか、想いを発信できない。

それは理解しているけれど、だからといって理不尽にそんな言葉をぶつけられてちゃやってらんない。

気持ちを受けとめつつも、発した言葉については、最終的に謝罪させた。

そんなコトの繰り返し。

本気のボクはしつこいのである。

でも、彼にとっての「壁」であり続けるコトで、入所当初の課題はかなり緩和された。

傷つき、大人不信になり、不安一杯になった子たちには、一人でも多くの「本気で向き合ってくれる大人」に出会って欲しいと願っている。

そんな大人に出会える様な支援体制作りをしているつもり。

もちろんボク自身がそんな大人の一人になれるよう努力もしている。

さて、本日のケースワーカーさんが、先日、Bくんと面談した時のコトを話してくれた。

嫌なコト続きで不調だったBくんは文句ばかり言っていたと。

そんなBくんだけど…

『施設に来て嫌なコトばかりだけど、みんぺーちゃんに出会えたのは良かった』

そんな風に言っていたと教えてくれた。

うん…泣ける。

そんな想いを引き出してくれ、ボクに伝えてくれたケースワーカーさんに感謝したい。

このケースワーカーさんもまた、Bくんのコトを本気で考えて向き合ってくれる大人の一人である。

児童養護施設職員

そんな繋がりや、やりとりが生まれるのもこの仕事の楽しさであり、やりがいです。週末は子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレー成功に向けて頑張らないと。つなごう!子どもの笑顔