立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

読了報告~漫画二冊~

2011-04-30 09:19:10 | 
ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス) 平野耕太 少年画報社

初めてその意味を知りました
いや ドリフ いうたらあんた
私らの世代じゃ
「おいっすぅ もいっちょおいっすう」「ちゃんちゃかちゃーちゃーちゃーちゃーちゃー♪」「志村ー!うしろうしろーー!!」「ほぁんほぁんほぁほぁああああん♪ ちょっとだけよぉ~」
のドリフターズですから
なんかね もう
表紙の真剣なアンちゃんの刀を構えた
かっちょええはずの画も
どこかおもろおかしいものを連想してしまっていたのですよ
いや すいません

Drifters=漂流者(達)

さて ストーリーを要約すると
歴史上死んでいった武士 志士 兵士達が
死後の瞬間異世界へと放り込まれ
そのファンタジック異世界で
自空を超えた英雄たちが死闘を繰り広げる
バトルドリームマッチ漫画

何しろ信長と那須ノ与一がつるんでいるわ 新鮮組は出てくるわ ジャンヌ・ダルク と天草史郎は殺戮の限りを尽くすわ 終いにゃ第二次世界大戦の神風特攻隊のゼロ戦は飛んでくるわのブチ込みっぷり

こーれは 歴史キャラファンにはたまらない(笑)
たぶん次巻あたりから
この無茶苦茶な世界観の謎が説明されていくと思いますが
とりあえず
グラップラーバギで 
プロレスはショーとして割り切ってやっているけど実はジャイアント馬場は練習道場では無茶苦茶強くて 猪木も馬鹿みたいに強くて その二人が地下闘技場でガチバトル
なんて設定に うおおっ と無条件にコーフンしてしまう人にはお薦めです

しかしちゃんと意味を知ると
あのザ・ドリフターズって結構かっこいい名前だったんだぁ


スカイハイ 1 (ヤングジャンプ・コミックス) 高橋ツトム 集英社

ドロドロです(笑)
ストーリーを要約すると
殺人などによって不慮に殺されてしまった 死んでしまった人が行きつくあの世への門 そこの門番に提示されるのは「天国へ行って幸せに生まれ変わる」か「幽霊となってこの世を彷徨う」か「恨みの一人を呪い殺す」か もちろん最後の選択をした場合恨みを晴らした時点で永遠に地獄行きです あの世への門へやってきた人それぞれが選択したのは…
という 一つのルール上でそれぞれのケースではどういう結末になるか?
を楽しむケースバイケースストーリーズです

これ…それぞれの話に登場する死者って
交通事故とかじゃなくて 殺人 で死んだ人なんですよ
だから殺されるまでのバックグラウンドが
今生きている僕らが鬱積させているストレスなんかと
結構リンクするんです
生きているけど なんか もう
オレ人生終わってる感 を感じている人には
結構シンパシーを感じちゃうと思います
そして 恨みを晴らしたい という気持ちも…
と同時に その生きている僕らの
恨みを晴らしたい という感情が
実はけっこう身勝手なものだということにも
気付かされます
まぁ作中の死者はその身勝手感のまま死んでしまったのだから
恨みを晴らして永遠の地獄に行く という
選択肢を躊躇なく選んでしまうのもわからなくはない
とすると読み手としては
こいつらみんな身勝手だ! と
嫌悪感を抱くよりも
人間ってそういう業があるよね と
受け入れてしまう方が楽に読めます

オレ もう人生終わってるよ

てくらい今苦しい思いをして
頭の中でなんども「死」をもてあそんで
それでもなお生きにくさを感じて生きている人よ
なんというか…その…
人間関係って 「しょうがねぇなぁ」とぶつくさ言いながらも
突きあいふれあい突き放し突き落とし関わりあい譲り合いしながら
なんだかんだでうまくひしめき合っていくもの
なのかもしれないよ なぁ?


さて ドリフターズは漫喫で
スカイハイは愛車のスタットレスタイヤの交換で
三菱自動車の工場での待ち時間に読みました
ドリフは表紙の絵柄に惹かれて気になっていたんですが
漫画の絵をみると・・・うーん・・・
もうちょっとかっこよく殺陣シーンが描かれていたらなぁ
でも歴史キャラの性格設定に
ついていけるのといけないのとがありますね
ま それは個人的な好みの問題 か(笑)
スカイハイは高橋ツトムの作品ということで
手に取ってしまった本
私にとって高橋ツトムといえばモーニングで連載していた

鉄腕ガール

これの主人公がかっとんださっぱり系のいーい女で
うわーかっちょええーって好きでした
絵柄もまたその垢ぬけた主人公の性格に合っていて
惹き込まれる絵だったんですよ
ま だからスカイ~も手に取ってしまったようなもんです
しかし高橋さんはどうやら
えげつなく残酷な現実をいかにリアルに感じさせるか?
という方向へ行ってしまったようで
漫画に現実逃避を求める派には
ちょっときつい作家さんになってしまいました 

お花見をしてきましたよ な休日

2011-04-27 22:21:25 | 雑記
最近本の話しかしてへんな・・・

ということでぇ
本日のお花見の話を…

佐久は今桜が満開です
まだ開いたばかりで花がしっかりしているからでしょう
強風に煽られていますが
桜吹雪に散り散りになってはおりません 
この金さんの桜吹雪 見事散らせるもんなら散らして見やがれ!
てなもんです 松方弘樹の金さんは初期の立ち回りの啖呵の切り方のほうが好きな立読師です
さて 夜からは雨 しかし本日の昼間は最高23度という
朗らかに温かい一日であります
立読師は本日より長い長い(しくしくしく)大型連休であります
そして父はゴルフに 母は留守番でしたので
まぁ 一日家の中でじっとしているのも良くない
近所の河川敷が桜並木のちょっとした遊歩道兼公園になっていて
芝生も植えてあるんですよ
地元の人が気軽にお花見に集まれます
んで お弁当を作って母を伴い行ってきましたよ

お弁当 といっても
おにぎり3個にサンドイッチ4切れ
あまりもののおかずとほうれん草のおひたしを詰めた簡素なものです

公園に着いたのがだいたい10:30
カラコロ下駄を鳴らしてゆるゆる満開の桜を見物しつつ
まずは遊歩道を歩きます
焦点のサイズをすこおし小さめにすると
桜の蜜を求めて飛び回る
ヒヨドリやミツバチが目に留まります
10×ルーペでさらにミクロにサイズダウンして
桜の花を観察すると
おお 花粉が… 
なるほど 花の中央奥にある蜜に嘴 ないし ミツバチが頭を突っ込むと
ヒヨドリならちょうど嘴の先端から1センチ弱くらいの位置
ミツバチだとちょうど後ろ足の辺りに花粉があるんですね
蜜を吸おうとすることで必然的に花粉団子が後ろ足に出来る訳に
合点がいきました ガッテンガッテン

桜並木のはじっこまで歩いて 取って返して
またカラコロ…
時間を見ればそろそろお昼を食べてもいいころあいです
久しぶりの下駄歩きで足も疲れてきたことですし
桜の木の日陰にシートを敷いてお弁当を広げます
サンドイッチは卵サンド
ゆで卵を作るところから作ったんですけどね
味付けで失敗しました
「母上 お味はいかがでしょう?」
「しょっぺぇなっ」
塩と胡椒を効かせすぎました
つか 味見が早かったんですね
塩が溶ける前に舐めてみて あ まだ塩気が足りない と…
しかし おにぎりは好評で
あなうれし 桜の下の 塩むすび
とか 思わず詠んでしまいました
近いうちにビールでも持ってまた来たいものです

食事も済んで デザートに菓子パンも食べて
座っているのがしんのになってきましたので
ごろんとひっくり返ります昼寝です
仰向けに望むは華やかな桜の花天井 
青い空と日の光が隙間から木漏れて見えます
まさに朗らかな春の陽気
好ーい心持です
これで鼻腔が花粉症で腫れてなきゃあね
スウスウ寝られたんですがね
口を閉じたら鼻で息が出来ませんから(苦笑)
んで 口をあけて寝るとちょっと大変ですから
まぁそれでもぼんやり桜を眺めながら
うつらうつらと他愛もないことを話したりし
天気予報が言う雨をもたらす南風が冷たくなってきたころ
帰途に着きました

夕飯まで時間があるので
コタツで本を読みつつ熱いお茶を飲んだり
これまたのんびり過ごしましたよ
久しぶりに「コンシェルジュ」を読み返して
以前と同じところで吹出したり
改めて読んでみると最上さんのせりふは
いちいち グッとくるなぁ と感じ入ったり
でも おじさんくさいなぁ とも思ったり(笑)

漫画もいいけど活字もいいなあ と
図書館から借りている 温泉めぐり(岩波文庫) という
エッセイを読んで 湯治気分ですわ
この本のことは近いうちに読了報告でなにやらか書きますね


まぁそんなふうにのんびり過ごせた
今日もいい一日であった(ニヤリ←たわばさん風) 

読了記録~読んだ漫画と読みたい漫画~

2011-04-27 21:28:40 | 
読了報告 読みたい漫画

さて 読了したのはマンガ

もやしもん(10) (イブニングKC) 石川雅之 講談社

テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス) ヤマザキマリ エンターブレイン

きりきり亭主人(2)(ニチブンコミックス) きくち正太 日本文芸社

きた! もやしもん最新刊!
アメリカ編 おーもれぇ~~
樹研問題児(?)たちがそれぞれどういう風にアメリカを見るか?
というのが味わい深かったです
つまりアメリカの多面性をうまく表現できているなー
多分これを読んだ人には「そんなのアメリカの本当じゃねぇ!」とか
「そんなのは上っ面だけだ」とかとか
言いたいことはあるとは思うんですが
漫画のキャラクターたちのせりふは正論だと思うんですよ
結局のところ「いい国」とか「ダメな国」とか裁くんでなくて
「こうありたい」という正論をどれだけ多くの人が共有できるか?で
未来は意思決定されていくんじゃないかなぁ と
だからこそ 多面的なアメリカはまだ途上国だともいえますよね


テルマエ・ロマエ・・・帯見てずっこけました

「映画化」!? はいぃぃぃいいい?(杉下右京風)

阿部寛・・・て 
まぁ…ルシウスの独白芝居ははまり役だとは思うけど
うわー…と最初は思いました

おっと? 監督がのだめカンタービレの人ですよ?
ってことは・・・ちょっと 期待できそうです
原作の空気 原作通り路線の演出
しかしー ローマ人を日本人で映画化って…それは
舞台ならともかく
国内芝居の所謂「赤毛モノ」をビデオでみるより惨いことになりゃしないか
ハラハラどきどきしますね
避けて!学芸会!(祈っ)

あ 内容の感想は…立読み一回勝負だったので(買えよ)
また笑わせてもらったなー くらいにしか(笑)
だめ?


さて きりきり亭~
…やっぱり というべきか
今巻でまた終了です…orz
が!
作者的にはどうやらぶら雲先生がいっとう「言いたいこと」を
表現しやすいキャラクターのようです

「自分のわがままできりきり亭はちょいとお休みします。
でも 世の中に言いたいことがまだまだ山ほどある以上
きりきり亭が終わることは絶対にありません っていうか
たぶん一生描き続けるんだろおな・・・・。 きくち正太」
(単行本表紙折込の作者コメントより)

おしっ!
聞きましたよ!メモリーしましたよ!
きくち先生 その言葉に偽りござらんな?
ついていきますぜ!どんな雑誌媒体で連載再開しても!
見届けさせてもらいやすぜ最後まで!
・・・と まぁ 二巻で終わったことには凹みましたが
一生描く宣言に「うおおおおおおっ!!!!!」と
雄叫びを上げて応援しております
しかし ほんとにマイナーな雑誌媒体だと
下手を打つと単行本発売にすら気づかない結果になりますから
先生 せめて連載/単行本発売情報だけでも
苦手かもしれませんがサイトを立ち上げて教えてもらえると
ものすごく 助かります

今巻については 感想 はまだ書けません
まだ一回しか読んでないし
自分の魂に響いた部分の根っこがまだ見えないので
書けないっす
・・・が
連載が終わったけどこれからも楽しみ という
気持ちだけは こうして記録しておこうと はい

まだ未読にて気になるのが

ヴィンランド・サガ(10)

岳 みんなの山(14)

岳 映画化ですね
今年の夏ですか?(調べてない)
こちらはどうやら原作とは違った演出のようなので
そこを飲み込んだ上で楽しみです
とかいいながら 映画館じゃなくてWOWOWでやんないかな
とか思っている不埒モノですワハハ

ヴィンランド~は 純粋に展開が楽しみで
奴隷編 どういう展開なんでしょうか
あー!あー!
わたくしあえてアフタヌーンで連載のリアルタイムを
追っていませんので
ネタはばらさないでね(笑)
トルフィンがつい あーなって手を出し…おおっとぅ
これ以上は知らない知らない(笑)(連載立読みしてるやないか…) 

読了報告~忘れないうちに(笑)4冊~

2011-04-18 18:08:17 | 
感想祭り!

今回は長いよ~(笑)
まずは一覧

自転車ぎこぎこ [単行本] 伊藤礼 平凡社

中国てなもんや商社 (文春文庫) 谷崎光 文藝春秋

世界で一番美しい元素図鑑 セオドア・グレイ(著) 若林文高(監修) ニック・マン(写真) 武井摩利(翻訳) 創元社

ガラパゴス化する日本の製造業 [単行本(ソフトカバー)]  宮崎智彦 東洋経済新報社


さてこっから感想


自転車ぎこぎこ は
伊藤礼による自転車エッセイ・紀行・・・
ええい面倒だ 要は自転車話(笑)
前作に「こぐこぐ自転車」というのがあり
その続編である
こぐこぐ~を買ってしまって
これは面白かったから
その続編が出たと聞いて「欲しい!」
と思っていたんだけど
残念ながら予算の都合がつかない
・・・と 思っていたら
図書館で見つけた ラッキー♪
この際所有欲は放棄することにする

さて内容と感想

読み手である立読み師は
生活の移動手段に自転車の割合が
かなり大きくなっているので
伊藤さんの自転車のいちいちの感想が
いちいちに納得がいく
うん そうそう 伊藤さんもそう思っていたのね と
車道を走ること
向かい風の うひぃ という感じ
普通に漕ぐと16~20km/hという感覚
最初の頃の尻の痛さや
いきなり12kmを走ろうとして
途中で力尽き へたり込むと
それはつまり行き倒れじゃないか!となる話
いやもういちいちが面白く
我が身にもつまされる
そして後半は輪行の紀行文になるのだが
これが・・・大げさかもしれないが
キャッチコピーは

自転車版内田百先生だ!

なーんか ね
阿房列車っぽいのよ
何にも用事はないけれど とにかく自転車でどこかへ行こうと思う
そんなノリが…ね?
阿房列車ファンにはちょっとおススメです
もちろん文体のノリは百先生とはぜんぜん違うんだけど
だけど・・・似てる(笑)


中国~ は
おなじみ谷崎光さんの中国もの
つか これが最初の著作ですね
文庫版で読みました あ 図書館本です
イラストが何だかバブルチックでしたが
まぁそれはそれ
内容は実にユニークで面白い
中国人に一丁前にしてもらった体当たりの書である
立読師的には仕事に対する姿勢や考え方を
教え諭してもらえたように思った
特に王課長の言葉は一つ一つ胸に響く
それは谷崎さんが
いかに王課長が人一倍働き結果を出しているかを
しっかり描いているからで
だからこそ 大阪商人と華僑根性の合わせ技のようなセリフが
説得力を持って胸に来るのだ

「怒っても委縮するだけ、仕事はのびのびやらせなね。特にきみは」

そんな風に言ってくれる上司は理想である
(いや 今のところの個人的な話で)

さてもう一つ立読師がグッときたのは
中国の工場との丁丁発止生き馬の目を抜くようなバトルに、すっかりへとへとになって一人ホテルに帰った時涙が出てきそうになる谷崎さんが、そこで「たかが服、たかが服、たかが服、されど服、でもたかが服だ」そう言って涙に引きずられそうな自分をぐっとこらえるシーン。
ホテルの部屋で一人彼女はむくむく元気が湧いてきて
多分ここから彼女は中国と付き合っていく腹がくくれたという
ターニングポイントとして
このシーンを書いたんじゃないだろうか
ホテルの部屋で締め付けていた服を脱いで
パンスト一丁でしっかり立ちあがるシーンが目に浮かぶ
ビジネス書としても秀逸だと思うがどうか(笑)


世界で一番~ は
やっぱり図書館から
しかしー・・・今にして思うと
手元に置きたい本であるいや是非にも欲しい
最初は「世界で一番美しい」て(笑)
自分で言っちゃってるよ(笑)
とか思っていたけど
確かに看板に偽りなし 綺麗だ
まさか元素鉱物や結晶で萌える日が来るとは思わなんだ(笑)
図鑑であるのでどこから見ても楽しいのはもちろんだが
何より特筆すべきは
著者であり元素コレクターであるグレイさんの
ユーモアと博識な科学知識による解説文が
こらもう秀逸におもろい
化学入門として最強の図鑑じゃなかろうか
中学・高校の図書館や理科室、塾の書棚に是非在ってほしい一冊だ


ガラパゴス化~ は

・・・うん
意地で読み切ったけど
あれだね・・・これは・・・大学レポート?
まぁとりあえずフォローすると
よくある「このままではいけない!たいへんなんだ!!」
と警告脅迫するような
そーゆう本では ない
えー・・・と
この本を買った時@一箱古本市
売ってくれた人に
ガラパゴス化ってどういう意味?て
訊いたら
日本でしか通用しないような…つか 日本人でも大半は使いこなせないような、ごちゃごちゃした機能をつけて、結果として世界では売れない商品を開発している。ってこと、かな。
と言われて なるほど と思った
んで 読んでみて思ったのは
あの時の説明以上のことが何一つ引き出せないな と
それは 私がアホやからか それとも…

マンガ遍歴思いで語りその5

2011-04-12 22:05:32 | 
マンガ遍歴シリーズも今回でラストです


専門学校を終えて
何を血迷ったか(笑)大学進学のために予備校へ入ったときは
さすがに・・・
・・・すいません 読んでました

みかん絵日記読んでだぁだぁ泣いた
みかんの過去で「トム!行くな!化け物でもええ ここに居ってくれ」
と言われるんだけど
おじいさんを失った悲しみと周囲のドン引きから
逃げるように去っていくシーンとか
みかんの息子が泣きながら自分を飼って欲しいおばあさんに
自分が人間の言葉がしゃべれることを打ち明けるシーン
これがまた泣けるんだ 泣きながらおばあさんがいつも歌ってくれた歌を「あーかい鳥とんだ」って歌うんだよよよよよ

小学校のときに面白くて読んだ幸せな記憶に引きずられてコンプ
有閑倶楽部

んで 杉浦日向子の 百物語

あとは「おもしろいんですってば!」て読まされた
行け!稲中卓球部
・・・うーん

予備校時代の漫画はせっかくコンプリートしていたんですが が!
大学合格と共に寮を追い出された日
なんの断りもなく捨てられてました(怒)



大学に進学して 拠点が高知県になり
そして 世間では新古書店BOOK OFFが台頭してきたおかげで
漫画を無駄に買ってました
中高生のころの立読師の志すっきり忘れてますね(苦笑)
高知で買ったマンガのうちで
新規にターニングポイントになった作品というのが
どうにも思い出せないんですが
あのころなに読んでいたかな・・・
えーと パイナップルアーミー とか・・・
あ! 思い出した!
そうそう モーニング系をもう積極的に読むようになってたんだわ

それは専門のころから始まっていたんだけど
牛のおっぱい とか
オフィス北極星 とか
OL進化論 とか
蒼天候路 とか
大阪豆ゴハン とか(笑)
そうだ! あれを忘れちゃいけない

プラネテス

!!
絵柄と言いストーリーと言いキャラクターと言い
全てが響いたねぇ(感慨)

うあーそうだそうだ
モーニング読んでたなー
でも買わなかったな・・・

そしてよく行くラーメン屋においてあった
はじめの一歩
これをしっかりコンプリート読破した
どんだけ通ってんねん!
あのラーメン屋においてある漫画はあと
ロトの紋章とかも読んだなー
このころになってはじめの一歩を皮切りにマガジンを読むようになった
ハーレムビートもやってたし

専門学校のときはまだアカデミックなものを読もう と
漫画を控えていた自制があったけど
大学時代はあれやね
漫画ばっかし読んでたね(苦笑)

きくち正太病が悪化して(笑) おせん きりきり亭のぶら雲先生 ダキニの九魔 太夫 コンプリート

おお そうだ このころ 夢幻紳士 にであったんだっけ



大学卒業して 地元に戻って
マンガ喫茶バイト時代は結構手広くマンガ雑誌をチェックできた
休憩時間にバックヤードのマンガ読み放題だったからね

コンプしたのは おまかせ!ピース電気(笑)
あ 電車男のマンガ版もちょこちょこ読んだな
ファミリーコンポ のだめカンタービレ! 結界師 ARMS よつばと! あずまんが大王
これはお客として読破した

このころの雑誌つまみ食い読みのおかげで
最近のマンガを結構把握できたりして便利だったなぁ
品川ひろしのドロップ とか
ラズウェル細木の酒の細道
漫画でちゃんと読んだ! 釣りバカ日誌(笑)
あんどーなつ ゴルゴ13(笑) 銀牙伝説ウィード REDの最終回もここで読んだんだっけ
深夜食堂 昨日なに食べた? とりぱん・・・うーん この辺りになると現在進行形の漫画ともダブるなぁ



昔読んでいたマンガでここに書きこぼしたのは
また思い出したら書きますわ
記録にもなるし

読了報告~一日3冊~

2011-04-07 21:27:57 | 
さて 地震の影響で工場がストップ
会社が休みではありますが
金欠なもんで 
そうなるとある日は本ばっか読んでました

午前中に読了したのが

私の大阪八景 (岩波現代文庫) 田辺聖子 岩波書店

図書館で借りて
本当は会社で読むつもりだったんですが
工場がいつ再開するかわかんなかったんで
読んじゃいました
読んでて思ったのが

さらけだしてんなぁ

てこと
名前こそ変えていますが
田辺聖子本人の自伝的小説です
時間範囲は昭和16年から昭和21年くらいまで
太平洋戦争ど真ん中です
お話の主人公はトキコちゃん
バリバリの軍国少女ってやつですが
戦後のおせいさんの筆は
自身の映し身である彼女をつかって
ええかっこうしいをしていない
当時の気持ちに嘘偽りなく
ありのままが描かれていると思う
そこがさらけだしてんなぁと思ったところ
そしてそれがまたフィクションだというのに
まったく芝居っけのない
流れるような文章ですらすら書かれているもんだから
軍国少女の正しい目をした正しい言葉も
特にイラっとひっかかることなく
読み飛ばせるてのが爽快です
流行りの言葉で言えばサラサラ系(笑)
いやーおもろかった(笑)


午後に読了したのが


センセイの書斎---イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫) 内澤旬子 河出書房新社

読後思ったのが

やっぱり・・・(笑)

なにがやっぱり・・・って
この本は二度三度手にとって可愛がれる
面白ハムスター本てことですよ
もう ね 掌でいつまでも戯れていたい
ハムスターみたいな本
この本は借りて読んじゃだめですよ
買って ふと思い出しては
手にとって戯れるように付き合う本です

いわゆる執筆がお仕事の一部になっている人たちが
どういうふうに本を買い・集め・整理し・溜まり・それとどう付き合っているか
それを計31人(内 店2店)へ
インタビューし採寸して鳥瞰図をつけて
一話としている構成
これって妹尾河童さんの
「のぞいた」シリーズと同じ構成です
河童さんの絵は
デフォルメの妙で何度見ても見飽きない
んで 内澤さんの絵は
徹底的に情報を描きこんで飽きさせない
どこに焦点を合わせても
「お!これは」というものが
例えば背表紙の文字一つ一つまで
正確に 「あ この本は見たことがある」と
判別できるくらいに描いてある
実物を知っていれば 
その本の質感までが再現されていることが解ります
スバラシイ(目輝)

正解のあるテーマではないのですが
であるがために
読み手にとって何か一つは
ヒントになる生理整頓術が拾える本でもあります

こういうきっちりした職人仕事の本は
手元に置いておきたい一冊です


夜に眺めて楽しんだのが

THE ART OF カールじいさんの空飛ぶ家 ティム・ハウザー(著), 序文・ピート・ドクター (著), 那波かおり (翻訳)  徳間書店

おおアニメーションと来たらやはり徳間か
実を言うとカールじいさんの~は
映画見てません(苦笑)
まぁ その・・・
好きなんですよ アニメーターの描く絵が
動作の動きが感じられて
無駄な線がない 
写実的かというと
むしろデフォルメしたが故に感じられるリアルさ
頭に入ってきた描線が素直に手に伝わりそうな
そういう絵が・・・好きなんです はい
この本は図書館から
私の大阪百景と一緒に借りてきて
正味 絵 しか見てません
なんかもー…キャラクター造詣の背景とか
ピクサーのデザイナーさんのコメントとか
読んでる暇がなかった・・・(苦笑)
多分アニメにもっとハマっていた
十代前半の頃だったら
舐めるように読んでいたんだろうなあ
まぁ いいんです また 借ります
つか その前に 映画を見ろ て話ですか?話ですね
でも こういう製作者のメイキングの方が
実は本編より好きだったりします

漫画遍歴思い出話その4

2011-04-07 19:22:55 | 
あー!思い出した!
高校でハマったといえばそらもう
あれを忘れてちゃいけませんでした
バイト先の店長が
休憩時間や店が暇なときだったら読んでてええよ
と そういうきっかけで

週刊モーニング

あれで大阪豆ゴハンにハマったり
夢中で読んだのが
オフィス北極星
これがもうキャラクターやストーリーが
映画みたいで引きこまれて
毎度毎度の主人公ゴーの
起死回生のアイデア一手にスカッとしていました
ホント映画みたいな漫画でした

高校を出て専門学校に入り
初めて県外で一人暮らしを始めて慣れてくると
本を買うペースが加速度的に上がりました
一部伝説に「立読師の部屋には酒と本しか置いていない」といわれていたそうです
最近知りました(苦笑)

あいかわらずモーニングは買って読んでいて
たしかそのころ始まったのが
蒼天航路 
これの最初の方なんかは
登場人物皆が気持ちのいい
いーい男たちがいっぱい出てきて
(イケメンってぇことじゃないですよ)
読んでて気分が良かったなぁ
人バカスカ殺すけど…(^^;)
雑誌の表紙で若き曹操がなにかを叫んでいる絵の
なんちゃってキャプションで
「オヤジ!ラーメン一丁大盛りで!!」
てのには笑ったなぁ(笑)

あのころは近所に古本屋もあって
学校のある京都駅付近にはデカイ新刊本屋もあって
休日の飯代をケチれば何不自由なく本を買えまして
古本屋でYAWARA!コンプリートしたり
二十手物語にコーフンしたり(苦笑)
新刊本ではまったのはやっぱりあれです

Harlem beet

第一巻から主人公叱られてます
それでもそこからぐんっと成長する姿に惹かれたんでしょうね
美形キャラがどうの というまえに
ダメだった奴の成長譚としてすげぇ勇気や元気をもらったんです
この漫画は結局最終巻まで一旦コンプリートします

ああそうだ また時系が前後しますが
高校ん時 柔道部にも所属していて
一応 柔道部物語 も読んだんですが
個人的に実戦やイメージトレーニングに役に立ったのは
帯をギュッとね! でした

さて きくち正太からチャンピオンを好んで買って読むようになって
欠かさず読んでいたのが

グラップラーバキ

とっつきにくい絵柄でしたが
慣れてくると リアルに感じるのが不思議ですねぇ
たしか地下格闘技場編の総集編を買って何度も読みました
柔道経験の名残・・・ですかね?
今は本格格闘技マンガといえばあの絵になっちゃいましたか

あ それから 小山田いくの風の宿も好きでした
獣医ものだったし
最終回の言葉は今でも覚えてるなぁ
「血は水より濃いけれど 心は血より熱いから」
ま ここだけ読むとなんのこっちゃですね
あーそうそう!それからなんつっても
ウダウダやってるヒマはねぇ!
あれも線がすっきりしててねぇ
それでいて主人公がまたおしゃれだし
普通の不器用な不良漫画とはちょっと違った感じで好きでしたね
ああ 絵柄がグロイのになぜか読んでしまったのが
覚悟のススメ
あれは・・・魂に響く言葉の勝利なような・・・


そんななかでもゆうきまさみ病は進行しております
じゃじゃ馬グルーミングUPかかさず読んでいました
単行本もコンプリートしていました
馬のデッサンが文句なしでした

平行してきくち正太病 三四郎^2の後の
そばっかす!
柔道漫画でしたがいやもうありえねぇ鍛え方(笑)


専門学校時代はどちらかというと
サンデー方面から講談社やチャンピオン方面へ好みが移行していましたね はい 

読了報告3月

2011-04-03 13:44:37 | 
地震の影響で会社の休みが増えたので
溜まっていた図書館本を一気に消化
ついでに まぁ ちょっと笑えたマンガも
一冊感想を


南方熊楠の森 [単行本] 松居 竜五, 岩崎 仁 方丈堂出版

まじめに読んだのは南方熊楠
なんとなくの風評で
曰く 変人奇人 とか 粘菌の研究してた とか ネイチャーに論文を掲載してもろてた とか 大英博物館で研究生してた とか 人種差別主義者と喧嘩して辞めた とか 熊野古道あたりをフィールドにしてた とか
ま そういう話は知っていたけど
正味どういうことをした人なのか?
なにものなのか?
については よう知らんかった
んで この本で入門的に読んでみたわけです
この本自体は南方熊楠研究者による論考集で
大きく分けて熊楠帰国後の神社合祀反対運動と
南方マンダラについての論考に分けられる
いわゆる評伝ではないので
熊楠の生涯をストーリー的に知ることはできないが
熊楠の思想を現代で解釈するとどうなるか?
という視点で
南方熊楠入門の書として読むには結構当たり

後半熊楠と真言宗の住職との書簡が翻刻紹介されているが
これがもう死んだお爺ちゃんがこんな手紙を書いていたよなあ 
というような 旧仮名遣いなうえに
内容が抽象的なもんだから
いやはや…ぐっさん これそのままお経のようやわ(苦笑)

ぐっさんが当時としては恵まれた立場で
優れた研究者であったことは確からしいが
まぁ なんでもぐっさんが一番 とは
あまり思わない方がいいかな と
そこに焦点を合わせてリスペクトし過ぎると
あまりいいことはなさそうだ

個人的にはフィールドで粘菌観察を早く達成したいなぁ


エレキな春 (白泉社文庫) しりあがり寿 白泉社

しりあがり寿のナンセンス阿房マンガ
なんでそうなるの?それはどういう意味?だからなんなのさ?
とか考えこむと嫌悪感を抱くような漫画でさ
まぁ 思考を停止して
しりあがり寿の引いたナンセンス世界の
レールに乗っかっちゃって
一歩引いて見ないと笑えない


図書館の死体 (ハヤカワ文庫―ミステリアス・プレス文庫) ジェフ アボット (著), Jeff Abbott, 佐藤 耕士 (翻訳) ミステリアスプレス

図書館で借りて会社で読んでいました
正直に言うと読後
「これって…火サスじゃん…」
て思った
そのまま脚本化して土曜日の夜に放映していても不思議じゃない
ま そういうミステリ
これをハズレと見るかアタリと見るかは
まんま土曜サスペンスを欠かさず見るか
むしろ無視しているか
その習慣の違いが出るかも