立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

読了記録~ビブリアと山~

2012-03-04 20:39:50 | 
どっくりょ~

あいも変わらず漫画か会社本(苦笑)
家で読んでいる本はなかなかすすまないけど
ま 今年はこんなペースで(笑)
読了は以下三冊


岳 16 (ビッグ コミックス) 石塚 真一 小学館

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫) 共にアスキー・メディアワークス


まずは会社本 ビブリア~
なんかこう書くとカンブリア~ってかぶるのは私だけ?(笑)
さて 知る人ぞ知る今年の本屋大賞ノミネート作品
読んでみました
ん 面白いです
本に関するミステリってことで
さすがに人殺しとかはでてこないんですが
本の後ろに見える人間模様がしっかり描かれているので
なかなか読ませる人情噺です

しかし ホームズ役の栞子さんは
頭が切れる面と天然の面が同居しているために
どうも こいつ狙ってやってるんじゃね? 
的うがった見方をすると
すんげぇ嫌な女になってしまうんですが
多分 その 切れる女が天然を装って人を操る という面は
彼女の母親が今のところ担っているようです
今のところ ワトスン役の大輔君との
モジモジと進まない関係を単純に大輔目線で楽しめそうです

もうひとつ上げると
先に本の後ろに見える人間模様と書きましたが
それは 人に裏切られるつらさではないかな と思います
様々な意味で 大好きな人から裏切られるつらさを
登場人物たちはそれぞれ 傷つき 恐れ といった形で
ビブリア古書堂の周りで展開していきます
その辺りのフォローや救いがあることが
リアル世界のそれぞれの心にもある傷に重なって
そっと癒される感じがいいなぁと 思いました


さて お次は 岳 最新巻!
いよいよ三歩ヒマラヤへ!
この巻では具体的に山へ登るということと
抽象的な山(困難とか挑戦とか)へ登るということが
同時に展開されていきます
そして どちらも みんながんばれー!! と
三歩のバカみたいな笑顔とでっかい声で励まされる話でした
実際に山に登ることも
生活の中で人から「不幸だ」と同情の言葉が
簡単に投げかけられてしまうような 大変なこと でも
それが私の登る山だから と しっかりした足取りで
凹む間もなく前へ歩く応援の巻です

といったところでした
今年はゆっくり一冊ずつと付き合っていこうと思います
ガツガツ読みはたまーに ね