立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

読了報告 9月

2010-09-26 13:52:42 | 
なんとなくぽちぽち読んでいたら
読みかけ本を置いてけぼりに
新規に読了がぽちぽち

少女探偵金田はじめの事件簿 (ジェッツコミックス) あさりよしとお 白泉社

法螺さんより進呈された本
最近あさりよしとおの名前を見なくなったなぁ と
ぼやいたところ
荒野の蒸気娘に続いて↑が(笑)

「有名探偵の孫! 金田 一(はじめ)ちゃんでーす」
「…金田なんて探偵いたっけか?」

という主人公からして人をくった探偵者パロディ
感想は…あさりよしとおギャグワールド重箱の隅篇
て感じか…
グロイ エグイ エロイ
しかし変態さんという意味でなくこれを
おもしろい と思う人と ゲッ てなるひとと
分かれるだろうなぁ…
私はあさりよしとおのこういうグロさやエグさは
氏一流のギャグだよなぁ と意外に好きなんですが
さすがに有名探偵をもじったパロディサブキャラには…
「こんなんいたらいややー!!」引きました はい
飲み会後半のネタとしたら抜群です
「ねぇねぇ こんな漫画があってね…(笑)」


サイパンから来た列車―棟田博兵隊小説文庫 (光人社NF文庫) 棟田博 光人社

これも八月の終戦記念日を通過して
しかし何か読んでおきたいな と思っていたところ
法螺箱より出てきた一冊
なにやら今年テレビドラマで「歸國」と題した
倉本聡による脚本が放映されたとかで
ちょっとは話題になったのかしらん?
まぁー勧められなかったら絶対手にとらないジャンルではあります
しかし読んでみるとけっこう引き込まれるもんでして
表題作なんかは読後「うーん…」と
考えさせられる話でした
過去の人の皮をかむった現代批判という話でない分
じゃあ狂気のように玉砕せよと死んでいった人たちに対して
今の僕らはどうなんだろう…とかね
今の日本は最低だ とは思わないけど
戦争で死んだ人やその体験談まるごと
普段は「みないふり」しているのも確か
時代の空気感を裁く権利はないけれど
空気感を観察することはちょっと大事なことのような気がします
これは来年の夏までの宿題

というのは置いておいてもおもしろかったですよ
立読師としては「ポッポ班長万歳!」を
誰か少女漫画家に読みきりで描いてほしいなぁ


殿といっしょ1 (MFコミックス フラッパーシリーズ) 大羽快  メディアファクトリー

最近の 時代考証や年齢考証および史実を無視した
戦国武将を美形キャラ化する傾向には
眉をしかめる一人なんですが
と まぁえらそうにんなこと言ったって
私だってそんなに歴史に詳しいわけありません
時代考証家が付いて作る大河ドラマの役者さんのイメージが
そのまま武将のイメージになっていたりするあたりは
そこらのミーハー歴女と変わらない
私の中で伊達政宗は渡辺謙だったりするから笑えません
そんなところへ
「ばかばかしくて笑えるから」と
勧められたのが これ

・・・・・・わ、私の謙さんが・・・・・・orz
イメージがガラガラと音を立てて崩れる音を聞きましたね(T◇T)

しかし他の武将のキャラ作りは
ああ まぁ それもありかな・・・と
完全フィクション眼で割り切って笑って読めました


寝ても覚めても本の虫 (新潮文庫) 児玉清 新潮社

さて ようやっと読了の児玉清アタックチャァァァンス
コホン
これ ね 頭の中で児玉清さんのしゃべりで読むと面白い
対象に対して深いラブコールを込めていること
熱いラブに裏打ちされた面白い語り口であること
この二点でこの本はエンタメノンフ・オブ・ブックといっていいでしょう
児玉さん本当にエンタメ系海外モノが大好きなんだなぁ
んで 男性にしては珍しく作家に惚れて追いかけるタイプなんですね
本を読む人はだいたいタイトルや前評判 内容
といったテキストに惚れて読むタイプと
作家に惚れて○○さんの本だから読むというタイプに分けられて
前者は大体男性 後者は女性に多い なんてことを聞いたことがありますが
まぁ一般則じゃないですから気にすることもないんですが
児玉清 少女漫画もイケル口と見た(笑)


20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 ティナ・シーリグ (著), Tina Seelig (原著), 高遠 裕子 (翻訳)  阪急コミュニケーションズ

今年はサンデル教授の「ジャスティス」の年でしたねぇ
白熱授業の吹き替えDVD化キボンヌ
え?上の本と全然関係ない? ええ 確かに
立読師最初は上田敦生訳のドラッカー本をちょいちょい
Amazonのカートに放り込んでいたんですが
そしたら これからの「正義」のはなしをしよう にならんで
20歳のときに~ がおすすめに載ってきたんですよ
んで 結構面白そうだったんで
図書館で検索して借りて読んでみた というわけ
ドラッカーのエッセンシャル版は今図書館から手元にあるし
これで これからの「正義」~とスティーブジョブズの本を読んだら
今年の流行はほぼ押さえたも同然!?(笑)

読了感想に行きましょう
この本は大学でいわゆる「企業家コース」的な学科を選択した人が
読みそうな本
ていうと あ 私には関係ないわ て思うでしょ?
でもね 読んでみると 結構…自己啓発っぽい
まぁ「あいさつは基本」とか「いつも笑顔を心がけて」的な方向ではなくて(笑)
単純に 企業家精神て何? という問いに
方法論で答えた書・・・かな
んで どうも著者のティナは企業家精神こそ
生活にも人生にもとても重要なパーツだと考えているようで
実際 そういう講義をしている
成功するにはどうしたらいい?てのは
アメリカのキャリア志向なんかだと
切実に欲しがる方法論なんだろうねぇ
ゴールを「成功すること」に絞っちゃうところで
じゃあなにをもって成功とするか?てのは
議論してみないとわからないんだけどなぁ とか思った


さあて ただいま1532
机にはエビスが一缶乗っかってるけど
これは寝酒の楽しみに取っておいてだね
秋のたそがれを借景に 
英国式にあっちっちの紅茶入れもって
物理の散歩道 なんか読んじゃうかね 
イエイキングダム優雅(意味不明)

土曜日の話

2010-09-26 13:51:23 | 雑記
はいたい 立読です 

土曜日は陶芸教室にて正味2時間ほど

釉薬塗っておしまい
3ヶ月ぶりの教室だっつうのに…orz
ま 来月こそは…て 思ったらあーた
来月の教室日 一週繰上げだそうで
あいやぁ 友人の披露宴とバッティングだわ
そりでも秋の文化祭には当番しますと約束して
気持ちいい秋晴れの中を一路公園へ

散歩もパスして芝生ゾーンにごろり
うむ たまにはベンチの上のごろりも良いな
殿モードでご満悦なり
公園はなにやら夜にイベントがあるらしく
そのリハーサルの真っ最中
舞台監督のマイクはやかましいが
ジャズや弾き語りのリハをBGMに昼寝するのは
なかなかええ感じです

iPodを切って 足元から差し込む西日を腕組みで制して
ぼんやり雲ひとつない空を見て
アコギの音は生で聞くのがやっぱりええなぁ
あーうー とうつらうつら・・・
途中コンビニで買ってきた いろはすみかん を
ぐびぐび飲んで ぐっはぁ と息を吐くと
酔っ払わないジンでも飲んだように息が柑橘臭い(笑)

そーいやあ初めてジンを飲んだときは・・・
と 不意に思い出す
カラオケ友達で飲んで騒いで・・・
誰かのアパートに押しかけて・・・
ラスト第4ラウンドに空けたのがジンだったんだよなあ
ミカンみたいな香気が飲みやすいなぁ とか思っているうちに
ぐるぐるしだして気がついたら朝になってて
始発に乗ってアパートに戻ったんだけど
途中の歩道橋でリバース…二日酔い…タハハ…
あれいらいジンは鬼門で飲んでいない
ジンを勧められてもひるんでしまって飲めないんだよなぁ

そんなことをつらつら思い出しながら
ベンチから芝生の上へずり落ちる
芝生がよく密集して丈も高いので
金曜までの雨のなごりの水っ気がまったくない
ふこふこして心地良し で あるな(殿)
空は雲ひとつない
目の焦点を深宇宙で結ぶ感じでぼんやり見入る

放心

ややあってから ふう と起きだして
のそのそ帰る
明日は仕事だ

本日のお出かけやら雑想

2010-09-04 17:53:44 | 雑記
本日のお出かけ

はぁう…
お暑うございますね
エルニーニョ…来年の夏はラニーニャだそうで
来年の夏は涼しいらしいですよ…ってテレビの受け売りですが

さて そんなくそ暑い今年の夏
立読師的には結構健闘いたしましたよヘタレなりに
どこかの雑誌の特集コピーじゃありませんが

「暑さを楽しめ!!」

というコンセプトと共に
暑い昼下がりに自転車漕いでお出かけしてみていました
んで 本日も「今年最高の残暑」の予報に
阿房のテンションダダ上がりで
チャリでいく買い物ツーリングin残暑!!
とか思っていたのですが
生理二日目にして寝不足(テンションがあがりっぱなしで寝付けなかった)
そらああんたいくらあたしでもなりますよ生理痛
頭も身体もどんより重いわ脳はモーローとしているわ
こらあかんわ
つうわけで前置きが長くなりましたが
愛車パジェ朗を駆って出かけてきました
来週友人と東京で遊ぶ予定に加えて
その友人の誕生日も重なるので
誕プレを買いーの東京行きのチケットを買いーの


んで 買い物も済んで
おおそうだそうだ 
図書館にある雑誌のバックナンバーで調べたいことがあったのだ と
中央図書館へ
ま せっかくやし時間もちょいとあるので
公園を軽くお散歩
本日のぼんやり頭にはiPodを流しつつのてれてれ散歩でちょうど良し
木陰の芝生にとうっと寝転がろうと
思い切って受身体制で身体を中に浮かしたんですが
横受身で寝転がろうか前周り受身で寝転がろうか
頭と身体が決めていなかったために
妙な具合にへにょっと崩れ落ちるちょっと痛かった

ま そんなこんなも過ぎて図書館へ
BE-PALLの7月号あたりに たしか
キャリーバックでありかつ背負える
という立読師的にそれは欲しいぜひとも欲しい
旅行鞄が3×3cmほどの写真で紹介されていたんですよ
ええ 一目見て
「ワタシノモトメテイタノハコレダ!」
と感動すら覚えたのですが
よしよしこの鞄の名前をココで覚えておいて
後でAmazonで類似商品を探してみよう
そんなことを思って覚えた…つもりだったんですよね
ええ そう…家に着くころには つか
家路に着く車に乗り込んだあたりで
んな名前は忘却のかなたですよ

後で後では記憶神経破壊の呪文

私には金より重い言葉です
ま それでもバックナンバーをみればすぐにわかるさ
と たかをくくっていたのですが
いやーどうしたことだ
誰かが借りたまま 図書館から姿を消してしまったのですよ
7月号が…
ま それでも私も大人です
誰かが借りているならば 返却期限が過ぎれば
自然と手に取れるんじゃないか と
そう思って本日見てみたんですが

ない

ニェット メイヨー ナッシング…orz

あの鞄の名前や種類はわからずじまいで終わるのか…orz
種類が 商品名が 分かればいつか買うぞリストに入るのにしくしく

まぁいつまでも凹んでいても仕方がありません
気を取り直して 本の雑誌を 九月に入ったけど九月号が最新号を
さらっと読んだところで時間切れ
家路に着きました

家路に着く車内でふと
競馬のG1レースのファンファーレが口を吐いて出てきまして
ああ 競馬のファンファーレってないかな
と思ってみましたら
ありましたYou Tube
んで今それを聞きもって書いているんですが
誰か…競馬場へ連れて行ってください 馬が見たいよぉ
じゃじゃグルまとめて読みたくなってしまった
せめて競馬のファンファーレ集のCDとかないかなあ
世の中にはアメリカ横断ウルトラクイズのサントラもあるくらいなんだから…
と思って探してみたら…ありましたよ
しかも○○年版って…毎年違うんかい…
どうしよう…おっきいTHUTAYAなんかでレンタルしてたら
迷わずレンタルしてiPodに入れてしまいそうだ


ああそうだ 話が唐突に飛びますが
コミックバンチが休刊しちゃったよぉしくしく
もう金曜日のお楽しみが一つ減っちゃったなぁ
んで 休刊号の前号のコンシェルジュを読み逃していたので
ああ リョーコちゃんはどうやって大統領を助けたんだろう…
と 気になっていたんですが
先日某和食屋でドジョウの柳川をご飯と味噌汁お新香つけた
定食で食べていたと思ってくださいよ
ま その店にですね 置いてあったんですねぇ(喜)
コミックバンチのバックナンバーが(小躍)
さっそく読みました
「ぐっ」ときました じーん としちゃったねぇ
しごくあたりまえの正論を奇をてらわずありたきりの演出で描いているのに
心を小刻みに揺さぶられる
まぁ「ベタってこと?」と聞かれると返答に困るんですが
ベタな論旨だからダメってことはないじゃない?
と 苦し紛れに言ってみます はい
約束します この漫画がもしも文庫化されたら
大人買いしますよ私ゃぁ
 

読中報告

2010-09-04 16:56:13 | 
読中報告

現在読中は

寝ても覚めても本の虫 児玉清 新潮文庫

もやしもん(9) 石川雅之 講談社

寝ても覚めても~は会社本なので
読了は今月末か来月までかかるか…
つか 8月なにか読了したのか私?

ま それはさておき
もやしもん とりあえず ざっと読みましたが
まだ堪能!というほど特にネームを読み込んでいないので
さー…まだ感想らしいものも無し
唯一 ギョッとしたのが

「茶畑ってへびがいっぱいいてこわいよねー」

へびがいっぱいいて…へびがいっぱい・・・いっぱい・・・へび・・・

うあああああああああああああああああ!!!
<<(>■<;)>>…… 茶畑…コワッッ!!

もう一生 茶畑に茶摘になど行くものかと
硬く心に決めました
未だ行ったことも無い茶畑は
もう恐怖ゾーン決定です 

あ そいで
前項で未読に上げた本はどうしたかというと
目すら通していないという
放置プレイもいいとこです…orz