読了記録
ポグリ [コミック] 中川いさみ 角川書店
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か [ペーパーバック] エリヤフ・ゴールドラッド(著), 三木本亮(翻訳)
博士の愛した数式[新潮文庫] 小川洋子 新潮社
前回の 木をみて森をみない は
めずらしく一つの本をじっくり語れたけど
今回は三冊同時にいつもの感じで
もうちょっと思考をまとめあげる体力があると
一冊一話で書けるような気がするんだけどねぇ
ま なんちゃって作家気取りだからその辺が甘い ということで(笑)
さて ポグリ
作者曰く「石鹸ぐらいの硬さの絵を描いてみたい」という
半ページ漫画
ナンセンスでシュールな話もあるが
一方で地方新聞の四コマみたいなオチのものもあったりして
いまいちメジャーになりきれないくすぶり感がある
そこを まぁ良し とみるか ダメじゃん と切り捨てるかで
好き嫌いが分かれるような気もする
親戚の家へ行って気軽に
「あ?それ?いいよ 持ってっても」
とか言われちゃう本ってこういうのだよな と いや褒めてんですよ
お次は The Goal! 読了して
「ッゴーォォォオオオオッル!!!!!」と達成感を味わったのは
私だけじゃないはずだ 多分
前半2/3は傾いた工場の建て直しサクセスストーリーだけど
残りは工場も立て直せて昇進したら…その後どうしたらいいんだ?
という自問自答編
この本は主人公の思考の工程を理解の形で一緒に楽しめる本だが
このラスト近辺は少し抽象的でついていけない感がないでもない
が…結局ファイナルアンサーの台詞を読んでしまうと
それでなにかすっきり悟ったような気になれるので
後味は悪くない
この本はずいぶん昔に大流行した本らしいので
いまさらこの本に出てくるキーワードを賢しらに披露してやろうたくらむと
却って失笑されるかもしれないなー(苦笑)
しかしこの本の話を知っているといないとでは
生産ラインの配置や稼動スケジュールに大して思うところはずいぶん違う
あまりにルーチンな仕事や単純作業にばかり回されても
「おれいらない人?」と腐るより
「あ おれポジション的に非ボトルネック要員か?」
と思えば 次に回される仕事の先も読めるし
いちいち社長を無能呼ばわりしてふてくされるストレスを回避できる
そういう意味でおいらにはとても有意義な一冊であった
んで 会社で読んでた本
博士の愛した数式…
上品な 上品な物語ですなぁ(´-`)
ピュアなものを愛しむ話でした
ピュアなものをわかりやすく具現化したのが
記憶が80分で途切れてしまう老数学者なわけだけど
主人公の愛しむ対象は具現的な「博士」以上に
数字 の美しさにある
この美への焦点のあわせ方が小川洋子さん独特のセンスじゃないかなーと
文庫解説を小川さんに取材された数学者藤原正彦さんが書いておられる
取材された側という得意な立ち位置を上手く生かした
小川さんの人となりをうかがわせるエピソードや
もちろん物語世界の解説もまたきちっとしていて
まだ味読の方がおられたら是非にも文庫版で解説もお楽しみください
それにしても…80分間の記憶が81分目にはすっかり消去されて
記憶に障害を負った1975年までの記憶の自分になってしまう
というのはにわかに信じがたいですねぇ
なんか…最初の10分間くらいまったく記憶にないというのなら
私でもしばしば心当たりがないわけでもないんですが
そうなると 最後の79分目辺りからの1分くらい
記憶に残っていてもいいんじゃないか? とか思っちゃうんですけどね
記憶がだいたい5分のスパンでずれていく立読師です
つまり5分前に考えたことが5分後にはすっこり忘れているという…
いや 5分間は覚えていられるんですけどね
6分目には最初の一分のことを忘れているという…
ま 冗談ですが
ポグリ [コミック] 中川いさみ 角川書店
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か [ペーパーバック] エリヤフ・ゴールドラッド(著), 三木本亮(翻訳)
博士の愛した数式[新潮文庫] 小川洋子 新潮社
前回の 木をみて森をみない は
めずらしく一つの本をじっくり語れたけど
今回は三冊同時にいつもの感じで
もうちょっと思考をまとめあげる体力があると
一冊一話で書けるような気がするんだけどねぇ
ま なんちゃって作家気取りだからその辺が甘い ということで(笑)
さて ポグリ
作者曰く「石鹸ぐらいの硬さの絵を描いてみたい」という
半ページ漫画
ナンセンスでシュールな話もあるが
一方で地方新聞の四コマみたいなオチのものもあったりして
いまいちメジャーになりきれないくすぶり感がある
そこを まぁ良し とみるか ダメじゃん と切り捨てるかで
好き嫌いが分かれるような気もする
親戚の家へ行って気軽に
「あ?それ?いいよ 持ってっても」
とか言われちゃう本ってこういうのだよな と いや褒めてんですよ
お次は The Goal! 読了して
「ッゴーォォォオオオオッル!!!!!」と達成感を味わったのは
私だけじゃないはずだ 多分
前半2/3は傾いた工場の建て直しサクセスストーリーだけど
残りは工場も立て直せて昇進したら…その後どうしたらいいんだ?
という自問自答編
この本は主人公の思考の工程を理解の形で一緒に楽しめる本だが
このラスト近辺は少し抽象的でついていけない感がないでもない
が…結局ファイナルアンサーの台詞を読んでしまうと
それでなにかすっきり悟ったような気になれるので
後味は悪くない
この本はずいぶん昔に大流行した本らしいので
いまさらこの本に出てくるキーワードを賢しらに披露してやろうたくらむと
却って失笑されるかもしれないなー(苦笑)
しかしこの本の話を知っているといないとでは
生産ラインの配置や稼動スケジュールに大して思うところはずいぶん違う
あまりにルーチンな仕事や単純作業にばかり回されても
「おれいらない人?」と腐るより
「あ おれポジション的に非ボトルネック要員か?」
と思えば 次に回される仕事の先も読めるし
いちいち社長を無能呼ばわりしてふてくされるストレスを回避できる
そういう意味でおいらにはとても有意義な一冊であった
んで 会社で読んでた本
博士の愛した数式…
上品な 上品な物語ですなぁ(´-`)
ピュアなものを愛しむ話でした
ピュアなものをわかりやすく具現化したのが
記憶が80分で途切れてしまう老数学者なわけだけど
主人公の愛しむ対象は具現的な「博士」以上に
数字 の美しさにある
この美への焦点のあわせ方が小川洋子さん独特のセンスじゃないかなーと
文庫解説を小川さんに取材された数学者藤原正彦さんが書いておられる
取材された側という得意な立ち位置を上手く生かした
小川さんの人となりをうかがわせるエピソードや
もちろん物語世界の解説もまたきちっとしていて
まだ味読の方がおられたら是非にも文庫版で解説もお楽しみください
それにしても…80分間の記憶が81分目にはすっかり消去されて
記憶に障害を負った1975年までの記憶の自分になってしまう
というのはにわかに信じがたいですねぇ
なんか…最初の10分間くらいまったく記憶にないというのなら
私でもしばしば心当たりがないわけでもないんですが
そうなると 最後の79分目辺りからの1分くらい
記憶に残っていてもいいんじゃないか? とか思っちゃうんですけどね
記憶がだいたい5分のスパンでずれていく立読師です
つまり5分前に考えたことが5分後にはすっこり忘れているという…
いや 5分間は覚えていられるんですけどね
6分目には最初の一分のことを忘れているという…
ま 冗談ですが