立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

おひとりさま忘年会

2011-12-31 07:57:50 | 雑記
毎年仕事納めが終わったら一晩漫画喫茶で遊ぶことにしている
ま コンビニで夜食やら朝飯やら買ってね
んで 少々のアルコールも持参して(笑)
一晩中ネットをつつくもよし
漫画を1タイトル完読するもよし

だったんだけど
今年はドライで行くことにしました
しらふで12時間漫画本マラソン
いやなに 前日にちょいと飲みすぎて
昼場「アルコールの神様・・・二日酔いのない世界をください・・・orz」
なダメージを受けてしまったんでね
二日酔いです はい

夜食と朝食を7で買っていざネカフェ
今夜は蒼天候路読破しちゃおうかな♪ と
いさんで読み出したんですがー
5巻まで来てお代わりにいくと・・・6・7巻がない
「んだよー誰か読んでるのか」
気にも留めずに鉄腕バーディーにシフト
まぁ鉄腕~読んでるうちに戻ってくるだろ6・7巻・・・
と・・・思っていたが甘い
バーディー読破した時点でもまだ棚には戻ってきていないんだな これが
考えられるのは
1.いろんな人がタイミングよく読んでいる
2.読み終えたくせに棚に戻さずブースで爆睡
まー仕方がないんだけど
んで 一旦会計していてふと第三の可能性を閃いて
バイト君に聞いてみた

「あのー蒼天候路の6・7巻がないんだけど・・・ひょっとして・・破損してる?」
「あっ あー・・・すいません そうなんですよ 今度新しく買っときますね」

あー逆さビンゴー(T▽T)


さて せっかくの遊びナイトだしな
夜食はジャンクなのもいいやね たまにはね(笑)
と 購入したのはポップコーン(チーズ味)
しかしーこれはミスったね
一袋食いきれない けっこー飽きるんだわ食感が
おかしいなー昔はレンタルビデオ見ながら
コーラにポップコーン 出前ピザ ペロリだったんだけどなー
あれが若さというものか? 歳か?これが歳というものか!?
大量に余ったポップコーンをどう始末したものか・・・
どこかに電送できないものかね? ハエとか混入しなければいけるんじゃ・・・
とかいう阿呆をいうても仕方がない
ハトの餌・・・あ 近所にハトいないわ キジバトは・・・ポップコーン食うかな・・・


ま なんのかんのネガティブなこともあったけど
総じて楽しかった
久しぶりに7のグラタン食べたし
読んどきたかった漫画は1タイトル読めたし
蒼天候路はやっぱりまとめて通しで読んだほうが
かえって細かいところまで読みが届くってこともわかった
なにより久しぶりに豪快 痛快 爽快な漢どもを読めたのがよかった
今度はちゃんとそろっている漫画喫茶でリベンジだ!

読了記録~とりあえず3冊~

2011-12-28 23:33:15 | 雑記
読了記録を付けるようになって困ったことは
無意識に「たくさん読んだほうが偉い」と数をこなす方へ
ウェイトが傾きかけることと
読みながら「どうまとめて記事にしようか」と気が散って
ちっとも内容に入り込めないこと
なるべくなら考えないで単純に タハ オモチロイ と
面白がっていたいんだけど 
より偉く見せようとか いいこと言ったオレ的ドヤ顔をしたいのもまた人情
まぁ それを臆面もなく出したら自分で恥ずかしいから
こうして「これはいかんよきみぃ」と自分に説教するかのごとく書いている

ま 前置きが長くなったけど最近読了したのは以下三冊+読みかけ


茶の間の正義 山本夏彦

テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス) ヤマザキマリ エンターブレイン

う(1) (モーニングKC)  ラズウェル細木 講談社


茶の間の正義 は古本で会社において来ちゃったから
出版社とどこの文庫のかがわからないので書けず
最初はテレビに向かって「最近は馬鹿ばかりだ」と
茶の間の安全圏で悦に入っているおとっつぁんを揶揄した本かと
思っていたんだけどちょぉっと予想とズレていた
この山本夏彦という人 誰の味方もしない誰も褒めない
いや 誰かの味方をして誰かをこき下ろす
というのを期待して読んでいると
腹が立つかイラッとするか突っ込みどころ満載やぁっと投げ出したくなる
ボクシングで例えると セコンドとボクサー二人とレフリーを
同時にやってみせる といった感じだ
勧善懲悪 理路整然 誠心誠意…そういう文章に慣れきった目で読むと
非常に精神衛生上よろしくない 
1エッセイ中でけなされた褒められたと振り回された挙句
山本夏彦一人に高みから見下されているような気分にもなる
よくないが かといって世間不信に拗ねて見せても埒があかない
せいぜい「いやぁくせのあるおとっつぁんだね」と哄笑するしかあるまいよ
この境地にたどり着くまでに末章までかかった
もう二三冊は読んでもいいよと今は気を許している


さて テルマエ
4巻に来てとうとう帰れなくなった…
というところで ははーん わかりましたよ先生
映画化のストーリーはこの辺からですね?
上戸彩の役どころはここですね? と
ワトスン的に推理している


ラスト う
いつかは読むだろうと思っていた本
うなぎ好きがただひたすら
うなぎを食べる話が延々と続く漫画
ネタはうなぎの食べ方から料理の種類で
主語が酒になれば酒のほそ道
何巻までも続いてしまいそうな予感を持たせる話の構造は
さすがラズウェル細木
うなぎはちょっと…という方も
醤油と脂の焦げた匂いを夢想したら
うなぎでなくてもいい
やきとりでも炭火焼漬け焼肉でも とにかく走れ!!(笑)


さて ラストのラスト読中記録

三谷幸喜のありふれた生活9 さらば友よ [単行本]  三谷幸喜 朝日新聞出版

図書館からこの年末年始のウフフ本として借りてきた一冊
この連載がいつまでつづくのか
このまま新宿赤マントのようにはてしなく巻を重ねたらどうしよう
そういう不安に駆られて今巻は買わなかった
卒業だぜ! と思っていたんだけど
やっぱり読んでみるとめっぽういかおもしろい困ったね
老猫オッシーとの別れが進む話は切なく
はじめてのオフブロードウェーでのミュージカル話は心が踊り
相変わらずこのエッセイを読んでいる間は
ちっさい三谷さんが心の独り言を全て三谷エッセイ風につぶやいてくれる
やっぱり 良い 三谷さん(笑)


さて 今年の読了記録は多分これで終わり
年が変わるまでに極私的ベストテン2011をアップしたら2012年になると思います
さしあたって明日明後日は大掃除

読了報告~ゆうきセンセと小林センセ~

2011-12-11 21:23:36 | 
読了記録~ゆうきセンセと小林センセ~

ゆうきまさみのはてしない物語 天の巻(角川スニーカー文庫) ゆうきまさみ 角川書店
ゆうきまさみのはてしない物語 地の巻(角川スニーカー文庫) ゆうきまさみ 角川書店

考えるヒント 小林秀雄


ゆうきまさみの~ はNT長寿連載の漫画コラムを文庫化したものです
ちなみに 地の巻 は半分
ゆうきまさみのもっとはてしない物語 
にも収録されています
前期の頃はゆうきセンセもずいぶん説教くさいことを書いているんですが
後半になると身辺雑記が増えてずいぶん穏やかなコラムになります

んで思ったんですが
多分世の中に言いたいことや考えていることを表現する場があるってのぁ
昔は特権的なものだったんですよねぇ
世の中に物を申したくば漫画家でもいいからそれなりに
世間に名なり功なり立てていないといけなかったわけです
しかし今はネットでいくらでも
ちょいと見てくれのいい筋の通ったご意見 というのが
ごろごろ目にすることができるようになって
そうだそうだと拡散することもできるわけです
名もない立派な人が意見だけでも人の目に表明できるようになった
といえば聞こえはいいんですが
逆に今までちょっと見てくれのいい意見程度でも原稿料をもらって
発表してきた方からすると
これは…危機 というより 
お金を払ってでも読んでもらえる文章のハードルがあがっちゃったなぁ と思います


考えるヒント は図書館でハードカバーの旧仮名遣いで読みました
いや 単に文庫代をケチって借りようとしたらこれしかなかった
旧仮名遣いだけあってつっかかりつっかかり
読めない漢字に意味が分からなくてそのまま文章に入り込めないわ
言うてることが はいぃ? と阿呆なわしにはわからんかったりで
読んだ とは言えない気もするんですが
しかし 考えるヒント ですから
意味は分からんでもフィーリングで感じ取れるものがあれば
それでよかろう ドント シンク フィーィッル! 
つうわけで読了記録も付けちまうのです厚顔無恥と笑わば笑えなんてな
読んだ一言一句や文意をすっこり忘れてしまっても
なんとなくふんふんと読み行ってしまう点では
自分的には開高健と同じ匂いがする
まぁ 開高大兄とは食欲や匂いに敏感に共感できる点が違うんですが
なんとなく小林センセに
「だってきみ これは……で おかしな話じゃないか」とか
「そりゃあこう言えば しかし……でしょう?という訳知り顔もいるけれど やっぱり常識はこうだろう」とかとか
ひとつ自分に一本筋を通した意見を言われてしまうと
猪口才な小僧っ子の知ったような口なんぞ
しょせん賢しらな安もんのメッキでしかないように思えてしまいます
だから傾倒する という人もいるんだろうなぁ

あ 今から読むなら文春文庫版が常用漢字で出ていますから
そちらの方がお得…つか楽です


ゆうきセンセと小林センセを同時に読んで
見てくれのいいちょっといいこと言った程度の意見で満足していていいのか?
と問われているように思いましたです はい
いや 両センセの意見がその程度だと言いたんではないんです
どちらのセンセも 一見筋の通っているような流行りの意見を
否定して疑うことから自分の意見を主張する方法をとっていますから
遅れてきた弟子(笑)としては
反対意見を聞くとかそういうんではなく純粋に意見を疑う
てところが はぁーそういうもんですか と
正座して身を乗り出して聞き入ったような格好になったってぇ話です 

読了~~~漫画4タイトル~

2011-12-04 02:07:25 | 
宇宙兄弟(1)~(16)(モーニングKC) 小山宙哉 講談社

よつばと! 11 (電撃コミックス)  あずまきよひこ アスキー・メディアワークス

ぼくらのカプトン3(ゲッサン少年サンデーコミックス) あずまよしお 小学館

誰も寝てはならぬ(16)(ワイドKC) サライネス 講談社

 

宇宙兄弟 刊行巻まで読了しました
いやー 雑誌を立ち読んで
大まかにストーリートピックスは抑えてるつもりなんですが
いかんせん立ち読みなんで
何週かコンビニに行くことがなかったりすると
てきめんに「あ 話変わってる」 と
「え?この人誰?」とか「あの話は結局どうなったの?」 と
ストーリーの糸に空白が出来ちゃうんですよね
まぁわからないままでも週刊雑誌では
さして問題も無く途中下車途中合流は可能なんですけど
やっぱりコミックを通して読まないとね
空白部分がいつまでも埋まらないわけです

んで 宇宙兄弟 良い!
もうこれは…かなり人生応援漫画じゃないでしょうか
BGMにウルフルズのガッツだぜ サンボマスターのできっこないをやらなくちゃ クレイジーケンバンドのあ、やるときゃやらなきゃダメなのよ
なんかかけちゃった日にゃぁもう コーフンして眠れませんぜ
宇宙兄弟でsoul words集作って欲しいですよ
だれかネットで作らないかな


さて、話変わって よつばと!

ますますよつばは子供らしくなりましたねぇ
へたするといつか漫画としてキャラクターが立たなくなるんじゃないか
ってくらいリアルです
あずま先生はどこへ向かってしまうんだろう…


ラスト ぼくらのカプトン
はぁー 柴田キャプテン…おつかれっした
レギュラーが漫画の中で歳をとって
部活の世代交代がある漫画っていうと
私の知る限りでは「キャプテン」くらいなんですが
あれくらいの長寿漫画…つか世代交代はして欲しいものです(笑)
んで 柴田が引退してからセカンドシーズンが雑誌では始まっていますが
いや 奥さん これがけっこう面白いんだわ


あ そうだ 誰寝
オビのコピーが最高です 「明日でも、エエ?」
ああ わしも仕事でそれ言ってみたいですわ(笑)
日常でもそれを言ってみたいですわ(笑)
ほんで 明日になってもちゃんとやらないんですけどね(笑)
まぁ 半泣きのやっつけ仕事がかえって評価されるなんてのは
漫画だけの話ですから
息なが~く仕事続けるには規則正しくテンポ良くやらなあきませんわな
ココロにハルキちゃん仕事はりらちゃんで(笑)
「明日でも、エエ?」「ダラダラやらないの!」