こうして日曜日に読了記録をつけるのも久しぶりです
今回は読了に長い時間がかかった一冊
十皿の料理―コート・ドール (御馳走読本) 単行本 – 1992/2 斉須正雄 朝日出版社
時間がかかったわけは個人的な事情です
この本を買ったのは大学時代だったんですが
飲み屋で一人飲みするときだけ持ち歩いて
酩酊しつつちびちび読んでいたんですよ
酔っ払いながらなので内容なんかちらとも覚えているわけもない
乱暴に鞄に突っ込んでいたから表紙カバーも
どこかへいってしまっています
新しい家ができて
やっと自分の本を実家から少し持ってこられるというとき
ふと この本が目にとまって
そういえば ちゃんと読んでやらないとな
って売らずに長野へ持ち帰ったんだっけ
と思い出してここ数日で丁寧に読み通したってぇ本です
この十皿の料理は
1メニューずつが 斉須さんの若かりしころ
なりたい自分に自分を造り変えるために
極細の伝手を頼りにフランスへ飛び
見事に熱意を昇華して
日本へ帰ってきて自分の店を出す
ぐらいまでの彼の想いや経験が強くリンクしているメニュです
どんな体験談なのかどんな想いをしてきたのか は
本を読んでもらうとして
立読師の感想は
イケてるカッコイイ自分でありたい変身したい
若いころは才能ってやつさえあれば
今さえない自分も輝けるって思いを
誰でも抱いたことがあると思います
でもカッコよく着飾ったイケてるじぶんを演じ続ければ
そうでありたい自分を演じ続ければ
いつか変身は完了して完璧な理想の自分になれるか?
それは ないなー ってわかっちゃうんです
自分は特別な何者かではない自分自身にしかなれない
こう書くと
理想や夢を持つことを否定しているように見えますが
ちゃうんです
今自分はイケてない でも イケてる自分になりたい
そういう想いをエネルギーにして
じゃあどうやったら本当になりたい自分を造れるのか
考え 行動し ケツは自分で持つ
泥や汗にまみれて苦しさ耐えて変な顔しながら
でもユーモアは忘れずにのびのび力を出し切って
毎日を丁寧に生きて積み重ねていくと
シンプルな 自分がなりたい自分自身 になっていくのが
成長ってことなんじゃないかなと
私はそう思います
斉須さんの料理の肝って
たいしてお高いわけでもない素材でも
丁寧に正しい手順を積み重ねていけば
お客さんからお金を払ってもらえる価値のある素敵な料理ができる
てことかな と
料理人らしい発想で自分の人生の芯にも応用の利く思想だなぁとおもいました
卜実(飾らない誠実さ)という言葉は好きな言葉ですが
この言葉を実践する凄みのある圧が迫ってくる
アツい本です
今回は読了に長い時間がかかった一冊
十皿の料理―コート・ドール (御馳走読本) 単行本 – 1992/2 斉須正雄 朝日出版社
時間がかかったわけは個人的な事情です
この本を買ったのは大学時代だったんですが
飲み屋で一人飲みするときだけ持ち歩いて
酩酊しつつちびちび読んでいたんですよ
酔っ払いながらなので内容なんかちらとも覚えているわけもない
乱暴に鞄に突っ込んでいたから表紙カバーも
どこかへいってしまっています
新しい家ができて
やっと自分の本を実家から少し持ってこられるというとき
ふと この本が目にとまって
そういえば ちゃんと読んでやらないとな
って売らずに長野へ持ち帰ったんだっけ
と思い出してここ数日で丁寧に読み通したってぇ本です
この十皿の料理は
1メニューずつが 斉須さんの若かりしころ
なりたい自分に自分を造り変えるために
極細の伝手を頼りにフランスへ飛び
見事に熱意を昇華して
日本へ帰ってきて自分の店を出す
ぐらいまでの彼の想いや経験が強くリンクしているメニュです
どんな体験談なのかどんな想いをしてきたのか は
本を読んでもらうとして
立読師の感想は
イケてるカッコイイ自分でありたい変身したい
若いころは才能ってやつさえあれば
今さえない自分も輝けるって思いを
誰でも抱いたことがあると思います
でもカッコよく着飾ったイケてるじぶんを演じ続ければ
そうでありたい自分を演じ続ければ
いつか変身は完了して完璧な理想の自分になれるか?
それは ないなー ってわかっちゃうんです
自分は特別な何者かではない自分自身にしかなれない
こう書くと
理想や夢を持つことを否定しているように見えますが
ちゃうんです
今自分はイケてない でも イケてる自分になりたい
そういう想いをエネルギーにして
じゃあどうやったら本当になりたい自分を造れるのか
考え 行動し ケツは自分で持つ
泥や汗にまみれて苦しさ耐えて変な顔しながら
でもユーモアは忘れずにのびのび力を出し切って
毎日を丁寧に生きて積み重ねていくと
シンプルな 自分がなりたい自分自身 になっていくのが
成長ってことなんじゃないかなと
私はそう思います
斉須さんの料理の肝って
たいしてお高いわけでもない素材でも
丁寧に正しい手順を積み重ねていけば
お客さんからお金を払ってもらえる価値のある素敵な料理ができる
てことかな と
料理人らしい発想で自分の人生の芯にも応用の利く思想だなぁとおもいました
卜実(飾らない誠実さ)という言葉は好きな言葉ですが
この言葉を実践する凄みのある圧が迫ってくる
アツい本です